お寿司屋さんについて考える(2)

僕が子供のころお寿司屋さんの顧客層は、街の旦那衆、企業筋の接待、お金持ちの家族、そして「晴れの日」の一般人といったところでしょうか。つまり、ターゲット顧客は相当ハイエンドでした。もちろん、築地とか銀座とかの繁華街(30年前、僕は田舎に住んでいたので多分・・・)でもなければ、駅前に数件なんて感じでちょっと希少性があったのかな。

おそらく、マーケット規模は小さかったんじゃないかな。

ときは移り、僕が大学のため東京に出てきた1991年。街には「回転寿司」なんてものがちらほらありました。いま思えば、マズイ、マズイ、マズイ。

安いけどマズイ。

レイアウトもカウンターのみ。

寿司に憧れる貧乏男子大学生程度に受け入れられる程度なんじゃなかったでしょうか。
僕はよく行きましたよ。でも身の回りの客も、僕みたいに決してお金持ちには見えませんでしたね。

つまり、少しだけ顧客層が広がった。でもたいして魅力的ではない・・・

ここまでを第2期としましょう。

つづきはまた今度。

お寿司屋さんについて考えてみる(1)


僕が子供のころの会話です。


父 「よし、今日は久しぶりの外で食事をしよう!何が食べたい?なんでもいいぞ」

僕 「やったー。じゃあお寿司!」

父 「お寿司はだめだ。」

僕 「なんでもいいって言ったじゃない。」

父 「でもお寿司はダメなんだ。」


とにかく、僕の子供のころ(約30年前)、高級料理の代名詞といえば「お寿司」でした。当時、全国的には焼肉や、フランス料理、ましてイタリア料理などは普及しきっておらず、まさに別格です。


でも、今我が家での会話では。


僕 「よし、今日は久しぶりに外で食事をしよう。お寿司でもたべようか。」

子 「えー、おすしー」

僕 「お寿司でいいじゃないか。贅沢をいうな!」

子 「はーい。(ホントは焼肉が良かったなー)」


つまり、外食産業の頂点に君臨してきた「寿司業界」の扱いは今や、子供にとっても積極的な選択肢になっていないのですね。でもお寿司を食べる回数は格段に増え、寿司店も町中に存在しており容易にアクセスが可能、もちろん価格もリーズナブルであり、まさに外食産業のメジャープレイヤーの位置づけを確固たるものにしていますね。


30年前から今に至るまでの寿司業界に関する雑感をこれから、綴ろうと思ったのですが、一発で終わらなそうなので、今回は問題提起だけにしておきます。


あんまり期待しないで、後続をお待ちください。


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MBAたまごの『成長日記』


ホワイトスペース戦略 ビジネスモデルの<空白>をねらえ


『イノベーションのジレンマ』のクレイトン・クリステンセンさんの盟友(イノサイトという会社を一緒に創ったそうです)というふれこみのマーク・ジョンソンさんが書いた本です。


前もって書いておきますが、僕はアメリカ人の書くこの手の戦略本はあまり好きではありません。

理由は ①内容が薄い ②薄いのに分厚いのでくどい ③つまり読んでいて飽きる 、からです。これは僕の経験にもとづく属人的感覚です。ポーターやドラッカー、バーニーなど教科書っぽいやつはこの逆なので好きですよ。


さて『ホワイトスペース戦略』ですが、よく行く本屋の最高の場所に「これでもか!」と鎮座ましましていましたので、仕方なく買ってみました。


結構好きなタイプの本でした。


イノベーションに関する本は結構内容が「ふわふわ」していてどこか現実のビジネスとマッチしない理論が多いですが、この本の内容はしっかりと地に足がついた内容です。逆に突飛な内容を求める読者には物足りないかも。


よく人々がつかう「ビジネスモデル」という言葉の定義を「四つの箱」で表現(これは読んでくださいね)しています。この定義は理解しやすく、また現実のビジネスにも応用できますね。


社内でイノベーションを起こす際、また新規事業を開始するときのマネジメント層、アドミニストレーター層の振舞や心構え、思考回路などもうまくまとまっています。このあたりは『イノベーションのジレンマ』の思想と底流でつながっています。


研究者よりもビジネスパーソン向きの一冊です。


とかくアメリカの本は最初に良いことが書いてあって最後に行くほどつまらないもの(日本はその逆)が多い中で、この本は全編にわたり程よいテンションを保ちながら、最後に盛り上がる内容となっており読後感も満足のいくものでした。(岸朝子風にいうと「大変おいしゅうございました」)


ということでこの本の総合評価はAとさせていただきます。


良い本でしたよニコニコ        
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