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□ 新・基本英文700選:431.
彼がその事業に成功する可能性はほとんどないと思う.

I think there is little probability of his succeeding in the enterprise.


【comment】
hisはsucceedingの意味上の主語.
【重要な構文・文法事項】
●There is little probability of N's V-ing
   ●NがVする見込みはほとんどない
ⓐThere is little chance of N's V-ing
○There is little chance of N V-ing
ⓑThere is little probability of N's V-ing
○There is little probability of N V-ing
    ○NがVする見込みはほとんどない
【記憶すべき構文・文法事項・慣用語句】
●little N
   ● ほんの少しのN,ほんのわずかのN,ほとんどないN
【文法的分析】
I:S
think:V③
〔there is little probability of his succeeding in the enterprise〕:名詞節O
there:不定副詞
is:V’①
〔little probability ←{of his succeeding in the enterprise}〕:S’
{of his succeeding in the enterprise}:a
of:前
〔his succeeding in the enterprise〕:PO
his :(S)
動名詞succeedingの意味上の主語-所有格
succeeding:n|(V①)
動名詞
〈in the enterprise〉:(A)
【代替例文】
★There is little probability of N('s) V-ing / There is little chance of N('s) V-ing
□ 入試英語最重要構文540:322
There is little, if any, chance of his being elected Prime Minister.
彼が首相に選ばれる見込みは,たとえあるにしても,ほとんどない.




□ 新・基本英文700選:432.
彼女は部屋が暑すぎて困ると言った.

She complained of the room being too hot.


【comment】
the roomはbeing too hotの意味上の主語
【重要な構文・文法事項】
●complain of N being C
   ●NがCであると不平を言う
○complain of N《S V A》
    ①Nについて不平[不満]を言う(=complain about N)
    ②Nを訴える(◆Nは「苦痛・病苦など」)
○complain about N《S V A》
    ○Nについて不平[不満]を言う
○complain to A about B《S V A》
    ○AにBについて訴える[苦情を言う]
ⓐcomplain about N being C
ⓑcomplain of N being C
    ○NがCであると不平を言う
【文法的分析】
She:S
complained:V①
〈of the room being too hot〉:A
~~~~~
《beingを動名詞と考えると》
of:前
〔the room being too hot}〕:PO
〔the room〕:(S)
動名詞の意味上の主語
無生物の名詞や抽象名詞はそのまま動名詞の前に置くのがふつう(cf. ロイヤル英文法 p.531).
being:n|(V②)
動名詞
{〈too〉→ hot}:(C)
《beingを現在分詞と考えると》
of:前
〔the room ←{being too hot}〕:PO
{being too hot}:a
being:a|(V②)
現在分詞の形容詞的用法
{〈too〉→ hot}:(C)
~~~~~
【文法・語法】
★ 動名詞の意味上の主語-通格
『(cf. ロイヤル英文法p.531)動名詞 動名詞の形と機能 動名詞の意味上の主語 意味上の主語を明示する場合 無生物の名詞の場合 無生物の名詞や抽象名詞はそのまま動名詞の前に置くのがふつう. I am sure of the news being true.(私はその知らせが本当だと確信する)』
『(cf. 英文法詳解p.431)動名詞 動名詞の時制 動名詞の意味上の主語 人称代名詞以外の代名詞,および一般の名詞は所有格にせずに,そのままの形で動名詞の前におくのがふつうである.』
【代替例文】
★complain about N being C / complain of N being C
□ 入試英語最重要構文540:191
He complained about the room being too hot and humid.
彼は部屋が蒸し暑すぎると文句を言った.




□ 新・基本英文700選:433.
最近出版された書物のうちで,読む価値のあるものはほんのわずかしかない.

Of all the books published recently, only a few are worth reading.


【comment】
The plan is worth trying.「その計画はやってみる価値がある」.
cf. The plan is worth while. It is worth while trying the plan. (231)
【重要な構文・文法事項】
●be worth V-ing
   ●Vする価値がある,Vするに値する

【文法的分析】
{Of all the books published recently}:a → only a few
Of:前
部分のof
〔all the books ←{published recently}〕:PO
published:a|(-③)
recently:(M)
〔〈only〉→〔a few〕〕:S
a few:n
代名詞
are:V②
~~~~~
《worthを形容詞と考えると》
worth:aC
reading:worthのO│(V③)
動名詞
主文の主語(この文の場合only a few)が動名詞の意味上の目的語(O)になる.
《worthを前置詞と考えると》
{worth reading}:C
worth:前
reading:PO|(V③)
動名詞
主文の主語(この文の場合only a few)が動名詞の意味上の目的語(O)になる.
~~~~~
【単語】
of
    〈前〉~の中で,~の(いわゆる〔部分のof〕)
only
    〈副〉ただ~だけ;(数量が)ほんの~にすぎない
a few
    〈代〉〔複数扱い〕少数,少数のもの[人],多少(some)
    〈形〉〔「有る」事に焦点を当てて〕いくらかの,少しの,多少の
only a few
    〈名〉ほんのわずか[少し]
    〈形〉ほんのわずか[少し]の
【代替例文】
★be worth V-ing
□ 英語必修例文600:198
He didn't think the television was worth repairing.
そのテレビは修理するに値しないと彼は思った.
□ 入試英語最重要構文540:181
The place is worth visiting at least once.
その場所は少なくとも一度は訪問する価値がある.




□ 新・基本英文700選:434.

大都会の喧騒と雑踏の中に住んでいると,時おり田舎に出かけて行きたくなる.

Living in the noise and bustle of a large city, we sometimes feel


like going to the country.


【重要な構文・文法事項】
●feel like V-ing
   ●Vしたい(ような)気がする
【記憶すべき構文・文法事項・慣用語句】
●V-ing〔分詞構文:単純形・能動態〕
   ●〔時〕Vすると,Vしているうちに
○V-ing〔分詞構文:単純形・能動態〕
(◆ 分詞が表す動作・状態は,述語動詞が表す「時」と同じ時を表す.文中や文頭に置く場合はコンマで切る.)
   ☞ ①〔時〕Vすると,Vしているうちに
    ②〔原因・理由〕Vするので
    ③〔付帯状況〕Vしながら
    ④〔条件〕Vすれば
    ⑤〔譲歩〕たとえVするとしても
○ ─, V-ing〔分詞構文:単純形・能動態〕
(◆ 分詞が表す動作・状態は,述語動詞が表す「時」と同じ時を表す.)
    ○〔付帯状況〕─(して)そしてVする
【文法的分析】
〈Living in the noise and bustle of a large city〉:分詞構文〔時〕
Living:adv|(V①)
〈in the noise and bustle of a large city〉:(M)
in:前
〔〔the noise and bustle〕←{of a large city}〕:PO
we:S
〈sometimes〉feel:V②
{like going to the country}:C
like:前
〔going to the country〕:PO
going:n|(V①)
動名詞
〈to the country〉:(A)
【単語】
feel
    〈動②〉Cと感じる(◆Cは形容詞・副詞(句))
like
    〈前〉~のような
feel like
    〈動③〉Oが欲しい(気がする)
【参考】
★feel like
 このlikeはロイヤル英和・サンライズクエスト・アンカーコズミカ・フェイバリットでは前置詞としている.
【代替例文】
★feel like V-ing
□ 英語必修例文600:197
I just felt like bursting into tears.
私は今にも泣き出したい気持ちだった.
□ 入試英語最重要構文540:187
Left alone, I sometimes feel like crying.
一人になると,時々泣きたくなることがあります.




□ 新・基本英文700選:435.
今世紀の終わりまでに科学がどこまで進歩しているか,見当もつかない.

There is no telling how far science may have progressed by the


end of this century.


【重要な構文・文法事項】
●There is no V-ing《略式》
   ●(とても)Vすることはできない,Vするのは到底不可能
    だ

ⓐThere is no V-ing《略式》
ⓑIt is impossible to V
    ○(とても)Vすることはできない,Vするのは到底不可能だ
【記憶すべき構文・文法事項・慣用語句】
●may have V-en
   ●Vして(しまって)いるかもしれない
    (◆ この意味は,文法書でも辞書でも一切確認できませんでした.)
『(cf. 「勝手に英文解釈」)
 ここでの「may+完了形」は、「過去の推量」(例文349)ではなく、「推量」+「完了」で、「(~までに)~しているかもしれない」を表しています。「will+完了形」の「未来完了形」に準じるもので(例文276)、それより確信度が低い場合に使います。(「未来の時点を基準(話し手の視点)として、そこから後ろを振り返る推量」といった考え方です)
文法書にはあまり書いていませんが、未来を示す副詞要素と一緒に使われる場合には注意が必要ですね。たとえば、以下の『TIME』の記事で使われており、該当箇所が東大で出題されたようです。
http://www.time.com/time/magazine/article/0,9171,978329-9,00.html
http://homepage2.nifty.com/asagaya-eigojuku/pdf16.pdf
○may have V-en
    ○〔過去の可能性・推量〕Vしたかもしれない
○may not have V-en
    ○〔過去の可能性・推量〕Vしなかったのかもしれない
○may have V-en, but ─
    ○〔譲歩〕(あるいは)Vしたかもしれないが,─
○will have V-en(◆ 未来完了形)
    ①〔未来のある時点における完了・結果〕
     (その時までには)Vしてしまっているだろう
    ②〔未来のある時点における経験〕
     (その時までに)Vしたことになる(だろう)
    ③〔未来のある時点までの状態の継続〕
     (その時まで)Vしていたことになる(だろう)
    ④〔未来のある時点までの習慣の継続〕
     (その時まで)Vしたことになる(だろう)
    ⑤〔現在の推量〕
     (すでに)Vした[している]だろう
【文法的分析】
There:不定副詞
is:V①
〔{no}→〔telling how far science may have progressed by the end of this century〕〕:S
telling:n|(V③)
動名詞
〔how far science may have progressed by the end of this century〕:名詞節(O)
〈〈how〉→ far〉:M’
how:adv
疑問副詞
science:S’
may have progressed:V’①
〈by the end of this century〉:M’
by:前
〔the end ←{of this century}〕:PO
【参考】
◆There is no tellingは,「はじめての英文法・英語構文詳解」に『There is no ~ing:~しても無駄だ』とありますが,「勝手に英文解釈」に『「There is no -ing」で「~することはできない」の意味になります。cf. It is [would be] impossible to tell 〈how far s v x〉. (出口さんのサイトには「~しても無駄だ」とありますが「There is no use (in) -ing」との勘違いでしょう)』とのことです.
【書き換え文】
It is impossible to tell what may happen in the future.
【代替例文】
★There is no V-ing
□ 英語必修例文600:190
There was no mistaking the threat in her tone.
彼女の脅しの口調は聞き間違えようがなかった.
□ 英語必修例文600:394
Once Allan has made up his mind to do something, there's no stopping him.
アランが一旦何かをしようと決心してしまうと,止めるのは無理だ.
□ 入試英語最重要構文540:069
There is no telling what may happen in the future.
将来何が起こるかはわからない.




□ 新・基本英文700選:436.
駅へ着くとすぐ,私は事務所におじさんを訪ねた.

On arriving at the station, I went to see my uncle at his office.


【comment】
on ─ingは,「─することに接触して(…する)」という原義から,when … あるいはas soon as …に相当すると考える.
【重要な構文・文法事項】
●on V-ing《格式》
   ●Vするとすぐに,Vすると同時に

ⓐon V-ing《格式》
ⓑupon V-ing《格式》
   ☞ ①Vするとすぐに,Vすると同時に
    ②Vしたすぐあとで
    ③Vする際に,Vする時点で
【文法的分析】
〈On arriving at the station〉:文M
On:前
〔arriving at the station〕:PO
arriving:n|(V①)
動名詞
〈at the station〉:(A)
I:S
went:V①
〈to see my uncle at his office〉:M
to see:adv|(V③)
to不定詞の副詞的用法
〔my uncle〕:(O)
〈at his office〉:(M)
【文法・語法】
『(ライトハウスp.976:onの前置詞の項)…すると,…するとすぐ;…の時点で [語法] この用法のonの後には動詞的な意味の名詞か動名詞がくる.』
【代替例文】
★On V-ing / Upon V-ing
□ 英語必修例文600:201
He felt a tiny shiver of excitement on hearing the final outcome.
彼は最終結果を聞いたとき,興奮してちょっと身震いがした.
□ 入試英語最重要構文540:207
Upon [On] finding the news true, she couldn't help but cry for joy.
その知らせが本当だと知ったとたん,彼女は嬉しさの余り泣かないではいられなかった.




7.Relative
  関 係 詞


□ 新・基本英文700選:437.
私たちは梅の花で有名な水戸公園を見に行った.

We visited Mito Park, which is famous for its plum blossoms.


【重要な構文・文法事項】
● ─, which ~(◆ whichは関係代名詞〔非制限用法〕)
   ● ─、そして[しかし]それ[そのこと]は~
○ ─, which ~(◆ whichは関係代名詞〔非制限用法〕)
   ☞ ①〔whichが主格〕─、そして[しかし]それ[そのこと]は~
    ②〔whichが主格補語〕─、そして[しかし]~それ(である)
【文法的分析】
We:S
visited:V③
〔Mito Park〕:O
{which is famous for its plum blossoms}:形容詞節 → Mito Park
which:S’
関係代名詞〔非制限用法〕
is:V’②
{famous ←〈for its plum blossoms〉}:C’
〈for its plum blossoms〉:adv
for:前
〔its plum blossoms〕:PO
【代替例文】
★ 関係代名詞which〔非制限用法〕
□ 英語必修例文600:321
医薬品の中には期限切れのものがあるが,その事自体が違法である.
Some of the medicines are out of date, which is in itself against the law.
□ 入試英語最重要構文540:235
彼は無知を装ったが,そのことが私をさらに怒らせた.
He pretended ignorance, which made me still more angry.




□ 新・基本英文700選:438.
(◆『伊藤和夫「基本英文700選」をググる』認定「基本悪文176選」の一つ)
彼の父だと思った人は,まったく知らない人だった.

The man who I thought was his father proved to be a perfect


stranger.


【comment】
438.─439. 関係代名詞が,I know, you think, they fancyなどに続く従属節の中で代名詞としてのはたらきをもつ場合がある.
cf. I thought that he was his father. You are sure that they will help you.
【重要な構文・文法事項】
●N who S PV ~(◆Nは「人」.“who S PV ~”は連鎖関係詞節)
   ● ~(する)とSがPVするN
ⓐN who S PV ~(◆Nは「人」.“who S PV ~”は連鎖関係詞節)
ⓑN that S PV ~(◆Nは「人」.“that S PV ~”は連鎖関係詞節)
    ○ ~(する)とSがPVするN
【記憶すべき構文・文法事項・慣用語句】
●prove to be C《S V C》
   ●Cであるとわかる[判明する]
ⓐprove to be C《S V C》
ⓑprove C《S V C》
    ○Cであるとわかる[判明する]
【文法的分析】
〔The man〕:S
{who I thought was his father}:形容詞節 → man
連鎖関係詞節
I thought that he was his fatherのheがwhoになって前に出てthatが省略され,manを修飾する形容詞節になったと考える.
who:S‘’
関係代名詞
I thought:関係詞連鎖
I:S’
thought:V’③
O’はwho & was his father
was:V’’②
〔his father〕:C‘’
proved:V②
to be:aC|(V②)
〔a perfect stranger〕:(C)
【単語】
prove
    〈動②〉prove (to be) C Cであることがわかる,C (である)と判明する
【文法・語法】
★ 連鎖関係詞節
『(cf. 英語構文のエッセンスS-2 p.137)関係詞連鎖 関係代名詞が導く形容詞節の内側に,接続詞thatの導く名詞節があり,関係代名詞がそのthat節の内側で働く現象を関係詞連鎖といいます.』
『(cf. 新マスター英文法p.625)連鎖関係詞節 関係詞節の中にもう一つの節(I think, we believe, I know, etc.)が挿入されることがあり,この形をとった関係詞節を「連鎖関係詞節」と呼ぶことがある.』
『(cf. 英文法詳解p.182)関係詞 関係代名詞を含むやや難解な構文 関係代名詞の次にI thinkなどが挿入される場合 現在の英語では,この挿入的な文句の前後にコンマをおくことも,またI thought thatのようにthatを入れることも,まずない.』
『(cf. 英文法詳解p.184)関係代名詞の次にI thinkなどが挿入される場合 関係代名詞が目的格のときは次の例のように接続詞のthatがはいる.the trick (which) I believe that he used(彼が使ったと私の信じているごまかしの手口)』
* 詳しくは,総合英文読解ゼミpp.224-228,必修英語構文pp.130-137,現代英文法講義pp.192-193などを参照せよ.
★prove (to be) C C (である)と判明する
形容詞が補語のときにはto beを省略するのが普通で,名詞が補語のときにはto beを付けるのが普通である.名詞が補語のときにto beを省略するのはイギリス英語である.
『(cf. ロイヤル英文法p.494)不定詞 to不定詞の用法 〈S+V+O+to be〉 to beを省略できるもの ◆〈S+V+O+to be〉のto beを省略できる動詞 prove(立証する)』
『(cf. 英文法解説p.323)準動詞 不定詞 Seem to~ など prove to be~とturn out to be~ to beは省略されることが多い.』
『(cf. G大:proveの自動詞の項)[SV(to be)C/to do]〈人・事が〉…であるとわかる,判明する,…となる(turn out) The operation proved (to be) successful [a success]. 手術はうまくいった《◆名詞が補語のときはto be付きが普通》』(cf. ロイヤル英文法p.486)
『(cf. 現代英文法講義p.52)文の要素 補語 結果の連結動詞:become型 Prove (to be)「C(である)と判明する」: CはAPまたはNP a. The wound proved (to be) fatal. (傷は致命的だとわかった) b. He proved (to be) a true friend. (彼は真の友人(である)とわかった)[to beなしに名詞をとるのは〈英〉]』
【参考】
◆「ググる」の指摘
『(cf. 伊藤和夫「基本英文700選」をググる)
438. The man who I thought was his father proved to be a perfect stranger.
関係代名詞の後に挿入節を置くと、先行詞が関係代名詞を通してどの文章とつながっているかわかりにくくなるので、できるだけ関係代名詞の後には挿入句を入れないようにしましょう。実際の英会話では、話している途中に言い忘れたことを思い出してそれを口に出すので、挿入句が多用されますが、ライティングでわざわざこのような挿入節を含めた文章を書く必要はありません。』
『(cf. 伊藤和夫「基本英文700選」をググる:総論②例文の間違いレベル)
語感が微妙に不自然な英文
関係代名詞の後に挿入節を置くとわかりにくくなるので、できるだけ関係代名詞の後には挿入句を入れないようにしてください。』
【代替例文】
★N who S PV ~(◆“who S PV ~”は連鎖関係詞節)
【例文】
□ 入試英語最重要構文540:228
The boy who I thought was honest deceived me.
私が正直だと思っていた少年が,私をだました.
□ 英語必修例文600:326
I'd like you to meet my friend Janet, who I think I mentioned in my last letter.
友だちのジャネットをご紹介します.彼女のことはこの前の手紙に書いたと思います.
□ 新・基本英文700選:438
The man who I thought was his father proved to be a perfect stranger.
彼の父だと思った人は,まったく知らない人だった.




□ 新・基本英文700選:439.
(◆『伊藤和夫「基本英文700選」をググる』認定「基本悪文176選」の一つ)
きっと助けてくれると思う人の所へまず行きなさい.

Go first to those who you are sure will help you.


【重要な構文・文法事項】
●N who S is sure ~(◆“who S is sure ~”は連鎖関係詞節)
   ● ~(する)とSが確信しているN
【記憶すべき構文・文法事項・慣用語句】
●those who─
   ● ─(する)人々(◆those=the people)
●be sure ─《S V C A》
   ● ─ということを確信している,─ということに自信があ
    る,確かに─と思っている

○be sure that─《S V C A》
○be sure ─《S V C A》
   ☞ ① ─ということを確信している,─ということに自信がある,確かに─と思っ
     ている
    ② 本気で─と思う,─という気持ちは本当である
    ③ 必ず[忘れずに]─(する)ように気をつける
【文法的分析】
Go〈first〉:V①
〈to those〉:A
{who you are sure will help you}:形容詞節 → those
連鎖関係詞節
you are sure that he will help youのheがwhoになって前に出てthatが省略され,thoseを修飾する形容詞節になったと考える.
who:S‘’
関係代名詞
you are sure:関係詞連鎖
you:S’
are:V’②
sure:aC’
A’はwho & will help you
will help:V''③
you:O‘’
【単語】
sure
    〈形〉確信して,確かで,自信がある
【参考】
◆「ググる」の指摘
『(cf. 伊藤和夫「基本英文700選」をググる)
439. Go first to those who you are sure will help you.
関係代名詞の後に挿入節を置くと、先行詞が関係代名詞を通してどの文章とつながっているかわかりにくくなるので、できるだけ関係代名詞の後には挿入句を入れないようにしましょう。実際の英会話では、話している途中に言い忘れたことを思い出してそれを口に出すので、挿入句が多用されますが、ライティングでわざわざこのような挿入節を含めた文章を書く必要はありません。』
『(cf. 伊藤和夫「基本英文700選」をググる:総論②例文の間違いレベル)
語感が微妙に不自然な英文
関係代名詞の後に挿入節を置くとわかりにくくなるので、できるだけ関係代名詞の後には挿入句を入れないようにしてください。』
【代替例文】
★N who S is sure ~(◆“who S is sure ~”は連鎖関係詞節)
□ 英語必修例文600:325. cf.
There are ladies present who I'm sure don't want to hear that sort of language!
きっとその種の言葉を耳にしたくないご婦人方も出席なさっているのですよ.




□ 新・基本英文700選:440.
(◆『伊藤和夫「基本英文700選」をググる』認定「基本悪文176選」の一つ)
私たちの知っている人で,彼に劣らず有能な人の名をあげられますか.

Can you mention anyone that we know who is as talented as he


is?


【comment】
that …とwho …がanyoneを二重に限定する.
【重要な構文・文法事項】
●N that─ who━(◆Nは「人」.関係代名詞の二重限定)
(◆ 最初の関係詞は省略することができるが,2番目のものは省略できない.)
   ● ─(する)うちで━(する)N

【文法的分析】
Can:aux
you:S
mention:V③
〔〔anyone ←{that we know}〕←{who is as talented as he is}〕:O
{that we know}:形容詞節
that:O’
関係代名詞
we:S’
know:V’③
{who is as talented as he is}:形容詞節
二重限定
who:S’’
関係代名詞
is:V’’②
{〈as〉→ talented}:C’’
〈as he is〉:副詞節 → as talentedのas
as he is talentedのtalentedが省略されたもの.
as:接
he:S’’’
is:V‘’’②
省略されたtalentedがaC‘’’
【文法・語法】
★ 関係代名詞の二重限定
『(cf. ロイヤル英文法p.650)関係詞 関係代名詞 関係代名詞の二重限定 2つの制限用法の関係代名詞が,接続詞を伴わないで同じ先行詞を修飾する用法を,関係代名詞の二重限定という.ただし,初めの関係代名詞は省略されることが多い.これと,2つの関係詞節が単に等位接続詞によって結ばれて並立している物と区別することが必要である.』
『(cf. 英文法解説p.85)代名詞 疑問代名詞・関係代名詞
 二重限定 第1の関係代名詞によって限定された先行詞がさらに第2の関係代名詞によって限定される構文で,第1の関係代名詞は省略されることもある.』
【参考】
◆「ググる」の指摘
『(cf. 伊藤和夫「基本英文700選」をググる)
440. Can you mention anyone that we know who is as talented as he is?
関係代名詞を2つ使った文ですが、この文章も文法的に間違いではありません。でもわかりにくくなるので、1つの先行詞には関係代名詞は1つの原則を守りましょう。』
『(cf. 伊藤和夫「基本英文700選」をググる:総論②例文の間違いレベル)
語感が微妙に不自然な英文
このような1つの先行詞に2つの関係代名詞をつける英文はまぎわらしいので書かないようにしてください。』
【代替例文】
★N that─ who━(◆ 関係代名詞の二重限定)
□ 英語必修例文600:330
I can count on the fingers of one hand the number of Japanese I met who treated me as an adult.
私が知り合いになった日本人のうちで,私を大人として扱ってくれた日本人の数は五指で数えられるほどである.
□ 入試英語最重要構文540:216
He is the only person that I know who is equal to the task.
彼は私の知っている人でその仕事をやりとげる力量のあるただひとりの人です.