お父さんは  いやだけど  すこしすき
やす

みなさん、こんにちは。感情麻痺のサイコパスから尊厳人間を目指しているヤスです。
前回〉はベランダ事件が私にどんな決断をさせたのかをご紹介しました。

今回は小学校2年生の時の文集から私のエッセイをご紹介します。子どもが見ている世界を疑似体験しながら、ベランダ事件を起こした父がどんな人だったのか、なぜ締め出しをしてしまったのかをみなさんと一緒に考えたいと思います。

「お父さんは  いやだけど  すこしすき」
やす

ぼくのお父さんは家に帰ると、わざとひじをだします。そして、ぼくの頭にコツンとあたります。ぼくが「なんだよぉ。」というと、お父さんが「お、いたのか。」といいます。また、ぼくがわざとけったり、お父さんがけったりすると、よく「お母さんお父さんがぶったー。」というのが、口ぐせです。でもおふろに  はいるとき  お母さんが「たまには、いっしょに  はいってあげてくださいね。」というと「やすとは、はいりたくない。」といいながら  いっしょに入ります。そして  ぼくが、「おまつりは  どうしてできたの」とか「社長さんは  どういう生かつをしているの」ときくと、なんでもぺらぺら答えてくれます。

そして、日曜日なのに、お父さんは、よく会社へいきます。だけど、お父さんが家にいる時、ぼくが「お父さんサッカーして  あそぼうよ。」といっても「だめだよ。」といいます。どうしてかなぁと考えました。やっと思いつきました。ぼくのお父さんは、けんちくかだから  おもたい土の  たわらや、レンガをはこんだり  すごく力をつかうから休むときがないのです。だから日よう日くらいは  ゆっくり休みたいということに  きづきました。

〈お家の人からひとこと〉

父子一緒の時の我家は大変な賑いです。何事も競い合うその関係はまるで兄弟のよう…。私は「二人共、いい加減にしなさい!!」を連発しています。やすはしつこく付きまとう父親を嫌がり私に「お父さんと離婚して」と言います。

ベランダ事件を起こした父がどんな人だったのか、イメージが湧いたでしょうか。よく母は「大きな子どもが2人いる」と言っていましたが、そういう家庭は少なくないかもしれません。息子を愛したいけれど、愛情表現が不器用で上手くできない。そんな昭和な父親だったのだと思います。
なぜ締め出しをしてしまったのか。父にとっては、まさか息子がそれ程のショックを受けるとは想像していなかったのでしょう。実際、母も締め出しをされて戻ってきた私の剣幕に驚いていました。

ここまで、私のショック体験についてお話をしてきました。子どもの心を故意に傷つけることは許されるものではありませんが、実はショック体験は一見何でもなさそうな場面でも起こることがあります。
次回は、ショック体験と無意識の仕組みについてお話します。

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〈第8回へ続く〉