朝5時半起床。7時半の地下鉄に間に合うべく準備をすすめる。とはいっても僕はほとんど準備なかったのでダラダラしてたけど。かみさんはがんばってお化粧してたな。前日にかみさんが作って冷蔵庫に入れてたオニギリをチンして袋に入れたぐらい、僕が役に立ったの。
予定通り7時すぎには家を出て地下鉄の駅に向かい、7時半のにバッチリ乗れました。そこから博多駅まで移動し、博多駅を8時4分に出る新幹線に乗って小倉へ。そこから今度は8時33分に出るにちりんシーガイアに乗って行橋へ。行橋駅に着いたのは8時50分。

今年は山崎くん、こうへいさん、井上さんとその娘(あー名前が思い出せない、、)と、我ら夫婦の合計6名での参加。集合時刻は10時にしていたのでまだまだ余裕があると思い、行橋駅からスタート地点の正八幡宮までの間にある薬局でトイレを借りたけど、ウォシュレットがついてなかったので断念。お礼にペットボトルにつけるストローキャップをかみさんが購入。
そのまま人の流れに沿って正八幡宮へ。受付からスタート待機場所まで、スタッフのみなさんがちゃんと道しるべを作ってくれていたので迷うことなく受付を済ませ、待機地点に到達。ぼくらが一番乗りで、続いて前日から九州入りしていたこうへいさんがすぐに到着。かみさんと初顔合わせして今日の健闘を誓い合いました。その後、近所のセブンイレブンでオニギリを買うとともに、スタート前の最後のう○こをして、もはや思い残すことはない状態。

やがて山崎くんと井上さんが到着しているとの連絡があって迎えに行き、無事全員合流。
この時点で10時ぐらいだったかな。スタートは12時ってことで、まだまだ待ち時間。だと思ってたら10時半ぐらいからそろそろ並び始めた雰囲気だったので、早めに並ぼうということで、スタートの列にまぎれる。すでにここから戦いは始まっていたな。なるべく地面におしりをつけて座り、脚への負担を減らしながらスタートを待ってました。このときに行われた開会式の中で、去年の最年長完歩者は88歳だと知って驚いた。そして今年の最年長参加者は89歳だと。もうその人しかおらんやん。今年も健在なんですね。よかったです。僕もこういう元気なお年寄りになりたいものだ。

さて、いよいよスタート宣言!そして先頭のほうの白ゼッケンの人たちから順にスタートしていき、列が進んでどんどんスタートに向け進んでいきます。いやー、ついに来てしまった、そんな感覚でした。結構人に100キロウォーク出るんですよ、って言っちゃったからなぁ。なんとしても完歩したいな。この時点ではまだ雨降ってなかったので、このまま奇跡的に降らなかったらいいのに、と思いつつ、12時27分に僕らもスタート!!

最初は人混みの流れに乗っていくだけなのであまり自由には歩けませんでしたが、さすがにこういう大会に出てるだけあってみなさん歩くの結構速い。あまりストレスなく歩けました。かみさんがリタイアするまではかみさんのペースに合わせて行くと心に決めてたので、あまり自分のペースにこだわる気持ちもなかったし。川沿いを歩くところまではまだみんな固まって歩いてて、写真を撮ったり余裕でしたね。ただ、このころからすでに雨が降り出して、僕とかみさんはしばらく折り畳み傘をさして歩いてました。

今川沈下橋を渡ると、噂のハイタッチ兄さんが!頭にタケコプターつけてました。やー、ホンモノだ!テンションあがってるので、なんかかなりの有名人とハイタッチした気分になった。フルマラソンでの有森さんとか。

その後雨脚がだんだんと強くなり、かみさんは沈下橋を過ぎて間もなく、僕も砂浜を過ぎたころには今回のために購入したポンチョを着ました。1500円ぐらいのもので、大会直前にamazonでなんとなく購入したものだったんですが、これが今回防水に防寒にと大活躍でした。

砂浜のころにはメンバーは3つのグループに分離。山崎くんとこうへいさんのチーム広島、オレとかみさんのチームかまお、井上さん親子のチーム井上。途中でチームかまおがトイレ休憩している間に、チーム広島はまったく見えなくなりました。10キロ手前ぐらいだったかな。トイレから出てくるとちょうどチーム井上が追いつく図式になり、すこしだけ一緒に歩いたけどまたいつの間にか引き離してた。チーム井上の娘さんはこの地点で結構ブルーな様子で歩いてたし、以前8キロぐらいの練習でも結構音をあげてたと聞いてたので、10キロぐらいでリタイアするのかなぁ、、と思いました。

雨は降ったりやんだりの小康状態。ポンチョが暑かったので、雨が止むと見るやすばやく脱ぎ、また雨が強くなってくるとすばやく着用、の繰り返し。この繰り返しも結構気持ち的になえるんだよなぁ、、とかかみさんと話しながら歩いてると、15.6キロ地点の築城公園でコカコーラの冷たい飲料を販売してた!僕はスプライトがよかったけどなかったのでファンタブレープを購入!
かみさんは大好物のコーラを買ってた。ここで少し落ちてたテンションがぐいっと引き上げら
れ、生き返ったねー!と言いながら引き続き歩いていく。

やがて17時すぎるころになるとだんだん暗くなりはじめ、雨が本格的に降るようになってきた。せまい歩道には暗くてあまり見えないが水たまりが結構あって、それをどうにか避けながら歩く。かみさんに念入りに防水スプレーをしてもらってた靴は、このころにはその効果もなくなり、靴の中がグチュグチュな状態。それでも一応水たまりは避けるものの、たまに避けきれずにモロに水たまりにハマってしまうシーンもあったが、そのころにはもうどうせグチョグチョだしなー、と開き直ってたりしました。

それにしても中津の第一CPが遠い。。なかなか到着しない。なんとなくの予定では19時ごろには到着する感じだったんだが、19時半になってもぜんぜん見えてこない。というか、雨が降ってるので地図やらスマホを出せなくて、自分が今どのあたりを歩いてるのかがわからない。とりあえずコースに沿ってひたすら歩くのみ。時々道路にある○キロ地点、と記載したパイロンである程度距離がわかるぐらい。

もうそろそろかなー、と思って歩いてたら、とあるセブンイレブンの前を通過したとき、チーム広島に会った。どうやら休憩していたようで。とりあえず宇佐のCPまで行ってからその先どうするか考えます!と言ってたので、いっしょに中津のCPを目指すことに。

そこからほどなくしてようやく中津CPに到着。36.1キロ地点。このころ、かみさんはそろそろリタイヤしようかなと言ってたけど、リタイヤ待ちのゾーンに一人も人がいないのを見てリタイヤを断念w 中津CPを過ぎて少し行ったところで中島さんが応援に駆け付けてくれてるというのもあって、なんとかそこまでは行こう、というのもあり、もうすこしがんばることになった。

中津CPではグチョグチョの靴を脱いで靴下を替えたが、足は水分でふやけてしわっしわの状態。それをタオルで拭いてテーピングしなおし、新しい靴下を履き、濡れた靴を履いて気を取り直して出発!この時点ではまだ足に肉刺はできてなかったので、テーピングも気にせず巻けました。

中島さんはベスト電器のとなりのローソンで待ってるとのことだったけど、しばらく歩いてもぜんぜん見えてこないので、中津CPからどのぐらいの距離か尋ねたら、2キロぐらいだと。途中、歩道橋とかわたりながら進むものの、ぜんぜん見えてこないなぁ、、CP直後にローソンがあったけど、もしや実はあそこだったとか??などと思ってたらようやくベスト電器とローソンが見えてきた。遠い!これで2キロはちょっと、、違うと信じたい。と思いながらローソン手前の交差点で信号待ちしていると、交差点を渡ったところに見慣れた顔が!中島さんが大きく手を振ってくれてる!いやーコレやっぱうれしいね。元気出る。応援サイコー!雨の中ありがとうございます。
ということで、無事中島さんと合流すると、リポビタンDや男梅グミやらを買っててくれた。リポビタンDを一気に飲み干す。くぅ~~っ元気出るッッ!!

チーム広島の2人は先に中津CPを出てたけどどうも彼らには気付かなかったとのことで、彼らの分のリポビタンD等も受け取ってバッグに入れ、中島さんに別れを告げて再び暗い雨の中を歩きだす。相変わらず狭い歩道に水たまり、暗い夜道、すぐ横を通過する車のヘッドランプ。たまに水たまりをよけない車がいて、派手にかかる水しぶき。僕はかみさんのペースに合わせて歩いてるつもりで、後ろからついてくるかみさんのほうを時折見ながら歩いてるけど、かみさんは少しきつそうな感じ。それでも少しでも僕のペースで歩かせてくれようとしているのか、スピード大丈夫かと聞くと、大丈夫!と答えてくれる。頑張り屋さん。

やがてTOTOが見えてきたので、キレイなところでトイレ休憩を、ということでしばし休憩。ここで温かいお茶をもらって少し復活。屋根のあるところにブルーシートが敷いてあって、たくさんの人が座ってた。これはなんだろうな、僕も少し座って休みたいなと思いながら見てたら、どうやらリタイヤ者がバスを待っているところだったようで。この地点で約40キロ。

温かいお茶ですこし復活したチームかまお。再び2人で暗い雨の中を歩き出す。が、かみさんにはこの雨がやはり相当につらいようで、そろそろリタイヤしたい、ということで、次のリタイヤ地点でリタイヤするか、それとも宇佐のCPまでがんばるか?という話をしながら歩いてると、梨のおもてなしが!めっちゃおいしいと噂の!!開会式で、今年は梨が不作であまり数を準備できてないのでひとりいっこでお願いします、と言ってたけど、「どうぞどうぞ」の勧めのまま、2ついただきました。たしかにおいしかった!雨とはいえ汗をかいて体は水分を欲してるわけだし。考えてみたら雨にビシバシ濡れてた梨だけど、そんなの気にせず食べたなぁ。人間、衛生面だのなんだのと言ってられるのは余裕がある状態だけですね。

その後、さらに雨脚はつよくなり、かみさんは梨から数キロあるいた地点、たぶん45キロぐらいだと思うけど、そこでリタイアを決意。本人としてはフルマラソンと同じ距離である42.195キロ以上歩けば自分なりの目標は達成、というところで納得していたので、笑顔でのリタイヤとなった。というか、その時点ではリタイヤしか頭になかったようで、僕と握手を交わした後振り返ることなくリタイヤ待ちゾーンに一直線で向かってたw しんどかったんだなぁ。。大変お疲れ様でした。

はやくバスのお迎えが来るといいなー、と思いながら単独飛行がスタート。フルマラソンメンバーとのLINEグループで応援メッセージをいただき、さらなる土砂降りの中、宇佐CPめざして一人ひたすら歩き始めた。最初はあまりスピード出なかったけど、あらかじめ準備してたエナジーゼリーやらチョコレートやらを食べたら元気が出てきて、一気にスピードアップ!他の人たちの1.5倍ぐらいのスピードでどんどんごぼう抜きしながら大雨の中を若干前かがみで歩いていく。このときは山の神が自分に舞い降りたんじゃないかと思うぐらい快調に飛ばせた。もちろん、大会のルールで走ってはいけないことになってたので、早歩きで。

ただ、、歩けども歩けども、宇佐のCPがまったく見えてこない。。途中で温かいスープをもらったりトイレ休憩したりといったところはあったけど、CPが見えてこない。もしかしていつの間にか通り過ぎてしまったのか?という不安もあったが、いやいや、CPはちゃんとわかりやすい構造になってるからそんなハズはない!と自分に言い聞かせてひたすら進む。さすがに途中でガス欠してきて、足の裏にも肉刺ができたような痛みも出てきて、ある程度のペースで歩く集団の中でそのペースに合わせて歩いた。10人ぐらいの集団だったけど、それも途中のトイレ休憩やらペースが徐々にずれてきたりといった感じでばらけていき、結局ひとりで歩くような状態になったとき、はるか前方にCPらしき赤い光が。ようやく到着、宇佐CP。61.6キロ。

宇佐CPに着いたころには、足の裏が痛くてたまらなかった。そのくせ、テントは人がいっぱいで、かつみんな靴のままシートに上がってるのでシートが汚れてて座るところがなかった。奥のほうにすこし空いてるテントがあったのでようやくそこで靴を脱いで座り込む。おそるおそる靴下を脱ぐと、足の裏が真っ白のしわっしわに。中津CPのころの倍ぐらいの白さとしわの多さ。これは、、復活するのに少し時間が必要そうだな、、と思ってよくよく周りを見てると、どうも自分が座っているのはリタイヤ待ちのテントだったようで、、いやー、オレはまだリタイヤするつもりはないのでここで休むわけにはいかないな、ということで他に落ち着ける場所を探しに立ち上がる。他のテントは相変わらず渋滞してたので、特に食べる気もなかったうどんのチケットを買ってうどん屋の床で休むことにした。ここも、床で休んでる人がたくさんいてせまかったが、どうにか場所を確保。外は風雨で結構寒くなってたので、あたたかいうどんは買って正解だった。これのおかげでだいぶ体も気持ちも復活できたと思う。スープまで飲み干して、足の状態をチェック。まだまだしわっしわでテーピングできる状態ではなかったが、人もどんどん来るし、あまり長時間床を占有できないので仕方なくタオルで足の裏をふいて、どうにかテーピングを敢行。靴下は最後の一枚。これが濡れるともう替えがない。あと、寒かったしこれから山道に入って行くのでさらに寒くなることが予想されるため、長そでを着たいけど、これも雨でぬれたらイヤだから、あとで雨がやんだら着よう、ということで、靴下はどんな状態になろうが最後までいく覚悟で新しいのを履き、でも濡らしたくないのでスーパーのビニールを靴下の上から履き、その上にシューズを履くことにし、上着はそのままの状態でふたたびポンチョを着て出発することに。

出発しようとしたタイミングで、ちょうどチーム広島がうどん屋に入ってきた。どうも、どこかで抜いてたようで。しかも僕のほうが1時間ぐらいはやく宇佐CPに到着してたらしい。まーかなり飛ばしたからな。。チーム広島は二人とも足の状態がボロボロなのでここでリタイヤします、と言ってた。僕はとりあえず先に行ってみようと思う、と言い残して出発。

ここから先は峠が3つもあり、これまである程度の頻度で存在したコンビニ等がほとんどない状態が長く続くはず、、もうこのぐらいの知識しかない状態でスタート。雨はまだまだ降っていたが、そんなこと気にしてられないのでとりあえず歩き出す。感覚的には宇佐のCPを過ぎてから人がかなり減った感じがした。山道をまばらに見える青い光(今回、大会から配布された証明器具)を頼りにどんどん歩く。足の裏は痛いけど気にし出したらきりがないので気にせずかなりのス
ピードで歩いていく。ここで再び山の神が舞い降りたのか、ここでもどんどん人を抜いた。立石峠の途中、右手にあるドライブインのようなところでトイレ休憩。この時点では体がかなり動く状態だったのでトイレだけすませたらとっとと先を急ぐ。

このあたりまで来ると、雨はやんでいた。予報では3時ぐらいからは雨は上がる、とのことだったので、この時点では5時ぐらいだったため、靴下を覆っていたビニールをはずした。もう、かなり足の裏が痛い。途中まで快調に動いていた脚も、疲労と眠気でだんだんと重くなっていく。それでも無情にも山道は続く。いったいどこまで続くのか、、いまどの地点なんだ?よくわからんけどとりあえず進むしかない。。という状態で、他に歩いてる人たちの存在に励まされながらどうにか前に進み続けていると、山鹿の休憩所が。今回、目標のひとつにしていた、「ぜんざいを食べる」の休憩所だ!

ここではマイコップにぜんざいを入れてもらって食べるのだが、なんと宇佐CPでゴタゴタやってるうちにマイコップをなくしてしまっていたようで、、でも今回は、ここまで到達できた人が少ないのでコップ貸します!と言ってくださって、借りたコップでぜんざいをいただき、水道でキレイに洗ってコップをお返しした。いやー、甘さ控えめのあたたかいぜんざいは、疲れ果てた体にしみこみました。ありがとうございました。

ついでにペットボトルの水を購入して再出発。長くとどまると再スタートがしんどそうだったので、わりとすぐに動き出した。

そこから先もゆるやかな登りと下りが続く。これは果たして、3つある峠のどのあたりなのか。1つは越えたのかそれともまだ1つも越えてないのか。よくわからなかったがきつくなったらとにかく足を交互に前に出すことだけ考えながら進んだ。雨が長らく降っていたので音楽を聴かずにここまで来たせいか、イヤホンをバッグから出して装着する気力もなく、ただひたすらに前だけを見つめて進む。やがて周囲はボンヤリと明るくなってきた。時間は6時すぎごろだったかな。すこし広くなったところで何人か地面に転がって休んでいた。バナナの支給と、竹の杖が大量に置いてある。ああ、そうか。ここが噂の七曲り峠の入口なのか。ここから、以前写真で見た登山道のような急激な坂を登るんだな、、と。とりあえず座ってバナナを食べる。足の裏は痛かったが、シューズを脱いですこし冷やすぐらいにして、それ以上は特に何もしなかった。隣のおじさんがテーピングのようなものをすすめてくれたが、靴下を脱ぐ気はなかったので大丈夫ですありがとうございます、とだけ言って早々に立ち上がり、一応杖を1本借りて峠の入り口に向かった。

七曲り峠は写真で見た通りの急な斜面だった。これは杖をつきながらゆっくり登ってるのはかえってきついかも知れない、と思い、杖を使わず一気に大股で小走りぐらいのスピードで進む。どんどん人を抜いて行くが、なかなか頂上が見えないのはしんどかった。だんだん息が荒くなり、そろそろ一度スピードを落としてひといきつくか?と思ったところで頂上らしきところが見えてきたので、そのまま一気にたどり着いた。プチ達成感。そこからはゆるやかで長い下りが続く。これが結構長くて、途中から膝がしんどくなってきたため、杖を使い始めたが、下りが延々続くため、ここで膝からすねにかけてかなり疲れがたまってしまった。

七曲り峠をすぎると、今度は赤松峠。このとき、膝から下がとにかく痛くてスピードが全然出ない状態に。中島さんにもらったリポビタンDを飲んでみたが、改善せず。ここはこらえるしかない。幸い、天気は回復している。風は強いが、雨が降らないのはうれしい。ここではとにかく、両足を交互に前に出すことだけ考えていた。頭の中で右、左、右、左、とつぶやきながら峠を登っていく。はてしなく続く赤松峠。とにかくゆるやかな登りが長い。しかも、見通しがよいのではるか先まで登りが続いているのがわかってしまう。まーここまで来たらゴールしないのはあり得ないので、とにかく進むまでだ。

やがて、赤松峠を登頂。この付近には実はかみさんの大好きなキティちゃんのいるハーモニーランドがあるはずなのだが、この時点ではそんなのすっかり忘れていた。それよりも風が強くて寒い。スタート地点で荷物を預ける際に、軽量化のためあずけてしまったウィンドブレーカーがほしくなった。そもそもここまでずーっと半袖にポンチョで来てるので、実はここで長そでを着てもよかったのかも知れないが、もうバッグからモノを出すのも面倒な状態。風はポンチョで防御する姿勢をとって赤松峠を下りはじめた。

赤松峠もゆるやかな下りがずーっと続き、膝から下のダメージが蓄積していく。とにかくスピードが出ない。足の裏も痛い。もう、足の裏がどうなってるのか見るのがコワイ。あまり考えずにひたすら前に進むしかない時間が続く。

かなり下ったところにセブンイレブンがあった。もう日出に着いてるかな。はらがへったので、ここでオニギリを買い、その後手持ちのチョコレートと温かいコーヒーを飲んですこし休憩した。シューズも脱いで足を冷やす。休憩しているとどんどん人が歩いて抜かしていくので気持ち的に少し焦るが、まー仕方ない。これまで抜いてきたたくさんの人たちのほんの一部に抜かれてるだけだ、というかそもそも順位がどうこう言えるような立場ではないじゃないか、などと自分に言い聞かせながら再びスタート。すると、スタートした直後に日出のCPが。なーんだ、、ここで休憩すれば温かいお茶ももらえたのにな。。とか思いながら日出CPは即座に通過。ここで89キロ。

あと11キロぐらいなんだが、ここからが長い。信号でも結構止められる。日出CPを出て少し行くと、はるかかなたに別府湾ロイヤルホテルが見えてくる。すくなくともあそこまではいかないと
いけないんだな、、とボンヤリ考えながら進む。天気は晴れてきた。いいコンディションだ。昨
日からこの天気ならもう少しラクにここまで来れたのかも知れない。

何度も同じ人を抜きつ抜かれつ進む。この時点で8時ぐらいだったかな。このままいけば、24時間以内にはゴールすることができそうだ。ということで、これまで完歩だった目標を、24時間以内にゴール、に上方修正。

やがて別府湾ロイヤルホテル前を通過。ここでバナナの支給が!たぶん大会のじゃなくて、このあたりの人たちだろうな。ありがたく1本いただいてソッコー食べてゴミを引き取っていただく。

もう、日出CPを通過してどのぐらい歩いたのかまったくわからない。が、なんとなく希望的観測で、あと5キロは切ったかも?などと思いながらテクテクと進む。みんなから励ましのラインが入り、それも糧にしながら進んでいると、大会関係者らしき人が道路脇に立っているのが見えてきた。おおー、もしかしてもうすぐゴールだからがんばってー!って言われるのかなー!と思ってテンション上げて近づいたら、「あと6キロでーす」と。ん?6キロ?まだそんなにあるの??意気消沈。まじかよー!6キロって言ったらあと1時間半ぐらい歩かんといかんやんー。と思ってふと時計を見たら9時すぎ。考えてみればそりゃそうか。さっきあと5キロ切ったかと思った自分が大きく間違えてたことに気付いて、気を取り直して進んでいく。

あと5キロの地点から1キロごとに、「あと○キロ」の看板が出るようになった。1キロが本当に長く感じるけど、だいたい1キロあたり12分ぐらいのペースで歩いていた。時速5キロぐらい。まーそんなもんかな。と思いながらちょっと計算してみると、このペースでいくとギリギリ23時間をオーバーするペースだ。んーせっかくここまで来たんなら23時間切りたいなー、という欲が出てきて、残り3キロの看板付近からスピードアップ。もう、山の神が降臨したときと同じぐらいのスピード感覚。あと2キロぐらいのところで、かみさんが迎えに来てくれた。元気そうでよかった。そこからは再び一緒にあるくが、僕のスピードが速かったせいか、かみさんは小走りでついてくる形。僕の前にカップルがいたが、彼らも同じような事情があったのか、山の神が降臨した僕のスピードを持ってしても追い抜けなかった。最後、ゴール前の歩道橋から井上さんが応援してくれて、ラストスパート!からのゴール!!ゴール前ではたくさんの人に祝福されてテンション上がった!やり遂げ感ハンパない!!いやー悪天候に負けずどうにかゴールできてよかった。
記録は、、22時間53分55秒。最後にもう一段解繰り上げた「23時間を切る」という目標も達成で
きた。

ゴール後、そのままポンチョを地面に敷いてその上に倒れ込んだ。かみさんと井上さんと娘さんが祝福してくれた。いやー、うれしかった!井上さんと娘さんは、結局中津CPまでがんばったらしい。10キロ手前の状況を考えると、よくぞそこまでがんばって行ったなぁ。すごいことだと思った。娘さんが気をきかせてお水を汲んできてくれた。ありがたや。一気に飲み干しました。いい娘さんだ。

チーム井上を見送ってから、かみさんがビールを買ってきてくれて、大変おいしくいただきました。ありがとう。その後近くの温泉で足の裏をチェックしたら肉刺だらけでとんでもないことに。帰りは5本指靴下とハワイでもらったゾウリを履いて帰ったが、とても痛くてまともに歩けず大変でした。

今年は大雨のせいか完歩率は59.4%だったそうです。それでも半分超えてるあたり、この大会のレベルの高さを感じるけど、去年は77.4%だったらしいので、やはり天候は大事ですね。

来年もし出ることがあれば、好天に恵まれますように。そして全員でゴールできますように。