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□ 新・基本英文700選:151.
They were disappointed that you could not come.
あなたが来られなかったので彼らはがっかりしました.

〔They〕 were {disappointed} 〈that you could not come〉.


【重要な構文・文法事項】
●be disappointed that─ 《S V C A》(◆“that―”は,「副詞節」とする説と「名詞節でその前にあった前置詞が義務的に省略された副詞句である」とする説と「名詞節で直前の形容詞の目的語である」とする説がある.)
   ● ─ということにがっかりする

【文法的分析】
〔They〕:S
~~~~~
《were disappointedをdisappointの受動態と考えると》
were disappointed:-V③
《disappointedを形容詞と考えると》
were:V②
{disappointed}:C
~~~~~
〈that you could not come〉:副詞節A
「名詞節でその前にあった前置詞が義務的に省略された副詞句である」とする説と「名詞節で直前の形容詞の目的語である」とする説もある.
that:接
〔you〕:S’
could not come:V’①
時制の一致
【単語】
disappoint
    〈動③〉O〔人〕を失望させる[がっかりさせる],O〔人〕の期待にそむく;
    O〔計画・希望など〕(の実現)を妨げる[くじく],O〔期待・約束など〕を裏
    切る[破る]
disappointed
    〈形〉(人が)がっかりした,失望[落胆]した;(計画・希望が)くじかれた,
    当てが外れた,むなしくなった,挫折した
【文法・語法】
★ 形容詞補語に節が続く場合
 形容詞補語に続く節は,次の3つの解釈がある.F.o.R.では下記の2を採用しているが,ここでは簡略な3を採用する.
1.副詞節で形容詞を修飾する.
2.名詞節で,その前にあった前置詞が省略された副詞句である.
3.名詞節で,形容詞の目的語である.
『(cf. ルミナス:thatの接続詞の項)that 接 [副詞節を導いて]  [形容詞に続く節を導いて] (・・・である)ことを, (・・・である)ことについて,・・・なので. [語法]この場合 that はしばしば省略される. ♦ I am afraid (that) she will not come. 彼女は来ないのではないかと思う.♦ We are sorry (that) you cannot stay here any longer. もっと長くここにいていただけないのは残念です.♦ I am very happy (that) you have agreed to my proposal. あなたが私の提案に同意してくれてとてもうれしい. [構文]「be+形容詞+(that) 節」をとる形容詞 [例] Are you sure (that) you turned the gas off? ガスは確かに消しましたか. ♦ aware (・・・であることに)気づいている. ♦ careful (・・・するように)注意している. ♦ confident (・・・であると)確信している. ♦ disappointed (・・・であるので)がっかりしている. ♦ glad (・・・であるの))喜んでいる. ♦ proud (・・・であることを)誇りに思う. ♦ sad (・・・であるので)悲しい. ♦ surprised (・・・であるので)驚いている.』
『(cf. 英語リーディング教本p.136)前置詞+that節
 従属接続詞のthatが作る名詞節が前置詞の目的語になるときは,in・except・but・save以外の前置詞は省略されます(省略しなければいけないのです). thatの省略は任意的で,省略しなくてもよいのです.』
『(cf. ランダムハウス:thatの接続詞の項)that conj. 《名詞節を導いて》・・・ということ 《形容詞の目的語として》 ◆I’m sure (that) you’ll like it. きっと気に入ってもらえると思います.』




□ 新・基本英文700選:152.
I am afraid that I shall not be free till the examination is over.
試験がすむまでは忙しくて暇がないだろうと思います.

〔I〕 am {afraid} 〈that 〔I〕 shall not be {free} 〈till〔the


examination〕 is 〈over〉〉〉.


【重要な構文・文法事項】
●I am afraid that─. 《S V C A》
   ●(残念ながら)─ではないかと思う,あいにく―かもし
    れない
(◆ 好ましくないことについての語気を和らげるために用いる.)
ⓐI am afraid that─.《S V C A》
○I am afraid ─.《S V C A》
○I'm afraid that─.《S V C A》
○I'm afraid ─.《S V C A》
ⓑ ―, I'm afraid.《S V C A》
(◆“that―”または“―”は,「副詞節」とする説と「名詞節でその前にあった前置詞が義務的に省略された副詞句である」とする説と「名詞節で直前の形容詞の目的語である」とする説がある.)
    ①(残念ながら)─ではないかと思う,あいにく―かもし
    れない(◆ 好ましくないこと・不快な事柄についての語気を和らげるため
    に用いる.)
    ② 申し上げにくいのですが,遺憾ですが(◆ 相手の意見に賛成
    できないときや,誤りをやんわりと指摘するときなどに使われる.)
【文法的分析】
〔I〕:S
am:V②
{afraid}:C
〈that I shall not be free till the examination is over〉:副詞節A
「名詞節でその前にあった前置詞が義務的に省略された副詞句である」とする説と「名詞節で直前の形容詞の目的語である」とする説もある.
that:接
〔I〕:S’
shall not be:V’②
shallは「単純未来」
{free}:C
〈till the examination is over〉:副詞節M’
till:接
〔the examination〕:S’’
~~~~~
《overを副詞と考えると》
is〈over〉:V’’①
《overを形容詞と考えると》
is:V’’②
{over}:C’’
~~~~~
【単語】
till
    〈接〉〔動作・状態の継続〕─するまで(ずっと);〔主節の動作の結果〕(─し
    て)ついに─,(─して)とうとう;〔否定文の主節の後で〕─するまでは(~
    しない),─して初めて(~する)
over
    〈副〉or〈形〉終わって,済んで,過ぎて
【文法・語法】
★be overのoverの品詞
 over「終わって,済んで」は,研英中・プログレッシブ・ライトハウス・リーダーズ英和では形容詞とされているが,ロイヤル英和・旺英中・ランダムハウス・サンライズクエスト・新グローバル・ユニコンでは副詞とされている.G4・G大では副詞の項に記載されているが,《◆形容詞とも考えられる》と付記されている.
【参考】
◆is overのoverについては,「はじめての英文法・英語構文詳解」では『is:2 over:形容詞的副詞』としており,「勝手に英文解釈」では『that節内は、S / shall not be / free / ((till s v a)) 』と副詞としています.
【代替例文】
★I am afraid (that) ─
□ 入試英語最重要構文540:098
彼女はまだ来ていない.道に迷ったのかも知れないと思う.
She hasn't come here yet. I am afraid she may have lost her way.
□ 英語必修例文600:580
私なんか一番あなたに助言できない人間ではないかと思います.
I'm afraid I'm the last person to give you advice.




□ 新・基本英文700選:153.
I am sure I met him somewhere, but I do not remember who he is.
たしかにどこかで会った人だが,誰だか思い出せない.

〔I〕 am {sure} 〔〔I〕 met 〔him〕 〈somewhere〉〕, but 〔I〕


do not remember 〔〔who〕〔he〕is〕.


【重要な構文・文法事項】
●be sure ─ 《S V C A》
   ● ─ということを確信している,─ということに自信があ           る,確かに─と思っている

○be sure that─《S V C A》
○be sure ─《S V C A》
(◆“that―”または“―”は,「副詞節」とする説と「名詞節でその前にあった前置詞が義務的に省略された副詞句である」とする説と「名詞節で直前の形容詞の目的語である」とする説がある.)
   ☞ ① ─ということを確信している,─ということに自信がある,確かに─と思っ
     ている
    ② 本気で─と思う,─という気持ちは本当である
    ③ 必ず[忘れずに]─(する)ように気をつける
【文法的分析】
〔I〕:S
am:V②
{sure}:C
〈(that) I met him somewhere〉:副詞節A
Iの前のthatが省略されている.
「名詞節でその前にあった前置詞が義務的に省略された副詞句である」とする説と「名詞節で直前の形容詞の目的語である」とする説もある.
〔I〕:S’
met:V’③
〔him〕:O’
〈somewhere〉:M’
but:+
〔I〕:S
do not remember:V③
〔who he is〕:名詞節O
〔who〕:C’
疑問代名詞
〔he〕:S’
is:V’②
【単語】
sure
    〈形〉確信して,確かで,自信がある




□ 新・基本英文700選:154.
(◆『伊藤和夫「基本英文700選」をググる』認定「基本悪文176選」の一つ)
I'm not certain where this ought to be put.
これをどこへ置いたらよいのか,よくわからない.

〔I〕'm not {certain} 〈〈where〉 〔this〕 ought to be put〉.


【重要な構文・文法事項】
●be not certain wh-─ 《S V C A》(◆“wh-―”は,「副詞節」とする説と「名詞節でその前にあった前置詞が義務的に省略された副詞句である」とする説と「名詞節で直前の形容詞の目的語である」とする説がある.)
   ● ─かよくわからない[確信がない]
○be certain that─《S V C A》
○be certain ─《S V C A》
(◆“that―”または“―”は,「副詞節」とする説と「名詞節でその前にあった前置詞が義務的に省略された副詞句である」とする説と「名詞節で直前の形容詞の目的語である」とする説がある.)
    ○ ─ということを確かだと思っている,─ということを確信している
【文法的分析】
I'm not:S・V②
certain:aC
〈where this ought to be put〉:副詞節A
「名詞節でその前にあった前置詞が義務的に省略された副詞句である」とする説と「名詞節で直前の形容詞の目的語である」とする説もある.
where:A’
疑問副詞
this:S’
ought to be put:-V’③
【参考】
◆「ググる」の指摘
『(cf. 伊藤和夫「基本英文700選」をググる)
154. I’m not certain where this ought to be put.
 これをどこへ置いたらよいのか、よくわからない。
“where this ought to be put”をググると出てきたのは3件のみ。
明らかに文法がおかしい英文はとくに見あたらないのですが、この節に出てくる英文は語感が不自然なのが多いです。例文を声に出して読んで、なにか違和感を感じるときにのみその英文をググっているのですが、大体、「ああ、やっぱりネイティブはこんな表現しないのか」というググり結果が出ます。言葉というのは生き物ですから、なぜAではなくBなのかと疑問が生じても理屈ではよく説明できないものがいろいろ出てきます。そこで大事になってくるのが語感です。伊藤和夫氏はおそらく英語の語感がほとんどなかった人なのでしょう。だから「英文解釈教室」のような理詰めだけの本を書けたのだと思います。理屈だけで英語が使えるようなるのであればほんと楽なんですけどね。』




7.It- (There-) Construction
  ItとThereの構文



□ 新・基本英文700選:155.
It was less than one kilometer to the village post office. But it was raining and the road was muddy.
村の郵便局まで1キロ足らずだった.しかし雨が降っていたし,道はぬかっていた.

〔It〕 was 〔less than one kilometer〕 〈to the village post office〉.


But 〔it〕 was raining and 〔the road〕 was {muddy}.


【重要な構文・文法事項】
●It is X to N(◆Itは「距離を表す非人称のit」,Xは「距離」,Nは「場所」)
   ●NまではXである
●It was raining(◆Itは「天候を表す非人称のit」)
   ● 雨が降っていた

○It is X from A to B(◆Xは「距離」,AとBは「場所」)
    ○AからBまではXである
○It is X from N(◆Xは「距離」,Nは「場所」)
    ○NからXである
○It rains(◆Itは「天候を表す非人称のit」)
    ○ 雨が降る
○It rained(◆Itは「天候を表す非人称のit」)
    ○ 雨が降った
○It will rain(◆Itは「天候を表す非人称のit」)
    ○ 雨が降るだろう
○It is raining(◆Itは「天候を表す非人称のit」)
    ○ 雨が降っている
○It was raining(◆Itは「天候を表す非人称のit」)
    ○ 雨が降っていた
○It has been raining(◆Itは「天候を表す非人称のit」)
○It's been raining(◆Itは「天候を表す非人称のit」)
    ○ 雨が降り続いている
【文法的分析】
〔It〕:S
距離を表す非人称のit
was:V②
〔less ←〈than one kilometer〉〕:C
〈to the village post office〉:A
But:+
〔it〕:S
天候を表す非人称のit
was raining:①
and:+
〔the road〕:S
was:V②
{muddy}:C
【単語】
less
    〈代〉より少ないもの,より少ない数量[人],もっと少量(◆ この代名詞のless
    はそれが表わすものの内容によって単数にも複数にも扱われる.)




□ 新・基本英文700選:156.
It is only a few months since that Frenchman came to Japan, but he speaks Japanese very well.
あのフランス人は日本に来てわずか数か月ですが,日本語を上手に話します.

〔It〕 is 〔only a few months〕 〈since 〔that Frenchman〕 came


〈to Japan〉〉, but 〔he〕 speaks 〔Japanese〕 〈very well〉.


【重要な構文・文法事項】
●It is C since S V-ed《英》 (◆Cは「期間」)
   ●SがVしてからCになる

ⓐIt has been C since S V-ed《米》(◆Cは「期間」)
○It's been C since S V-ed《米》(◆Cは「期間」)
ⓑIt is C since S V-ed《英》(◆Cは「期間」)
    ○SがVしてからCになる
ⓐIt has been a long time since S V-ed《米》
○It's been a long time since S V-ed《米》
ⓑIt is a long time since S V-ed《英》
    ○ ─(して)からずいぶん時間が経つ
ⓐHow long has it been since S V-ed《米》
ⓑHow long is it since S V-ed《英》
    ○SがVしてからどのくらい(の期間)になるか
【文法的分析】
〔It〕:S
時間を表す非人称のit
is:V②
〔{〈only〉→{a few}}→ months〕〕:nC
〈since that Frenchman came to Japan〉:副詞節A
since:接
〔that Frenchman〕:S’
came:V’①
〈to Japan〉:A’
but:+
〔he〕:S
speaks:V③
〔Japanese〕:O
〈〈very〉→ well〉:M
【単語】
only a few
    〈形〉ほんのわずか[少し]の
only
    〈副〉(数量が)ほんの~にすぎない,たった~だけ,わずか~しか
a few
    〈形〉(数について肯定的に)少数の,少し(ばかり)の,多少の
    〈代〉〔複数扱い〕(数について肯定的に)少数(の人[物,事])
【文法・語法】
『(cf. 現代英文法講義p.55)文の要素 補語 補語になれる要素
 いわゆる "記述の対格" (accusative of description) も,補語として機能する.
(11) d. The office is ten minutes' walk from here. (OALD6)
   (その事務所はここから歩いて10分です)
 距離・時間を表すNPも,主語補語になる.(NP:名詞句)
(12) a. It is a good seven miles from Eyford Station.
   (そこはエイフォード駅からたっぷり7マイルある)
b. it is some distance from the road to the window.
   (道路から窓までは若干離れている)
   c. it was a two mile drive before we came to the Vicarage.
   (牧師館に着くまでに馬車で2マイル走った)』
【参考】
◆only a few monthsは「記述の対格」かとも考えましたが,文法書には「時間を表す名詞群」が「記述の対格」として用いられる用例はなかったので採用しませんでした.
【代替例文】
★It has been C since S V-ed / It is C since S V-ed
□ 入試英語最重要構文540:001
久しぶりですね.
It is a long time since I saw you last.
□ 入試英語最重要構文540:001N
久しぶりですね.
It's been a long time since I saw you last.
□ 入試英語最重要構文540:503N
二人が結婚して10年が過ぎた.
It has been [It is] ten years since they got married.
□ 入試英語最重要構文540:504
最後に彼女にあって以来3年になる.
It is three years since I saw her last.
□ 英語必修例文600:041
タイガースがこの前勝利を味わってから8年になる.
It's been eight years since the Tigers last tasted victory.




□ 新・基本英文700選:157.
I believe it will be quite a long time before the spirit of democracy pervades our daily life.
民主主義の精神がわれわれの日常生活の中に浸透するには相当の年月がかかると思います.

〔I〕 believe 〔〔it〕 will be 〔quite a long time〕 〈before 〔the spirit


of democracy〕 pervades 〔our daily life〕〉〕.


【重要な構文・文法事項】
●It will be a long time before─〔現在形〕 (◆Itは「時間を表す非人称のit」)
   ● ─(する)までには長い時間がかかるだろう
○It is C before─〔現在形〕(◆Itは「時間を表す非人称のit」)
    ○ ─(する)までにはCかかる
○It was C before─〔過去形〕(◆Itは「時間を表す非人称のit」)
    ○ ─(する)までにはCかかった,Cがたってから─(した)
ⓐIt was a long time before─〔過去形〕(◆Itは「時間を表す非人称のit」)
ⓑIt was long before─〔過去形〕(◆Itは「時間を表す非人称のit」)(※使用頻度は低いようである)
    ○ ─(する)までには長い時間がかかった,長いことかかってようやく─(した)
○It was not long before─〔過去形〕(◆Itは「時間を表す非人称のit」)
○It wasn't long before─〔過去形〕(◆Itは「時間を表す非人称のit」)
    ○ まもなく─(← ─(する)までに長い時間はかからなかった)
○It will be C before─〔現在形〕(◆Itは「時間を表す非人称のit」)
    ○ ─(する)までにはCかかるだろう
    (◆before節は「時を表す副詞節」なので,未来の内容でも現在時制)
ⓐIt will be a long time before─〔現在形〕(◆Itは「時間を表す非人称のit」)
ⓑIt will be long before─〔現在形〕(◆Itは「時間を表す非人称のit」)(※使用頻度は低いようである)
    ○ ─(する)までには長い時間がかかるだろう
○It will not be long before─〔現在形〕(◆Itは「時間を表す非人称のit」)
○It won't be long before─〔現在形〕(◆Itは「時間を表す非人称のit」)
    ○ まもなく─(する)だろう(← ─までには長くはかからないだろう)
【文法的分析】
〔I〕:S
believe:V③
〔it will be quite a long time before the spirit of democracy pervades our daily life〕:名詞節O
〔it〕:S’
時間を表す非人称のit
will be:V’②
〔{〈quite〉→{a long}}→ time〕:C’
〈before the spirit of democracy pervades our daily life〉:副詞節A’
before:接
〔the spirit ←{of democracy}〕:S’’
pervades:V’’③
〔our daily life〕:O’’
【単語】
before
    〈接〉─するまで(until);─するよりも前に,─しないうちに




□ 新・基本英文700選:158.
It is easy to form a plan, but it is difficult to carry it out.
計画を立てることは易しいが,実行することは難しい.

〔It〕 is {easy} 〔to form a plan〕, but 〔it〕 is {difficult}


〔to carry it out〕.


【重要な構文・文法事項】
●It is C to V 《S V C》(◆Itは「形式主語」,to Vは「真主語」)
   ●VすることはCである
ⓐIt is C to V《S V C》(◆Itは「形式主語」,to Vは「真主語」)
ⓑIt is C V-ing《S V C》(◆Itは「形式主語」,V-ingは「真主語」)
    ○VすることはCである
【記憶すべき構文・文法事項・慣用語句】
●carry O out(◆Oは「代名詞」で「計画・約束・命令・指示・脅しなど」)
   ●Oを(指定[要請/指図/予告]通りに)実行[実施/
    遂行]する
○carry out O(◆Oは「名詞」)
○carry O out(◆Oは「代名詞」)
   ☞ ①Oを(指定[要請/指図/予告]通りに)実行[実施/遂行]する(◆Oは
     「計画・約束・命令・指示・脅しなど」)
    ②Oを成し遂げる[成就する/完成する/達成する](◆Oは「仕事・任務な
     ど」)
    ③Oを行う(◆Oは「実験・調査など」)
【文法的分析】
〔It〕:FS
is:V②
{easy}:C
〔to form a plan〕:RS
to form:n|(V③)
〔a plan〕:(O)
but:+
〔it〕:FS
is:V②
{difficult}:C
〔to carry it out〕:RS
to carry~〈out〉:n|(V③)
〔it〕:(O)
=a plan




□ 新・基本英文700選:159.
It is not too much [no exaggeration] to say that this is the age of information technology.
現代はインフォメーション・テクノロジーの時代と言っても過言ではない.

〔It〕 is not {too much} 〔to say 〔that 〔this〕 is 〔the age


of information technology〕〕〕.


〔It〕 is 〔no exaggeration〕 〔to say 〔that 〔this〕 is 〔the age of


information technology〕〕〕.


【重要な構文・文法事項】
●It is not too much to say that─
●It is no exaggeration to say that─
(◆Itは「形式主語」,to say that―は「真主語」)
   ● ─と言っても過言ではない
【文法的分析】
〔It〕:FS
~~~~~
《not too much》
is not:V②
{〈too〉→ much}:C
《no exaggeration》
is:V②
〔no exaggeration〕:C
~~~~~
〔to say that this is the age of information technology〕:RS
to say:n|(V③)
〔that this is the age of information technology〕:(名詞節O)
that:接
〔this〕:S’
is:V’②
〔the age ←{of information technology}〕:C’
【単語】
much
    〈名〉〔補語に用いて〕大した物[事],重要な物[事],すぐれた物[事]
【参考】
★It is not too much to say that─
『(cf. 解体英語構文:例題15)
It is not too much to say that S + V ・・・
SはVする〔である〕と言っても過言ではない
①「・・・と言ってもtoo muchではない→言い過ぎではない」と覚えよう.
② 次のように書き換えることもできる.
例題≒It is no exaggeration to say that he is a walking dictionary.(※exaggeration 誇張)』
『(cf. 現代英文法講義p.436抜粋)
代名詞 人称代名詞itの用法 テクスト内照応のit 順行照応のit 
①“形式主語”(formal subject)として:itの先行詞(antecedent)(後続する語句・節を指示する場合も先行詞と言うことがある)は,次のとおりである.
(b) that節を指す場合
(8) It is not too much to say that he is a genius.
(彼は天才だと言っても,過言ではない)[to sayを指すのではない]』
 「はじめての英文法・英語構文詳解」では『it:形式主語 to say:真主語 that~:名詞節』としており,「勝手に英文解釈」では『It / is not / A [C] 〈to v o〉. (文型:S V A[C]) itは、形式主語のit。真主語は 〈to say 〈that s v c〉〉 (補足)「安藤 p. 436」では、It is not too much to say that he is a genius. で、真主語を 〈that s v c〉 だとしています。』と,いずれもto不定詞句を真主語としていますが,「勝手に英文解釈」にあるように現代英文法講義では前記のようにthat節を真主語としています.解体英語構文の解説からはto不定詞が真主語のように思えます.
【代替例文】
★It is not too much to say that─
□ 入試英語最重要構文540:006
今は車の時代だと言っても過言ではない.
It is not too much to say that this is the age of cars.




□ 新・基本英文700選:160.
It took me about two hours and a half to dig a hole one meter in diameter and two meters in depth.
直径1メートル,深さ2メートルの穴を掘るのに,約2時間半かかりました.

〔It〕 took 〔me〕 〔about two hours and a half〕 〔to dig a hole one


meter in diameter and two meters in depth〕.


【重要な構文・文法事項】
●It takes IO DO to V《S V O O》(◆IOは「人」,DOは「時間」.Itは「形式主語」とも「非人称のit」とも考えられる.)
   ●VするのにIOにはDOを要する
【記憶すべき構文・文法事項・慣用語句】
● 記述の対格(= 名詞群の形容詞的用法):「① 度量衡〔大小・長短・高低・広狭・軽重〕,② 色彩,③ 性質,などを表す名詞群」が,形容詞的に「目的格補語として用いられる」ことがある.
○ 記述の対格(= 名詞群の形容詞的用法):「① 度量衡〔大小・長短・高低・広狭・軽重〕,② (しばしば所要時間上の)距離,③ 年齢,

④ 形状,⑤ 色彩,⑥ 価格,⑦ 職業,⑧ 種類,⑨ 材料,⑩ 性質,⑪ 価値,⑫ 様態,⑬ 結果,などを表す名詞群」が,形容詞的に「主格補語として用いられる」ことがある.
(◆「距離を表す名詞群」は,述語動詞がbe動詞のときは「記述の対格」,be動詞以外のときは「副詞的対格」になる.)
○ 記述の対格(= 名詞群の形容詞的用法):「① 度量衡〔大小・長短・高低・広狭・軽重〕,② 場所,③ 年齢,④ 形状,⑤ 色彩,⑥ 価格・価値,⑦ 様態,などを表す名詞群」が,形容詞的に「他の名詞を後置修飾する」ことがある.
【文法的分析】
~~~~~
《Itを形式主語と考えると》
〔It〕:FS
took:V④
〔me〕:IO
〔〈about〉→〔two hours and a half〕〕:DO
aboutは「名詞を前置修飾する副詞」
〔to dig a hole one meter in diameter and two meters in depth〕:RS
to dig:n|(V③)
to不定詞の名詞的用法
《Itを時間を表す非人称のitと考えると》
〔It〕:S
時間を表す非人称のit
took:V④
〔me〕:IO
〔〈about〉→〔two hours and a half〕〕:DO
aboutは「名詞を前置修飾する副詞」
〈to dig a hole one meter in diameter and two meters in depth〉:M
to dig:adv|(V③)
to不定詞の副詞的用法
~~~~~
〔a hole ←{〔one meter in diameter〕and 〔two meters in depth〕}〕:(O)
{〔one meter ←{in diameter}〕}:a → a hole
「度量衡を表す記述の対格」が他の名詞を後置修飾
{in diameter}:a
後置修飾
{〔two meters ←{in depth}〕}:a → a hole
「度量衡を表す記述の対格」が他の名詞を後置修飾
{in depth}:a
後置修飾
【単語】
about
    〈副〉〔数・量を示す語句を伴って〕約,およそ,大体,ほぼ
    〈前〉~ごろに,~ぐらいの,~ほど
in diameter
    〈形・副〉直径が[は]
in depth
    〈形・副〉深さが[は],奥行きが[は]
【文法・語法】
★It takes (IO) DO to V
『(cf. ロイヤル英文法p.183)代名詞 人称代名詞 Itの特別用法 非人称のit [注] It takes ...: 次のようなitは,非人称のitとも形式主語のitとも考えられる. It takes five hours to walk there.(そこへ歩いて行くのに5時間かかる) It took me three days to finish the paper.(僕がそのレポートを仕上げるのに3日かかった)』
『(cf. 英文法解説p.50)代名詞 人称代名詞 
形式主語のit──名詞・不定詞・動名詞を代表する例 不定詞 
[解説] この構文に関連して英語教師の間でよく問題になるのは,次の例である.
 It took him ten minutes to solve the problem.(彼はその問題を解くのに10分かかった) 問題はこのitが形式主語か,それとも時間のitかということである.こういうことを論じると不毛の議論になりやすいので深入りはしたくない.そこでこの問題の周辺的なことだけを指摘しておくと,上の文は
 To solve the problem took him ten minutes. 
と言って言えないこともない.また
 It took for him ten minutes to solve the problem. も可能である.しかしながら,これら3つの構文の中では最初のIt took him ten minutes to...の形が最もよく使われる(Crowell, Index, p. 185).
 ついでながら
 He took (=consumed) ten minutes to solve the problem. 
でも,ほぼ同じ内容を表せることをつけ加えておこう.』
★diameter
『(cf. 旺英中p.596:diameterの名詞の項)(円・球の) 直径,さしわたし 5 feet in diameter直径5フィート』
『(cf. 研英中p.489:diameterの名詞の項)直径 3 inches in diameter 直径が3インチ《★in depthは無冠詞》』
『(cf. プログレッシブp.539:diameterの名詞の項)〔幾何〕直径;差し渡し a circle of 10 meters in diameter 直径10メートルの円.』
『(cf. ランダムハウス:diameterの名詞の項)直径;直径の長さ;(円形・球状の物体の)差し渡し:a circle of 5 feet in diameter 直径5フィートの円.』
『(cf. ユニコンp.427:diameterの名詞の項)[数学・建] 直径:a circle of 10 centimeters in diameter直径10センチの円.』
『(cf. G大:diameterの名詞の項)〔幾何〕直系,さしわたし a circle 5 centimeters in diameter 直径5センチの円』
『(cf. 新グローバルp.513:diameterの名詞の項)直径;差し渡し. a circle [sphere] five inches in diameter 直径5インチの円[球]』
『(cf. ライトハウスp.365:diameterの名詞の項)直径 The circle is three feet in diameter. =The circle has a diameter of three feet. その円は直径3フィートある《[!] in diameterでは無冠詞》.』
★depth
『(cf. 旺英中p.583:depthの名詞の項)深さ,深度;奥行き a foot in depth 深さ[奥行き]1フィート』
『(cf. 研英中p.477:depthの名詞の項)深さ;深度 The pond was about five feet in depth. 池は約5フィートの深さだった in depth 深さ[奥行き]は』
『(cf. サンライズクエストp.397:depthの名詞の項)in depth〈形・副〉深さ[奥行き]は』
『(cf. プログレッシブp.527:depthの名詞の項)深さ,深度;奥行;深いこと,深み a stage twenty feet in depth 奥行20フィートの舞台』
『(cf. ランダムハウス:depthの名詞の項)深さ,深いこと,深み;(建物などの)奥行:a stage twenty feet in depth[=twenty feet deep]奥行20フィートの舞台』
『(cf. ユニコンp.417:depthの名詞の項)[通例,単数形で] 深さ:Snow lies 10 centimeters in depth. 雪が深さ10センチ積もっている. in depth 深さが,奥行きが』
『(cf. 新グローバルp.500:depthの名詞の項)深いこと,深さ The well is 50 feet in depth. この井戸の深さは50フィートだ. in depth 深さは』
『(cf. G大:depthの名詞の項)深さ;奥行き;深いこと The well is 40 feet in depth. =The depth of the well is 40 feet. =The well has a depth of 40 feet. その井戸は深さが40フィートである(=The well is 40 feet deep.).』
『(ライトハウス:depthの名詞の項)in depth [形・副] 深さは[が],奥行きは[が]:The lake is sixty feet in depth. その湖の深さは60フィートです / The stage is ten meters in depth. 舞台は奥行きが10メートルある.』
【参考】
◆to dig a hole one meter in diameter and two meters in depthの品詞分析は,「勝手に英文解釈」では『to不定詞の部分は、to dig a hole / ((one meter→)) in diameter and ((two meter→)) in depth 「one meter」「two meter」は、副詞的目的格でそれぞれ後ろの前置詞句(副詞句)を修飾。』としており,「はじめての英文法・英語構文詳解」では『one meter , two meters:多分、名副でin~を修飾してる。(自信無し』としています.つまり,いずれのサイトも,『“one meter”と“two meters”は「副詞的目的格」で,それぞれ“in diameter”と“in depth”を修飾する』としています.しかし,プログレッシブの『a circle of 10 meters in diameter 直径10メートルの円』」,ランダムハウスの『a circle of 5 feet in diameter 直径5フィートの円』,ユニコンの『a circle of 10 centimeters in diameter直径10センチの円.』,G大の『a circle 5 centimeters in diameter 直径5センチの円』,新グローバルの『a circle [sphere] five inches in diameter 直径5インチの円[球]』という用例より,「直径1メートルの穴」は「a hole (of) one meter in diameter」とofをつけてもつけなくてもよいと判断できます.そうすると,「one meter in diameter」は,形容詞句「of one meter in diameter」のofが省略された「記述の対格」と考えられます.「one meter in diameter」は本来名詞句なので,「in diameter」は「one meter」を修飾する形容詞句と考えました.「勝手に英文解釈」のように「in diameter」と「in depth」を副詞句とすると,それらはto digを修飾することになります.
 ある方から『「one meter」と「two meters」は「副詞的目的格」であって,「記述の目的格」とするのは日本語から考えているからであり間違いである』という旨の御意見が届きました.「副詞的対格」とするには「one meter」と「two meters」の前にあった前置詞が省略されたと考えられるはずですが,その前置詞は何なのでしょうか?byでしょうか?
 「教えて!goo」でもこのことについての質問が出ており,私と同様にone meter以下を形容詞的に(つまり「記述の対格」と)考えて回答されてる方もいます.
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/986830.html
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/2473156.html
【代替例文】
★It takes IO DO to V
□ 入試英語最重要構文540:018
彼はその小説を書くのに3年かかった.
It took him three years to write the novel.
□ 英語必修例文600:120
私たちがスウェーデンの生活に馴染むのに3年かかった.
It took us three years to adjust to life in Sweden.