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□ 新・基本英文700選:141.
(◆『伊藤和夫「基本英文700選」をググる』認定「基本悪文176選」の一つ)
This is how he solved the difficult problem.
このようにして彼はその難問を解いた.

〔This〕 is 〔how 〔he〕 solved 〔the difficult problem〕〕.


【重要な構文・文法事項】
●This is how ~(◆howは「先行詞を含む関係副詞」.※the way how─は不可)
   ● このようにして~(する)のです
ⓐhow ~(◆howは「先行詞を含む関係副詞」.※the way how─は不可)
ⓑthe way ~(◆ 先行詞the wayの後ろの関係詞が省略された形)
ⓒthe way that ~(◆the wayは「先行詞」,thatは「関係副詞)
ⓓthe way in which ~(◆the wayは「先行詞」,whichは「関係代名詞」)
    ○ ~(する)方法,~(する)やり方
ⓐThis is how ~(◆howは「先行詞を含む関係副詞」.※the way how─は不可)
ⓑThis is the way ~(◆ 先行詞the wayの後ろの関係詞が省略された形)
ⓒThis is the way that ~(◆the wayは「先行詞」,thatは「関係副詞」.※the way how─は不可)
ⓓThis is the way in which ~(◆the wayは「先行詞」,whichは「関係代名詞」)
    ○ このようにして~(する)のです
ⓐThat is how ~(◆howは「先行詞を含む関係副詞」.※the way how─は不可)
○That's how ~(◆howは「先行詞を含む関係副詞」.※the way how─は不可)
    ○ そのようにして~(する)のです
【文法的分析】
〔This〕:S
is:V②
〔how he solved the difficult problem〕:名詞節C
how:M’
関係副詞
howの代わりにthe wayを用いてもよい.
howは先行詞は取らないので,the way howにはならない.
〔he〕:S’
solved:V’③
〔the difficult problem〕:O’
【直訳】
これが彼がその問題を解いた方法です.
【単語】
how
    〈関係副詞〉〔先行詞を含んで,名詞節を導いて〕─する方法[やり方](◆ 先
    行詞のthe wayが義務的に省略された形)
the way
    〈先行詞〉〔the wayの後ろの「前置詞+関係代名詞in which」または「関係副
    詞that」が省略された形〉─する方法[やり方]
    〈群接続詞〉〔様態の副詞節を導いて〕─するように(◆in the way (that) ─ の
    前置詞inと関係副詞thatが省略された形)
【文法・語法】
『(cf. ロイヤル英文法p.656)関係詞 関係副詞 関係副詞の用法 制限用法 how:「どのようにして~であるか」の意味で用いられる.先行詞にあたるthe wayだけがhowの代わりに用いられることもある. howかthe wayかどちらか1つしか用いないので,howを関係副詞扱いしないで,接続詞とする見方もある. That's how your father and mother came to be husband and wife.(そのようにしてあなたの両親は結婚したのですよ) The film will show you the way the native Americans lived in Alaska at that time.(その映画を見れば,そのころアラスカでアメリカ先住民が営んでいた暮らしぶりがわかるでしょう) “It looks like we'll miss the train again.” “That's the way it goes.”【あきらめ】(「また列車に乗り遅れそうだよ」「そんなもんだ〔どうしようもない〕」)』
『(cf. 英文法総覧p.265)関係詞 関係副詞 先行詞のない場合 That's how the money goes!〈そんなふうにお金はなくなるんです.〉 Cf. That's the way the money goes!〈同上〉 [注意] 関係副詞howは先行詞なしで用いられ,今日ではthe way how…の形は全くみられない.なお,関係副詞的に用いられるthe way は,きわめて特殊な語法で,これと同じように用いられる形は英語にはほかにない.が,応用のきく,きわめて有用な表現である. Do it the way your father did it.』
『(cf. 総解英文法p.196)関係詞 関係副詞の用法 howの用法 (a) howは常に先行詞なしで用いられ,「~する方法(手段)」,「~する次第」という意味で,名詞節を導く. Do you know how the bird builds its nest?(その鳥が巣をつくる方法を知っていますか) This is how the tortoise beat the rabbit in the race.(これが亀が競争で兎に勝った次第だ) (b) howの意味上の先行詞と考えられるwayを用いる場合は,the way in which~(~する方法)またはthe way〔that〕~という形になる. 後者のthatは関係副詞の代用であるが,しばしば省略される.注意しなければならないのは,the way how~という形は現代英語には存在しないということである. Judging from the way in which he succeeded as a businessman, he must have had an iron will.(彼が実業家として成功したやりくちから判断すると,彼は鉄の意志を持っていたに違いない) The best way〔that〕you can master a foreign language is to go to the country where it is spoken.(外国語を習得する最良の方法は,その外国語が話されている国に行くことである)』
【参考】
◆「ググる」の指摘
『(cf. 伊藤和夫「基本英文700選」をググる)
141. That is how he solved the difficult problem.
 このようにして彼はその難問を解いた。
“that is how he solved”をググると、検索数は10件。半分は韓国サイトから』
【代替例文】
★ 先行詞を含む関係副詞how
□ 入試英語最重要構文540:244
そのようにして私は彼女と知り合った.
That's how I got to know her.




□ 新・基本英文700選:142.
(◆『伊藤和夫「基本英文700選」をググる』認定「基本悪文176選」の一つ)
The question is not so much what it is as how it looks.
問題は,その本質よりもむしろ外観である.

〔The question〕 is not 〈so much〉 〔〔what〕 〔it〕 is〕


〈as 〔{how} 〔it〕 looks〕〉.


【重要な構文・文法事項】
●what S is
   ● 現在のS,Sの現在[現実/ありのまま/本当]の姿;
    S〔人〕の人柄,S〔物〕の本質(← Sがそうである姿)
【記憶すべき構文・文法事項・慣用語句】
●not so much A as B
   ●AというよりむしろB

ⓐless A than B
ⓑnot so much A as B
    ○AというよりむしろB
【文法的分析】
〔The question〕:S
is not:V②
〈〈so〉→ much〉:M
〔what it is〕:名詞節C
whatを疑問代名詞と考えると「それが何であるのか」
whatを関係代名詞と考えると「それの本当の姿(← それがそうである姿)」
〔what〕:C’
「疑問代名詞」または「関係代名詞」
〔it〕:S'
is:V’②
〈as how it looks〉:副詞節 → so
as (the question is) how it looksの省略
as:接
〔(the question)〕:S’
(is):V’②
〔how it looks〕:名詞節C’
howを疑問副詞と考えると「それがどのように見えるのか」
howを関係副詞と考えると「それの外見(← それがそう見える姿)」
how:C’’
「疑問副詞」または「関係副詞」の形容詞的用法
〔it〕:S’’
looks:V’’②
【直訳】
問題は,(問題が)「それの外見」であるのと同じほど(as),それほど(so)大いに(much)「それの本質」であるわけではない(not)」
→「問題は,『それが何であるのか』ではなく『それがどのように見えるのか』である」
→「問題は,その本質よりもむしろ外観である」
【単語】
how
    〈関係副詞〉(─する)方法,(─である)ということの次第[様子,ありさま]
    (◆名詞節を導く)
【参考】
◆whatの品詞は,「はじめての英文法・英語構文詳解」では『what:関係代名詞』としていますが,「勝手に英文解釈」では『関係詞か疑問詞か微妙ですが、「どちらにとってもよい」が一番の答えでしょう。』としています.ロイヤル英文法p.648 Q&A 94を参照してください.
◆howの品詞は,「はじめての英文法・英語構文詳解」では『how:疑問副詞(補語になる。How are you? のと同じ用法。) 』としていますが,「勝手に英文解釈」では『関係詞か疑問詞か微妙ですが、「どちらにとってもよい」が一番の答えでしょう。』としています.
◆looksの動詞型[文型]は,「はじめての英文法・英語構文詳解」では『looks:不完全自動詞』としていますが,「勝手に英文解釈」では『〈how it looks〉は、「it looks △△.」から補語(形容詞または義務的副詞句)が how になって変形したもの。』としています.ここでのhowは形容詞的に用いられている(肯定文にするとhowの位置に形容詞がくる)ので,howは「疑問副詞あるいは関係副詞の形容詞的用法」と考え,第2文型《S V C》としておきました.howを「疑問副詞あるいは関係副詞」と考えた場合は,第1文型の特殊型《S V A》となります.
◆ 総合英文読解ゼミ(p.273)では,so muchをCに含めており,その場合はmuchは形容詞になると思いますが,so muchはnot A so much asのように後ろに来ることもあるので,副詞として分析しました.
◆「ググる」の指摘
『(cf. 伊藤和夫「基本英文700選」をググる)
142. The question is not so much what it is as how it looks.
 問題は、その本質よりもむしろ外観である。
“not so much what it is as how it looks”の検索数は7件。すべて「700選」がらみ。』
【代替例文】
★what S is(Sの人柄・本質),what S have(Sの財産)
□ 入試英語最重要構文540:217
A man's worth lies in what he is, not in what he has.
人の価値はその人の人柄にあるのであって,財産にあるのではない.
□ 入試英語最重要構文540:279
A man's worth lies not so much in what he has as in what he is.
人の価値は財産にあるというよりはむしろ人柄にある.
□ 英語必修例文600:340. cf. (1)
It is to be kept constantly in mind that life in the 19th century was very different from what it is now.
19世紀の生活は今日の生活と大いに異なっていたことを絶えず念頭に置くべきである.




□ 新・基本英文700選:142. (comment)
He is not so much a scholar as a journalist.
彼は学者というよりむしろジャーナリストである.

〔He〕 is not 〈so much〉 〔a scholar〕 〈as 〔a journalist〕〉.


【重要な構文・文法事項】
●not so much A as B
   ●AというよりむしろB
ⓐnot so much A as B
ⓑless A than B
    ○AというよりむしろB
【文法的分析】
〔He〕:S
is not:V②
〈〈so〉→ much〉:M
〔a scholar〕:C
〈as a journalist〉:副詞節 → so
as (he is) a journalistの省略
as:接
〔(he)〕:S’
(is):V’②
〔a journalist〕:C’
【直訳】
「彼は,(彼が)ジャーナリストであるのと同じほど(as)それほど(so)大いに(much)学者であるわけではない」
→「彼は学者というよりむしろジャーナリストである」




□ 新・基本英文700選:143.
They say that in tropical countries people usually marry in their teens.
熱帯の国々ではたいてい10代で結婚するという話である.

〔They〕 say 〔that 〈in tropical countries〉 〔people〕 〈usually〉


marry 〈in their teens〉〕.


【重要な構文・文法事項】
●They say that─
   ● 一般の
人が─と言う[うわさする],─という話[うわ
    さ]だ
ⓐThey say that─
○They say ─
ⓑPeople say that─
○People say ─
    ○ 一般の人が─と言う[うわさする],─という話[うわさ]だ
【記憶すべき構文・文法事項・慣用語句】
●in one's teens
   ●10 歳代で
【文法的分析】
They:S
say:V③
〔that in tropical countries people usually marry in their teens〕:名詞節O
that:接
〈in tropical countries〉:文M’
people:S’
〈usually〉marry:V’①
〈in their teens〉:M’
【代替例文】
★They say (that)―
□ 入試英語最重要構文540:391
They say he has been arrested. Be it true or not, I'll still be his friend.
彼が逮捕されたと人は言っている.それが真実であろうとなかろうと,僕はそれでも彼の友達だ.
□ 入試英語最重要構文540:400
They say this is one of the best books, if not the best one.
これは最良の本でないにしても,そうした本の一冊だと人々は言っている.




□ 新・基本英文700選:144.
I could not persuade him that it was true.
それが本当だと彼を納得させることができなかった.

〔I〕 could not persuade 〔him〕 〔that 〔it〕 was {true}〕.


【重要な構文・文法事項】
●persuade O that─
《S V O O》(◆Oは「人」,that―は「名詞節」)
   ●Oに─ということを納得させる[信じさせる]
【文法的分析】
〔I〕:S
could not persuade:V④
〔him〕:IO
〔that it was true〕:名詞節DO
that:接
〔it〕:S’
was:V’②
{true}:C’
【文法・語法】
★persuade O that─ Oに─ということをを納得させる[信じさせる]
『(cf. ルミナス:persuadeの項)♦[言い換え]I could not persuade him (that) I was honest. <V+O+O (that 節)> = I could not persuade him of my honesty. <V+O+of+名・代> 私が正直者だということを彼にはわかって[信じて]もらえなかった.』
【参考】
◆「persuade O that節」の文型は,「勝手に英文解釈」では『S / could not persuade / him / 〈that s v x〉.(文型:S V O A)』と第3文型の特殊型《S V O A》としていますが,□ ルミナス・ロイヤル英和・新グローバル・プログレッシブ・ライトハウスは第4文型《S V O O》としている.G4・G大は第何文型かは明示していない.辞書では《S V O A》としているものはみつからなかったので,ここでは第4文型とした.




□ 新・基本英文700選:145.
You may invite whoever wants to come.
来たい人は誰でも招待してよい.

〔You〕 may invite 〔〔whoever〕 wants 〔to come〕〕.


【重要な構文・文法事項】
●whoever ~(◆ 名詞節.whoeverは「複合関係代名詞」)
   ● ~(する)人は誰でも(← ─(する)誰であれその人)
【文法的分析】
〔You〕:S
may invite:V③
〔whoever wants to come〕:名詞節O
〔whoever〕:S’
複合関係代名詞
wants:V’③
〔to come〕:O’|(V①)
to不定詞の名詞的用法
【単語】
whoever
    〈複合関係代名詞〉
     a)〔名詞節を導いて〕~する人は誰でも
     b)〔譲歩の副詞節を導いて〕誰が~しようとも
whomever
    〈複合関係代名詞〉〔whoeverの目的格〕
    (◆《くだけて》ではしばしばwhoeverを用いる)
     a)〔名詞節を導いて〕~する誰にでも
     b)〔譲歩の副詞節を導いて〕誰を[に]~しようとも
【代替例文】
★ 名詞節を導く複合関係代名詞whoever
□ 入試英語最重要構文540:218
彼は部屋に入ってきた誰にでも話しかけた.
He spoke to whoever came into the room.
□ 入試英語最重要構文540:233
そのレースに勝つ人は誰であれ,その賞をもらえます.
Whoever wins the race will receive the prize.
□ 英語必修例文600:344
この遅延に責任のある者は誰であれ罰せられる.
Whoever is responsible for this delay will be punished.
□ 英語必修例文600:345. cf.
その仕事は,誰であれ一番適性のある人に与えられる.
The job will go to whoever has the best qualifications.




□ 新・基本英文700選:146.
She did not overlook whatever difference there was between what was right and what was wrong.
彼女は正しいものと正しくないものとの,いかなる相違も見のがさなかった.

〔She〕 did not overlook 〔〔whatever difference〕 there was


〈between 〔〔what was right〕 and 〔what was wrong〕〕〉〕.


【重要な構文・文法事項】
●whatever N ~(◆ 名詞節.whateverは「複合関係形容詞」)
   ● ~(する)どんなNでも
○whatever ~(◆ 名詞節.whateverは「複合関係代名詞」)
    ○ ~(する)こと[もの]は何でも[皆]
【文法的分析】
〔She〕:S
did not overlook:V③
〔whatever difference there was between what was right and what was wrong〕:名詞節O
ex. There was some difference between what was right and what was wrong.
〔whatever difference〕:S’
whateverは複合関係形容詞
there:不定副詞
was:V’①
〈between what was right and what was wrong〉:A’
between:前
〔what was right and what was wrong〕:PO
〔what was right〕:名詞節
〔what〕:S’’
was:V’’②
{right}:C’’
and:+
〔what was wrong〕:名詞節
〔what〕:S’’
was:V’’②
{wrong}:C’’
【単語】
whatever
    〈複合関係形容詞〉
     a)〔名詞節を導いて〕~するどんな…でも
     b)〔譲歩の副詞節を導いて〕たとえどんな…が[を]~しようとも
    〈複合関係代名詞〉
     a)〔名詞節を導いて〕~するもの[こと]は何でも[皆]
     b)〔譲歩の副詞節を導いて〕たとえ何が[を]~しようとも;~がたとえ何
    であれ
what was right
    〔whatが関係代名詞であると考えると〕正しいもの
    〔whatが疑問代名詞であると考えると〕何が正しいか
what was wrong
    〔whatが関係代名詞であると考えると〕正しくない[間違っている]もの
    〔whatが疑問代名詞であると考えると〕何が正しくない[間違っている]か
【参考】
◆ 「はじめての英文法・英語構文詳解」では『what was right:名詞節 what was wrong:名詞節 両what:関係代名詞』としていますが,疑問代名詞とも考えられると思います.「勝手に英文解釈」ではこれについてはコメントされていませんでした.




□ 新・基本英文700選:147.
Before buying anything, you had better ask yourself whether you cannot do without it.
何か物を買う前に,それなしに済ますことができないかどうかを考えてみなさい.

〈Before buying anything〉, 〔you〕 had better ask 〔yourself〕


〔whether you cannot do without it〕.


【重要な構文・文法事項】
●ask O whether─ 《S V O O》(◆Oは「人」でIO)
    Oに─かどうか尋ねる
【記憶すべき構文・文法事項・慣用語句】
●had better V
   ●Vしたほうがよい,Vしなさい,Vすべきである
●do without N
   ●〔普通はcan, have toとともに〕Nなしで済ませる
○do without N
   ☞ ①〔普通はcan, have toとともに〕Nなしで済ませる
    ②《口語》〔can, couldとともに〕Nを必要としない,Nは要らない[なくてよ
     い],Nがないほうがよい(◆Nは「非難・干渉・お節介・よけいなことなど」)
【文法的分析】
〈Before buying anything〉:文M
~~~~~
《buyingを動名詞と考えると》
Before:前
〔buying anything〕:PO
buying:n|(V③)
〔anything〕:(O)
《buying anythingを分詞構文と考えると》
Before:接
〈buying anything〉:分詞構文
buying:adv|(V③)
〔anything〕:(O)
~~~~~
〔you〕:S
had better ask:V④
〔yourself〕:IO
〔whether you cannot do without it〕:名詞節DO
whether:接
〔you〕:S’
~~~~~
《doを完全自動詞と考えると》
cannot do:V’①
〈without it〉:A’
《do withoutを完全他動詞と考えると》
cannot do without:V’③
〔it〕:O’
~~~~~
【単語】
do without
    〈動③〉〔普通はcan, have toとともに〕Oなしで済ませる




□ 新・基本英文700選:148.
(◆『伊藤和夫「基本英文700選」をググる』認定「基本悪文176選」の一つ)
You will never know what they went through to educate their children.
彼らは子供の教育にどんなに苦労したことでしょう.

〔You〕 will never know 〔〔what〕 〔they〕 went 〈through〉


〈to educate their children〉〕.


【重要な構文・文法事項】
● 名詞節を導く関係代名詞whatは,その関係詞節の中で前置詞の目的語として働くことがある.
【記憶すべき構文・文法事項・慣用語句】
●go through N《S V A》(◆Nは「苦難・困難など」)
   ●Nを経験する[堪え忍ぶ/切り抜ける]

○go through N《S V A》
    ①Nを通り抜ける[通過する/貫通する](◆Nは「場所」)
   ☞ ②Nを経験する[堪え忍ぶ/切り抜ける](◆Nは「苦難・困難など」),Nを受
     ける(◆Nは「検査・治療など」)
    ③Nを詳細に調べる,Nをくまなく探す,Nを精査[捜査]する(◆Nは「部
     屋・リストなど」)
【文法的分析】
〔You〕:S
will never know:V③
〔what they went through to educate their children〕:名詞節O
~~~~~
《wentを完全自動詞と考えると》
〔what〕:throughのPO
関係代名詞
〔they〕:S’
went:V’①
〈through―〉:A’
throughのPOは関係代名詞what
〈to educate their children〉:M’
《went throughを完全他動詞と考えると》
〔what〕:O’
〔they〕:S’
went through:V’③
O’は関係代名詞what
〈to educate their children〉:M’
~~~~~
〈to educate their children〉:adv
to educate:adv|(V③)
to不定詞の副詞的用法
〔their children〕:(O)
【単語】
what
    〈関係代名詞〉〔物や事柄を表わす語を受け,先行詞をその中に含む.〕
    1.〔名詞節を導いて〕
     a)〔関係詞節(what に続く節)の中で主語として〕~であるもの[こと],
    ~するもの[こと](that which))
     b)〔関係詞節の中で他動詞の目的語として〕(人・物が)~するもの[こと]
    ~であるもの[こと]
     c)〔関係詞節の中で前置詞の目的語として〕
     d)〔関係詞節の中で主格補語として〕〔この場合には人にも用いられる〕(人
    ・物が)~であること[状態];(~の)人となり,人柄
    2.〔挿入語句を導いて〕〔この場合関係詞節は副詞節となる.〕
     a)~なことには
【参考】
◆「ググる」の指摘
『(cf. 伊藤和夫「基本英文700選」をググる)
148. You will never know what they went through to educate their children.
 彼らは子供の教育にどんなに苦労したことでしょう。
“went through to educate”のググり検索数は87件。 “go through to educate”だと66件。英語サイトからも引っかかっているので間違った表現ではないと思います。』




□ 新・基本英文700選:149.
The letter does not say what time she will come up to Tokyo.
その手紙には,何時に彼女が上京するのか書いてない.

〔The letter〕 does not say 〔〈〔what time〕〉 〔she〕 will come


〈up〉 〈to Tokyo〉〕.


【重要な構文・文法事項】
●say wh-─ 《S V O》(◆wh- は「疑問詞」,wh-― は「名詞節)
   ●(S〔新聞・書物・手紙・掲示・看板など〕には)─のか書いてある
○say that─《S V O》(◆that― は「名詞節」)
○say ─《S V O》(◆ ― は「名詞節」)
    ①(S〔ラジオ・天気予報など〕が)─と伝えている
    ②(S〔新聞・書物・手紙・掲示・看板など〕には)─と書いてある
    ③(S〔時計・地図・暦など〕が)─と示している
    ④(S〔表情・様子など〕が)─ということを表している
【文法的分析】
〔The letter〕:S
does not say:V③
〔what time she will come up to Tokyo〕:名詞節O
〈〔what time〕〉:M’
時を表す副詞的対格
whatは疑問形容詞
〔she〕:S’
will come〈up〉:V’①
〈to Tokyo〉:A’
【文法・語法】
★ 疑問形容詞
『(cf. ロイヤル英文法p.246)疑問詞 疑問詞の種類と用法 疑問形容詞 whatとwhichは名詞の前に置いて形容詞としても用いられる.この場合は疑問形容詞と呼ばれる.疑問代名詞の形容詞用法と考えてもよい.用法は疑問代名詞の場合と同様である. なお,whoの所有格whoseも同様に用いられる.』




□ 新・基本英文700選:150.
We cannot tell how much that great statesman has done for his country.
あの大政治家は国家のためにどれほど貢献しているかわからない.

〔We〕 cannot tell 〔〈how much〉 〔that great statesman〕 has done


〈for his country〉〕.


【重要な構文・文法事項】
●can tell wh-─ 《S V O》(◆wh- は「疑問詞」,wh-― は「名詞節」)
   ● ─かわかる[知ることができる]

○can tell that─《S V O》(◆that― は「名詞節」)
○can tell ─《S V O》(◆ ― は「名詞節」)
    ○ ─とわかる[知ることができる]
ⓐcan tell if─《S V O》(◆if― は「名詞節」)
ⓑcan tell whether─《S V O》(◆whether― は「名詞節」)
    ○ ─のかどうか見分けられる[識別ができる]
【記憶すべき構文・文法事項・慣用語句】
●do much for N《S V O A》
   ●Nに貢献する[大いに尽力する/大いに役立つ]

【文法的分析】
〔We〕:S
cannot tell:V③
〔how much that great statesman has done for his country〕:名詞節O
〈〈how〉→ much〉:O’
howは「疑問副詞」
〔that great statesman〕:S’
has done:V’③
〈for his country〉:A’