僕がいる世界。

そして君がいた世界。

君は知っていたんだろ。

僕が君を侵害していたって。

だから嘘つきになってしまったんだね。

僕は君の嘘になってしまったんだね。

助けたいなんて、救いたいなんて戯言になってしまったね。

苦しいなんて、辛いなんて、死にたいなんて言葉を君は口にしなかった。

でも、僕は気付いていたつもりだ。

分かっていた。

だから執拗に君に会いに行ったんだ。

表向きは嬉しがってたけど、鬱陶しいと思っていたんだろ?

分かってる。

僕と君は似てる。

だから話が合うし、一緒にいても苦じゃなかった。

君はどうかな。

僕がいてもいなくても前に進めるなんて思ってたのかな。

何でだろう。

もう会うことの無い君に聞いても無駄だよな。

でも最後に聞いておきたかったんだ。


「僕のことどう思う?」

「え?大好きだよー」

「ありがと、僕も大好きだ」


それが最後の君の本心であり嘘だった。


さよなら。


僕は最後まで悪党を貫くよ。


君のために。


ありがとう。


次会う時は。


君を幸せにしてみせる。


ごめん。