メインエリアの大岩のプロジェクトが登れた
以前登った氷鹿の破矢というクラックラインの左側
極小クラックと縦カチを使って登るというものだか
反り返った石灰岩の岸壁は非常に体勢を安定させるのが
難しく強度が高かった
岩肌がつるつるでフットの選択肢がほとんどなく
重心コントロールがシビアだった
また手順構築に時間がかかった
このプロジェクトラインは
葦火明を登った翌日トライを開始した
その日、ビックプロジェクト(葦火明)が登れたことで
気が抜けてモチベーションが落ちていた
何より体中が疲労でだるかったこともあり
正直、岩場に行くことに重荷を感じていた
休むこともできたが、目標もないまま岩から離れることは
気持ちが途切れてしまいそうで嫌だったので
気持ちを奮い立たせて岩場へいった
⇨葦火明
大岩のめぼしいラインは登り切ったと思っていたのだが
氷鹿の破矢のSDや、そのすぐ左にある縦ポッケを使ったラインが
成立しないか確かめられたらいいなくらいのつもりだった
氷鹿の破矢SDはできそうだが、
ちょっと無理やり感があって自然ではない気がするので
自分には魅力を感じなかったが
左ラインはスタートが明確であり、
より被っていて高さがあるラインなので急に魅力的に見えてきた
今まで見えていなかったラインが見えるのは
それまでのプロジェクトを達成できたからこそなんだと思う
上部は高すぎて触れないのでわからないのだが
トライする価値があると思った
そこで夕方過ぎ
ロープにぶら下がってリップ付近の掃除を開始した
生い茂った苔と凍った泥を落とす作業は骨が折れたが
結局いつものように暗くなるまで掃除をしていた
新しい目標が見つかって、モチベーションが回復した
岩場へ行けば行くほどやりたいことが見つかって楽しみが増える
疲れた身体に鞭を打ってよかったと思った
(この日はほかに八塩折という課題を一本初登した)
⇨八塩折
その後、岩掃除や他の課題を登りながら
プロジェクトをトライするという日々が続いた
(そんな課題達の中で
くびじろや雪月花は非常に良い岩だし良課題と思う)
⇨くびじろ
⇨雪月花
一方でプロジェクトは3手目までは進むのだが
そこから先がまったく手がでず目立った進展がない日々が続いた
また、右肘に負担がかかり故障してしまった
(若いころに大けがをしたのがぶり返して
肘の可動域がかなりせまくなってしまった
伸ばしきらないし曲がりきらない感じ)
レスト日はストレッチを行い
肘を回復させることに集中したが全快することはなかった
プロジェクトトライ5日目
肘をテーピングでがちがちにしてトライを開始した
朝、冷え込んで曇っていたが
岩は乾いてコンディションがよかった
今までまったく進展がなかった3手目以降だが
思い付きで試してみたムーブがハマって突然光明が差した
今まで使えないと思っていたホールドが意外とポジティブで
ムーブを起こすきっかけになった
(先輩のアドバイスのおかげだった)
つなげトライ3回目
止まったことのなかった4手目が止まった
その瞬間、チャンスだと思い絶対に完登すると覚悟して
5手目で左を返し、体制を整えてリップへ手をだした
リップを返したら後は落ちたら怪我をする高さ
苔だらけでポジティブなホールドがないのだが
落ち着いて慎重にこなして登ることができた
手探りで手順を構築していくところが初登の難しいところで
日数はかかったがムーブができたら登れた
ロケーションも岩もラインもとてもかっこいい
新年早々にいい課題が登れたと思う
課題名 Time Difference
暫定2段くらい
・大岩
大きい石灰岩で何本もラインをとることができる
下部は強傾斜上部はスラブ
ボルダーとしてはデカイが
リードの対象ではないと思われる絶妙な大きさ
大岩に設定した課題は以下
・あまかし
・あまかし左抜け(保科さん初登)
・葦火明
・氷鹿の破矢
TimeDifferenceのライン








