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□ 新・基本英文700選:451.
これがインターネットというもので,これによってわれわれは世界中の出来事についていけるのです.

This is the Internet, by means of which we can keep up with


current events all over the world.


【comment】
He works hard to keep up with the times.「彼は時勢に遅れぬように努めている」.
【重要な構文・文法事項】
● ─, by means of which ~(◆ whichは関係代名詞〔非制限用法〕)
   ● ─、そして[しかし]それによって~
●by means of N(◆by means ofは「群前置詞」)
   ●《格式》N(の手段)によって,Nを使って(◆by だけより
    もはっきりと「手段」の意味を表す.)
【記憶すべき構文・文法事項・慣用語句】
●keep up with N《S V A》(◆Nは「人・情報など」)
   ●Nに遅れないでついていく
●all over the world(◆all overは「群前置詞」)
   ● 世界中(至る所)で[に/の]

○all over N(◆all overは「群前置詞」.allは「副詞」,overは「前置詞」)
    ○Nのいたる所で[に/の]
【文法的分析】
This:S
is:V②
〔the Internet〕:C
{by means of which we can keep up with current events all over the world}:形容詞節 → the Internet
by means of which:M’
by means of:前
which:PO
関係代名詞〔非制限用法〕
we:S’
~~~~~
《keepを完全自動詞と考えると》
can keep〈up〉:V’①
〈with current events all over the world〉:A’
with:前
〔current events ←{all over the world}〕:PO
《keep up withを完全他動詞と考えると》
keep up with:V’③
〔current events ←{all over the world}〕:O’
~~~~~
{all over the world}:a → events
all over:前
〔the world〕:PO
【参考】
◆keep up withは,「はじめての英文法・英語構文詳解」では『keep up:1 with:前→events』としており,「勝手に英文解釈」では『which節は、We / can keep ((up)) / A((with 〈current events {←all over the world}〉)) / M2((by means of the Internet)).(文型:S V A)ってな形からの変形』としています.




□ 新・基本英文700選:452.
その女性たちは,両親が昼間工場で働いている子供たちの世話をしています.

The ladies are looking after the children whose parents are


employed in factories during the daytime.


【重要な構文・文法事項】
●N whose A ~(◆whoseは関係代名詞whoの所有格)
   ●(その人の)Aが[に/を]~(する)N
【記憶すべき構文・文法事項・慣用語句】
●look after N《S V A》(◆Nは「人・物」.受動態はbe looked after)
   ●Nの世話をする
○look after N《S V A》
    ①Nに気をつける[注意を払う](◆Nは「事」.受動態はbe looked
     after)
   ☞ ②Nの世話をする(◆Nは「人・物」.受動態はbe looked after)
    ③N(のあと)を見送る
【文法的分析】
〔The ladies〕:S
~~~~~
《lookを完全自動詞と考えると》
are looking:V①
〈after the children whose parents are employed in factories during the daytime〉:A
after:前
〔the children ←{whose parents are employed in factories during the daytime}〕:PO
《look afterを完全他動詞と考えると》
are looking after:V③
〔the children ←{whose parents are employed in factories during the daytime}〕:O
~~~~~
{whose parents are employed in factories during the daytime}:形容詞節
〔{whose}→ parents〕:S’
whose:a → parents
関係代名詞whoの所有格
are employed:-V’③
〈in factories〉:M’
〈during the daytime〉:M’
【参考】
◆look afterは,「はじめての英文法・英語構文詳解」では『are looking after:3』としており,「勝手に英文解釈」では『S / are looking / A((after 〈O {←whose parents v x}〉 )).(文型:S V A)』としています.
★ どうして英語が使えない?
『(cf. どうして英語が使えない?pp.159-161)「700選」の編者は文と状況の関係をまったく分かっていないだけではありません.文の調子よりもさらに微妙な話しになりますが,文の長さとその内容の関係も全然理解していないらしいのです.簡単に言えば,文の語っている内容は,その分の長さに見合っていなければなりません.たとえば,452の英文は内容を詰めこみすぎです. この英文を読むと,独立した一文の要点になれるくらいに重要なトピックが次々と現れて,眼が回りそうです.「婦人たちが世話をしている」ことを言いたいのか,両親が失業している子供ではなくて「両親が働いている子供」を世話していると言いたいのか,それとも夜ではなく「昼間働いている」ことが中心の話題なのか,はたまた畑ではなくて「工場で働いている」ことを言いたいのか.焦点が多すぎて,結局つかみどころのない文章になっています. 詰めこみすぎだということは,訳文を見てもわかるはずです.「両親が昼間工場で働いている子供たち」というところが,ぎこちないのです.この訳文を読みやすくすることは簡単で,「昼間」を取ってしまうか,「工場で」を取ってしまえばよいのです.両方取ればもっとすっきりします. あるいは「両親が昼間工場で働いている『間』」とすると,この部分が少し独立した感じになって,頭の中で整理がつきやすくなります.もっとも,この英文は関係代名詞の構文として出ているものなので,whoseの代わりにwhileを使うことはできなかったのでしょう.意味よりも文法を優先しているわけです. そのうえ,「働いている」をemployedとしているのも変です.employedはたしかに「従事する」という意味もありますが,固い表現で,しかもそのあとにin factoriesなどとつづく場合はやはり「雇われている」の意味になります.「昼間雇われている」というのはちょっと変です.「昼間働いている」なら,workingの方がいいと思います. 要するに,この英文は「文法の規則」しか頭にない人が,中途半端に覚えた単語を,つなげるだけつないでしまった工作物と言えるでしょう.受験参考書にはこうした「架空」の英文が溢れています. しかし受験英語の不自然さに気がついている参考書もないではありません.私が何十冊も見た参考書の中で,受験英語にある程度距離を置いて書いているのは「英文法現代英文法講義の実況中継(上・下)」(山口俊治,語学春秋社)だけでした.その中で山口は,むりやり関係詞を使った例文を次のように批評しています. The boy and his dog (who/which/that) were crossing the road were run over by a car. 先行詞が「人と動物」の場合,関係代名詞はthatになるという,人工的につくられたような文法問題ですね. この批評の言葉を借りれば,まことに「700選」にはartificial Englishとunnatural Japaneseがひしめいています.こんな文ばかり700も覚えなければならないのは,本当に悲劇です.』
【代替例文】
★ 関係代名詞whoの所有格whose
□ 英語必修例文600:308
橋を塞いでいる車の運転手に男が怒鳴っているのを見かけた.
I saw a man shouting at a driver whose car was blocking the
□ 入試英語最重要構文540:209
親の亡くなった子供は「孤児」と呼ばれる.
Children whose parents are dead are refferred to as “orphans.”




□ 新・基本英文700選:453.
土手の向こうに屋根が見えるのが鈴木君の家です.

The house whose roof you see beyond the bank is Mr. Suzuki's.


【comment】
whose roof = of which the roof = the roof of which
【重要な構文・文法事項】
●N whose A ~(◆whoseは関係代名詞whichの所有格)
   ●(それの)Aが[に/を]~(する)N
ⓐN whose A ~(◆whoseは関係代名詞whichの所有格)
ⓑN the A of which ~
ⓒN of which the A ~
    ○ それのAが[に/を]~(する)N
【文法的分析】
〔The house ←{whose roof you see beyond the bank}〕:S
{whose roof you see beyond the bank}:形容詞節
〔{whose}→ roof〕:O’
whose:a
関係代名詞whichの所有格
you:S’
see:V’③
〈beyond the bank〉:M’
is:V②
Suzuki's:nC
【参考】
★ どうして英語が使えない?
『(cf. どうして英語が使えない?pp.153-154)「鈴木君」をMr. Suzukiとしているのもどうかと思いますが,明らかに会話の文章と思われる英文にwhoseが出てくるのはあまりに不自然で,あいた口がふさがりません. なぜwhoseを使っているのかと言うと,この文が「重要事項を含む構文」という節の「関係詞」の項に入っているからでしょう.つまりこの文ではwhoseという関係代名詞を使わないわけにはいかなかったのです.「初めに文法ありき」で,ここでは関係代名詞のwhoseさえ使ってあれば,他のことはどうでもよかったわけです. 448と453の例文の載っているページは特にひどい例文が多く,12の英文のほとんどが関係代名詞をむりやり使っています.一人のアメリカ人は,その12の文のうち自然に読めるのは一つだけだと言いました.この本を持っている人のために書いておくと,455の文がそうです.それ以外はどれもおかしな文だということです.』
【代替例文】
★ 関係代名詞whichの所有格whose
□ 英語必修例文600:309
We live in an old house whose roof could collapse at any time.
私たちは今にも屋根が崩れ落ちそうな古い家に住んでいる.
□ 入試英語最重要構文540:209
Children whose parents are dead are referred to as “orphans.”
親の亡くなった子供は「孤児」と呼ばれる.
□ 入試英語最重要構文540:209N
The house whose roof is red over there is mine.
あそこの屋根の赤い家が私の家です.




□ 新・基本英文700選:454.
(◆『伊藤和夫「基本英文700選」をググる』認定「基本悪文176選」の一つ)
まったく素性のわからない人間を軽々しく信用してはならない.

You should not so easily trust a man of whose past you know


nothing.


【重要な構文・文法事項】
●N of whose A ~(◆whoseは関係代名詞whoの所有格)
   ●(その人の)Aについて~(する)N
【記憶すべき構文・文法事項・慣用語句】
●should not V
   ●Vすべきでない,Vしてはいけない

ⓐshould not V
○shouldn't V
ⓑought not to V(◆《米》では否定文・疑問文でtoを略すことがある.)
○oughtn't to V(◆《米》では否定文・疑問文でtoを略すことがある.)
   ☞ ①Vすべきでない,Vしてはいけない
    ②Vしないはずだ(◆ ⓐのみ)
【文法的分析】
You:S
should not〈〈so〉→ easily〉trust:V③
〔a man ←{of whose past you know nothing}〕:O
{of whose past you know nothing}:形容詞節
{of whose past}:a → nothing
of:前
〔{whose}→ past〕:PO
whose:a → past
関係代名詞whoの所有格
you:S’
know:V’③
nothing:O’
【参考】
◆「ググる」の指摘
『(cf. 伊藤和夫「基本英文700選」をググる)
454. You should not so easily trust a man of whose past you know nothing.
 まったく素性のわからない人間を軽々しく信用してはならない。
<You should not trust a man so easily whose past you know nothing of.>と書くべきでしょうね(so easilyは文末においてもオーケー)。 “a man of whose past”のググり件数は39です。ほとんどが「700選」がらみです。半分は韓国サイト。』




□ 新・基本英文700選:455.
これまで記録されている中で,もっとも悲惨な地震が起こった.

There occurred the most terrible earthquake that has ever been


recorded.


【comment】
「最上級 … that … ever ─」は「今までに─したもののうちで最も…」
【重要な構文・文法事項】
●the最上級N that has ever V-en(◆Nは「人・物」)
(◆ 主節の動詞が過去形のときは,従属節のhasはhadになる.)
   ● これ[それ]までVした(うちで)最も…なN
【記憶すべき構文・文法事項・慣用語句】
●There occurred N(There+V+S)《S V》
   ●Nが起こった

【文法的分析】
There:不定副詞
occurred:V①
〔the most terrible earthquake ←{that has ever been recorded}〕:S
{that has ever been recorded}:形容詞節
that:S’
関係代名詞
has〈ever〉been recorded:-V’③
【代替例文】
★the最上級N that has ever V-en
□ 英語必修例文600:468. cf.
その気の毒な子供たちがそれまでにあてがわれた中で,それが最も家らしいものだった.
It was the nearest thing to a home that had ever been provided for the poor children.
□ 入試英語最重要構文540:272
シェイクスピアは今まで存在した最も偉大な劇作家だと,私は信じています.
I believe Shakespeare is the greatest dramatist that (has) ever lived.




□ 新・基本英文700選:456.
今日は一日中雨で,昨日の天気予報は大はずれだった.

It rained all day today, which was quite contrary to yesterday's


weather forecast.


【重要な構文・文法事項】
● ─, which ~(◆ whichは関係代名詞〔非制限用法〕)
   ● ─、そして[しかし]それ[そのこと]は~

○ ─, which ~(◆ whichは関係代名詞〔非制限用法〕)
   ☞ ①〔whichが主格〕─、そして[しかし]それ[そのこと]は~
    ②〔whichが主格補語〕─、そして[しかし]~それ(である)
【記憶すべき構文・文法事項・慣用語句】
●It rained(◆Itは「天候を表す非人称のit」)
   ● 雨が降った
● 副詞的対格(= 名詞語群の副詞的用法):「① 時,② 回数,③ 距離,④ 方向,⑤ 方法,⑥ 様態・付帯状況,などを表す名詞語群」が,副詞的に「動詞を修飾する」ことがある.
○It rains(◆Itは「天候を表す非人称のit」)
    ○ 雨が降る
○It rained(◆Itは「天候を表す非人称のit」)
    ○ 雨が降った
○It will rain(◆Itは「天候を表す非人称のit」)
    ○ 雨が降るだろう
○It is raining(◆Itは「天候を表す非人称のit」)
    ○ 雨が降っている
○It was raining(◆Itは「天候を表す非人称のit」)
    ○ 雨が降っていた
○It has been raining(◆Itは「天候を表す非人称のit」)
○It's been raining(◆Itは「天候を表す非人称のit」)
    ○ 雨が降り続いている
【文法的分析】
It:S
天候を表す非人称のit
rained:V①
〈all day〉:M
時を表す副詞的対格
today:M
{which was quite contrary to yesterday's weather forecast}:形容詞節 → 主節の内容
which:S’
関係代名詞〔非制限用法〕
was:V’②
~~~~~
《contraryを形容詞と考えると》
{〈quite〉→ contrary}:C’
〈to yesterday's weather forecast〉:A’
《contrary toを前置詞と考えると》
{〈quite〉→{contrary to yesterday's weather forecast}}:C’
{contrary to yesterday's weather forecast}:a
contrary to:前
〔yesterday's weather forecast〕:PO
~~~~~
【単語】
contrary
    〈形〉(~に)反する,(~と)相容れない(to~);反対の;逆の
contrary to
    〈群前置詞〉~に反して,~に逆らって,~に反対して
【文法・語法】
★ 非制限用法の関係代名詞whichが先行する節の内容を受ける用法
『(cf. 英文法解説p.78)代名詞 疑問代名詞・関係代名詞 関係代名詞 非制限用法のwhich 先行する節の内容を受ける用法』
【代替例文】
★ ─, which~(◆ whichは関係代名詞〔非制限用法〕)
□ 英語必修例文600:321
医薬品の中には期限切れのものがあるが,その事自体が違法である.
Some of the medicines are out of date, which is in itself against the law.
□ 入試英語最重要構文540:235
彼は無知を装ったが,そのことが私をさらに怒らせた.
He pretended ignorance, which made me still more angry.




□ 新・基本英文700選:457.
彼らは彼を愚鈍と思ったが,彼はそうではなかった.

They thought him dull, which he was not.


【comment】
whichはdullを指す.whichの継続用法では,節や句を指すこともあり,稀には形容詞や動詞を指すこともある.例:He bowed, which she returned courteously. (彼が頭を下げると,彼女もていねいに答礼した.)
【重要な構文・文法事項】
● ─, which ~(◆ whichは関係代名詞〔非制限用法〕)
   ●〔whichが主格補語〕─、そして[しかし]~それ(である)

○ ─, which ~(◆ whichは関係代名詞〔非制限用法〕)
    ①〔whichが主格〕─、そして[しかし]それ[そのこと]は~
   ☞ ②〔whichが主格補語〕─、そして[しかし]~それ(である)
【記憶すべき構文・文法事項・慣用語句】
●think O C《格式》
   ●OがCであると思う[考える/みなす/判断する]

ⓐthink O to be C《格式》
ⓑthink O C《格式》
    ○OがCであると思う[考える/みなす/判断する]
【文法的分析】
They:S
thought:V⑤
him:O
dull:aC
{which he was not}:形容詞節 → dull
which:aC’
関係代名詞〔非制限用法〕
he:S’
was not:V’②
C’はwhich
【文法・語法】
★ 非制限用法の関係代名詞whichが補語になる構文
『(cf. 英文法解説p.79)代名詞 疑問代名詞・関係代名詞 関係代名詞 非制限用法のwhich 人間を表す名詞を先行詞とする場合 その名詞が人間の性格・職業・地位などを示し,whichが補語になる構文で使われる. 《参考》この用法では形容詞が先行詞の例もある. She was rich, which unfortunately I was not.(彼女は金持ちだったが,不幸にして私には金がなかった)』
【参考】
◆which he was notは,「はじめての英文法・英語構文詳解」では『was:2 dullの省略』としており,「勝手に英文解釈」では『which は関係代名詞(主格)で、先行詞は「dull(愚鈍であるという性質/状態)」。which節の文型構造は、he / was not / 〈which〉(文型:S V C)』としています.




□ 新・基本英文700選:458.
私が日本に滞在したのはほんの数か月だが,その間に次から次へと苦しい目にあった.

I stayed in Japan only a few months, during which time I went


through a series of hardships.


【comment】
go through …「…を経験する」.
【重要な構文・文法事項】
● ─, during which time ~(◆ whichは主節の内容を先行詞とする「関係形容詞〔非制限用法〕」)
   ● ─、そして[しかし]その間に~
【記憶すべき構文・文法事項・慣用語句】
● 副詞的対格(= 名詞語群の副詞的用法):「① 時,② 回数,③ 距離,④ 方向,⑤ 方法,⑥ 様態・付帯状況,などを表す名詞語群」が,副詞的に「動詞を修飾する」ことがある.
●go through N《S V A》(◆Nは「苦難・困難など」)
   ●Nを経験する[堪え忍ぶ/切り抜ける]
●a series of N(◆“a series of+複数名詞”は単数として扱う.)
   ● 一連のN,一続きのN,一組の,Nの連続
○go through N《S V A》
    ①Nを通り抜ける[通過する/貫通する](◆Nは「場所」)
   ☞ ②Nを経験する[堪え忍ぶ/切り抜ける](◆Nは「苦難・困難など」),Nを受
     ける(◆Nは「検査・治療など」)
    ③Nを詳細に調べる,Nをくまなく探す,Nを精査[捜査]する(◆Nは「部
     屋・リストなど」)
【文法的分析】
I:S
stayed:V①
〈in Japan〉:A
〈only a few months〉:M
時を表す副詞的対格
{during which time I went through a series of hardships}:形容詞節 → 主節の内容またはonly a few months
〈during which time〉:M’
during:前
〔{which}→ time〕:PO
which:a
関係形容詞〔非制限用法〕
I:S’
went:V’①
〈through a series of hardships〉:A
through:前
〔{a series of}→ hardships〕:PO
【単語】
which
    〈関係形容詞〉その(◆直後に名詞がある.先行詞はあるが,格はない.非制限
    用法のみ)
series(複series)
    〈名〉(通例三つ以上の)一続き,連続,一組,一連のもの
hardship
    〈名〉(耐え難い)苦難,困窮,辛苦,困苦;〔しばしば複数形で〕つらいこと,
    (具体的な)苦労,苦難,苦労の種
【文法・語法】
★ 非制限用法の関係代名詞whichの関係形容詞としての用法
『(cf. 英文法解説p.79)代名詞 疑問代名詞・関係代名詞 関係代名詞 非制限用法のwhich 関係形容詞としての用法』
【参考】
◆during which time~の先行詞は,「はじめての英文法・英語構文詳解」では『which time=only a few months』としていますが,「勝手に英文解釈」では『which は関係形容詞で、先行詞は「前の文全体の内容」(または「a few months」)。(「, during which time...」は「, and while I stayed in Japan,...」「, during the few months...」といった意味)』としています.




□ 新・基本英文700選:459.
君は,自分で正しいと思うことをやっているのか.

Are you doing what you think is right?


【重要な構文・文法事項】
●N what S PV ~(◆“what S PV ~”は連鎖関係詞節)
   ● ~(する)とSがPVすること[もの]

【文法的分析】
Are:aux
you:S
doing:V③
〔what you think is right〕:名詞節O
連鎖関係詞節
you think that it is rightのitがwhatになって前に出てthatが省略され,Are doingの目的語の名詞節になったと考える.
what:S‘’
関係代名詞
you think:関係詞連鎖
you:S’
think:V’③
O’はwhat & is right
is:V‘’②
right:aC’’
【代替例文】
★N what S PV ~(◆“what S PV ~”は連鎖関係詞節)
□ 英語必修例文600:338
He made what I thought was a rather silly joke.
彼は,かなりくだらないと私には思える冗談を言った.




□ 新・基本英文700選:460.
私が今日あるのはおじのおかげです.

My uncle has made me what I am today.


【重要な構文・文法事項】
●what S is today(◆whatは関係代名詞)
   ● 今日のS
○what S is(◆whatは関係代名詞)
    ○ 現在のS,Sの現在[現実/ありのまま/本当]の姿;S〔人〕の人柄,S〔物〕
     の本質(← Sがそうである姿)
【記憶すべき構文・文法事項・慣用語句】
●make O C(◆Oは「人・物・事」,Cは「名詞・形容詞・過去分詞」)
   ●OをCにする
○make O C
   ☞ ①OをCにする(◆Oは「人・物・事」,Cは「名詞・形容詞・過去分詞」)
    ②OをCに任命する(◆Oは「人」,Cは「役職」)
【文法的分析】
uncle:S
has made:V⑤
me:O
what I am today:名詞節C
what:nC’
関係代名詞
I:S’
am:V’②
C’は関係代名詞what
today:M’
【単語】
make
    〈動⑤〉O〔人・物・事〕をCにする(◆Cは名詞・形容詞・過去分詞)
what
    〈関係代名詞〉〔関係詞節の中で主格補語として〕(人・物が)~であること[状
    態];~の人柄
【代替例文】
★what S is today(◆whatは関係代名詞)
□ 英語必修例文600:339
I owe what I am today to that teacher.
私が今日あるのはその先生のお陰だ.
□ 入試英語最重要構文540:045
My mother has made me what I am today.
私の今日あるのは母のおかげである.
□ 入試英語最重要構文540:224
I owe what I am today to my parents.
私が今日あるのは両親のおかげです.