釜日労「釜ヶ崎解放」10月26日号



稲垣個人商店=釜合労の新商品「250円の強制労働」はやはりバッタもん!

仲間たちに正確な情報を伝え、生活・仕事の選択肢の一つとして利用して貰うことなど考えてもいない。情報を操作して、自分のために仲間たちを利用しようとする魂胆が見え見え!!

稲垣商店は「日雇健保減免申請」で欺したなかまに謝罪しろ!


なかまのみなさん!

特掃のなかまたちに「日雇健保の減免申請をして265円を受け取ろう。NPO釜ヶ崎は賃金不払いだ」と、デマ宣伝を振りまいていた釜合労の稲垣は、大阪市に「証拠を提出するように」と、監査請求を蹴飛ばされ、労働基準監督署からは「賃金不払いではありません」と言われ、あわてて「自立支援センターで一日250円の強制労働」という、見え見えのデッチ上げを新商品として持ち出してきた。

「減免申請」で欺された労働者の追求を恐れた稲垣は、その怒りをかわそうと、新たに闘っているフリをするため「一日250円の強制労働」問題なるものをデッチ上げてきた。

しかし、この間の番頭格だった市場原理主義を信奉する利己主義者=立林が「稲垣のところにいても一人で儲けるだけでなんのメリットもない」と逃げ出してしまったので、行政から開示された資料を読みこなす事も出来ない稲垣は、それらしい体裁さえ整えられない、お笑いぐさなデッチ上げを創ってしまったのだ。そして自立支援センターへ入ったなかまが、退所時に持って出る事の出来る「自立貯金」の基である「自立助長訓練事業」を潰そうとしたのだ。

先週の木曜日と金曜日、「9時30分~3時30分までの強制労働で250円」「外国人研修生の賃金以下、刑務所の労働並み、もうすぐ私もこんな金額で働かされます」とか「おまけに午後からは内職までやらされる」、としたり顔で演説する稲垣に対してなかまたちの怒りが爆発しました。

3~40人のなかまたちが彼らを取り囲み、自立支援センター舞洲を退所したばかりだというなかまが「所外作業は700円で実働○時間ほどの軽作業、午後の内職は出来高でもらえる」と自立貯金の明細書を見せながら、「デタラメばっかり言って自立訓練を潰すつもりか」「退所するときに、この20万円(内職と合わせて)ほどを持って出るのか、無一文で出るかは俺たちにとって死活問題だ」、と詰め寄りました。

「NPOから250円、他からの手当てと合わせて、全部で700円なんだ」「希望者だけの仕事だ、じゃまするな」「刑務所と同じだと?刑務所でひと月働いても1000円にもならない。いい加減な事ばっかり言うな!」と、他のなかまたちも詰め寄りましたが、稲垣は「NPOと行政の契約書が250円」になってる」というばかりでした。

そして「デタラメばかり言うな」「労働者のためになる運動をしろ」という厳しい追及の前に、稲垣は何を血迷ったか「契約書がそうなっているんだから実働○時間なんてあるわけがない、9時30分~3時30分まで働かなきゃおかしいだろう」とその場のなかまたちが、一瞬、耳を疑い、言葉を失ってしまう発言をしました。

これを聞いたなかまたちが騒然となると、「もうあいりん職安に行く時間だ。」と言って、なかまたちが「稲垣逃げるな!」と口々に叫ぶ中そそくさと逃げ出しました。


釜合労-稲垣は労働者の声を聞け!欺した労働者たちに謝罪しろ!

稲垣個人商店の利益のために、労働者が闘い取った権利を潰そうとするな!

労働組合の委員長を名乗る男が、契約どおり時間いっぱい働かなくちゃあかん、ということを言ったのです。人夫出し(派遣元)のピンハネ親父でさえ派遣先がもう良いといったのに「契約通り時間いっぱい働いてこい」などとは言いません。

このことから彼が労働者のことなど、これっぽっちも考えていないこと、事実調査もせずに一のことを百まで誇張し、自分勝手に事実をねじ曲げて、ウソで塗り固めてまで宣伝していること、そうした方法で労働者を扇動して利用することばかり考えていることがわかります。

日雇健保の減免申請で「265円もらえます。これは賃金不払いで労基署もそう言っています」、これがほんとなら何故、労基署はNPOになにも指導をしないのでしょう。労働法を知っている者ならこれがはじめからウソなのはわかっていることです。告発した結果についてはいまだに何も言わずだんまりを決め込んでいます。

稲垣浩は欺して不利益をこうむらせたなかまに謝罪しろ!

六人問題も、釜ヶ崎労働者は、それが労働者のために使われていればなにも文句はないのだ。法令遵守よりもその(特掃の)主旨に添っているかどうかが問題なのだ。

稲垣は、本音は特掃潰しのためだが、偽善的「正義」を振りかざした。そして、結果は経費を輪番の人工へ回せなくし、仕事量を以前より減らしただけだった。責任を取れ!

野宿をせざるを得ない仲間たちは、選択肢の一つに自立支援センターの利用を入れている。野宿者を増やして、炊き出しを売りに、カンパ金を増やそうなどと云う稲垣個人商店の利益のために、自立支援事業潰しをするな!

「テントは自由の証」などと言って、労働者を野宿に縛り付けようとするのはおまえだけだ。

野宿をせざるを得ない失業者に、多くの選択肢を用意し、一人でも多くのなかまが野宿から脱出できるようにするのが労働運動の使命だ。

おまえが奴隷労働という舞洲自立の内職は、センターから出る内職だけでなく、仲間たちが退所するときに少しでも多くの現金を持って出られるように、NPO職員が、早出、残業をしてまで、かき集めている仕事だぞ!おまえも少しはNPO職員を見習え!

デマ宣伝ばかりでなく、少しでも仕事を創って持ってこい!

なかまたち!嘘つきと闘おう!


※この間、釜日労では釜合労を稲垣個人商店と呼んでいます。これは労働者の「釜合労は労働組合じゃない。稲垣さんと『奥さん』の二人が彼らの儲けのためにやってるんだから、労働組合とは言わん。労働者のために活動してるならわかるけど、自分たち家族のための活動しかしないんだから、商売と同じだよ。」と言う意見を採用したからです。確かに、二人以外は寝るところと白飯(おかずは自分持ち)を与えられて、一週間で1000円貰うだけ。ビラ撒きや、炊き出しをやっている人たちは稲垣さんの主張なんか関係ないと言ってるんだから組合員じゃないもんね。自立助長訓練の手当てより低い賃金で働かされている彼らの扱いこそ、人権無視!ですね。



ウソ、デマ、デッチ上げの総合商社-釜合労

稲垣個人商店の新商品はまたしてもバッタもん!

『自立を助長する訓練手当ては250円』をセンターで大安売り???

釜ヶ崎でウソ、デマ、デッチ上げを大安売りしてきた釜合労-稲垣は、大阪市から監査請求を蹴られ、当然の事ではあるが、労基署からも「日雇健保の事業者負担分は賃金には当たらない」と言われて、減免申請をして不利益を被ったなかまたちからの追求を恐れて、なかまたちの関心をそらそうとまたもやとんでもないデマ宣伝を始めた。とんでもない大嘘です。

自立支援センター舞洲では、「一日働いて250円しかもらえません。自立意欲を助長する訓練手当てと称してたった250円ですよ」「外国人労働者を研修目的として・・・低賃金でこき使っているのを思いおこさせ」るそうです。

この主張ははたしてほんとなのでしょうか。そうです。いつも通りまた事実調査のないままのデッチ上げです。

舞洲自立に行ったことのある人ならみんな笑ってしまいます。ヤカラたちが演説で言っているような強制力を持った仕事でもなければ、賃金が250円なわけでもありません。実際、食、住は補償された上で希望者が参加できる所外作業であり、内職です。内職は出来高により分配され、この作業への参加者は、退所時に、両方合わせて、約20万円という現金を持って出る事ができる可能性があるのです。(過去実績)

自立支援センターのあり方の議論はさておいても、この現金があるのと無いのでは、その後の生活を切り開いていく上で大きな違いがあるのは誰にでもわかる事です。

釜合労-稲垣商店は自分らのウソ、デマ、デッチ上げにより被害を被ったなかまたちの批判の矛先をかわそうと、ますます酷いデマで、「闘っているパフォーマンス(フリをする事)」をしようと、なりふり構わないところまで堕落してしまいました。

稲垣個人商店-釜合労は欺した労働者に謝罪しろ !!

先週は、NPOが「人数にして1008人分、金額は6652542円をどこかに隠した」と言い、人増えたと、意気込んでいました。

がしかし、彼らが「休み明け人」の人件費の「目的外使用=法令遵守」と騒ぐ事によって、行政が名目通りの求人を輪番に出したということは、おなじく「目的外使用=法令遵守」をたてにされ、以前ビラに書いたように、NPO釜ヶ崎が、ほうきやチリトリなどの消耗品費を削って、01700人、02962人、03910人、04650人という、彼らが言う以上の仕事を出してきた事も目的外使用となり、今後、各予算の余った分の返還が求められる可能性が出てきたということです。仕事を増やせず、減ってしまったら大変な事です。

労働組合を名乗る、稲垣個人商店-釜合労はその責任を取れるのか! センターでの演説のような「仕事を増やすのはNPO釜ヶ崎の仕事です。私たちのする事ではありません。」などという無責任な言い逃れは許されないぞ!

釜合労―稲垣の時代遅れな運動スタイルと

我が身の利益だけを考える運動の方向性


釜合労-稲垣はセンターで、大声を張り上げて「野宿は自由の証」と叫んでいます。野宿をせざるを得ないものは誰でも強制排除に反対だ。ほとんどの支援団体もそうです。しかし、野宿を好きでしている人たちなど皆無に等しい。仕事が無く、収入も無し、屋根の下で生活できないから仕方なしに野宿生活をしているのです。行政が働く権利を保障できないからこそ、税金を使ってでも人としての最低限の生活をさせろと生活保護や特掃を要求できるのです。

個人の好みで野宿をしているなら自己責任でしかありません。個人に野宿の権利があっても、労働組合が運動方針として野宿生活からの脱出を言わない、逆に労働者に野宿しろ、などとはとんでもない。

何故そうなるのか! 野宿者が増えれば、その悲惨さをうりにして、野宿者を「炊き出しで救済している」稲垣個人商店に寄付金が集まるからだけなのです。

これこそ彼の運動方針なのです。

そして彼の運動スタイルは旧態依然たる55年体制下=高度経済成長下の運動スタイルのままです。

行政の不正義、悪行を暴露し、糾弾し、何らかの施策を施して貰おう、と云うものです。

かつて好景気のときには、行政や経済界が、労働者への分配を増やし、反抗を押さえようとしたのでこういう手法も通用しました。

しかし、自公政権の新自由主義=弱肉強食経済が登場して以来、建前としての「富は労働者にも分け与えなければならない」「全ての人に最低限の生活保証を」などという考えはどこにもなくなってしまい、行政に期待するだけでは何も得られなくなってしまったのです。

政治家や、官僚でさえも舵取りのわからないこの時代には、われわれ労働者自らが、運動を強め、労働者のための新たな社会のしくみを創っていかなければなりませんし、われわれの未来を切り開くための大きなチャンスでもあります。

行政の不正義を暴露し、無策を批判するにとどまらず、われわれのための施策を提案し、創らせ、一つでも、二つでも具体策を勝ち取ってゆく事こそが労働運動の求められている方向です。

そのことを理解できない稲垣個人商店は、釜ヶ崎労働者の闘いの成果である、特掃や、シェルターを、カンパ金集めのじゃまだとばかり、野宿者を増やすため、破壊する方向で活動しているのです。

反失業の闘いを、反戦と結びつけ、新たな社会の仕組み創くりを目指し、釜日労とともに闘いましょう!


10・12大阪 反戦・反基地 集会 釜日労アピール


戦争よりも仕事を!
基地よりも生活を!!


日本の軍事予算5兆円! 
在日米軍への思いやり予算6000億円 !


PAC-3ミサイルシステムの改修に1000億円 !!

在日米軍への思いやり予算の1%の予算で社会的に有益な仕事を出せば野宿をしなければならない人を無くすことが出来ます。


 10・12集会に結集されたなかまのみなさん。私たち釜日労は、90年代バブル崩壊以降、アブレ(失業)地獄が常態化する中、急速に進められる新自由主義-グローバリズムによる日本社会の大転換に対し、反失業闘争を運動の中心に据えて闘ってきました。 

 93年、「釜ヶ崎就労・生活保障制度の実現をめざす連絡会」=反失連を結成し、産業構造の転換による労働者階級の使い捨て-スクラップ化、とりわけ最下層での失業・野宿労働者への「怠け者」=「自己責任論」キャンペーンによる「野垂れ死に当然」攻撃に抗して、社会的責任を明らかにしながら、大阪城公園(=府庁前)、中之島公園(=市庁前)での野営闘争、あいりん労働センターの夜間解放闘争(屋根のある野宿場所として)を労働者自身の実力闘争、自主管理闘争として闘い抜いてきました。

 そして99年にはNPO釜ヶ崎を創り、02年に野宿問題対策の予算的根拠=ホ-ムレス自立支援法を獲得、凍死対策として夜間緊急避難所(シェルター)を、餓死対策として高齢者特別清掃事業(特掃)を闘い取り、反失業闘争の延長として、労働者自らが事業体を運営しながら、「新たな社会システムを創り、担ってゆく」そうした闘いを模索してきました。

 全国で唯一、釜ヶ崎で実現した労働者自身による仕事創りは、現在、高齢日雇の輪番労働者とNPO釜ヶ崎従業員を含めると、一日当り350名を超える就労を実現しています。

 構造的不況が深まり、官僚主導による市場原理主義的社会システムの崩壊が、昨秋以降の金融危機に端を発した不況の本格化の中で、「寄せ場の全国化」と言われるように一挙に拡大し、失業・野宿問題が「怠け者の自己責任」ではなく、資本の合理化、失業問題であることが誰の目にもはっきりと見えるようになりました。

 全国的な政治問題として浮上してきたのです。

 高度経済成長の終焉-バブル崩壊以降これまで、景気の調整弁としての、産業構造の転換に伴う失業者を受け入れてきた建設業界自体が疲弊しきり、その機能を失っている中で、新自由主義・市場原理主義路線の下、生き残りと肥大化をもくろむ資本は、派遣事業法を使って労働者を非正規化し、更に「自由」に搾取し、不況の声を聞くと同時に、景気の調整弁として寒空に放り出しました。

 こうして、高度経済成長の終焉-バブル崩壊以降、新たな社会を目指して「改革」を求め、小泉「構造改革」-自・公政権に裏切られ、更に重いくびきを課せられた労働者・人民は、前の総選挙で、官僚主導の市場原理主義に基づく自・公政権にNOを突きつけ、「生活が第一」とする民主党を中心とする連立政権に歴史的勝利を与えました。

 この「対等な日米関係」「東アジア共同体」を掲げる新政権に、アメリカはその圧力を強め、旧来の政治勢力は捲き返しを図り、官僚はその利権を維持しようと抵抗を強めることは必至であり、すでに始まっています。

 このような状況の中で、われわれは、どうせ自民党と変らない、いや憲法・防衛問題ではそれよりも酷い奴らがいる、あるいはお手並み拝見と傍観するのではなく、不断にブレる新政権に対して、闘争陣形を強め、私たちの側に引きつけていくことが何より大事です。

 55年体制下や自・公政権下とは異なる質の闘いが求められています。ただ資本や行政を糾弾し、批判し、自分の「正義」を叫ぶだけ、求めるだけでは旧来の社会システムに期待し、美化することでしかありません。

 NPO運動などをとうして、具体的な要求を実現させ、新たな社会の仕組みを創っていく試みを積み重ね、労働者自らが社会の主人公になるための、訓練をし、力を身につけ、陣地を獲得してゆくことこそが、安心して働き、生活できる未来を切り開く道となるのではないでしょうか。
 資本主義の下で創られてきた、社会のしくみ、利益第一の職業、生活スタイル、考え方の中に、私たちの未来をみることは出来ません。

 こうした闘いの前進抜きには、新たな社会システムの建設も、米軍再編を許さず、在日米軍基地を撤去させ、日米軍事一体化を阻止し、日本のアメリカへの戦争協力を阻止してゆくことも出来ないでしょう。

 「新たなしくみ」を創り出していくための闘いをさらに強めていきましょう。

残念なことに、釜ヶ崎の地においても、「テントは自由の証」と野宿を固定化し、その悲惨さを売り物にしたカンパ金欲しさに外向けの活動しかしない傾向が存在していましたが、NPO、「特掃」、シェルターなどの労働者のための「新たなしくみ」作りを全く理解できず、その運動の前進と、労働者の結集に恐怖し、「新たなしくみ」潰しに躍起となっているヤカラもいます。

 釜合労-稲垣浩は、「新たなしくみ」潰しのため、「人権」を語りながら、NPOで働く労働者には「糞バエ」「番犬」などと口汚くののしり、解放同盟に所属するNPO釜ヶ崎の理事には「解放同盟は釜ヶ崎労働者を差別している」など何の根拠もないことを宣伝し、ウソ、デマ、デッチ上げで労働者を分断しようとしましたが、当然にも労働者仲間からは相手にされず、労働センターで演説をすればワンカップの空き瓶が飛ぶというほど、ますます孤立を深めています。

 こうした守旧派とのせめぎ合いにも打ち勝っていかなければなりません。

 一方、新政権の誕生と、それを実現した人民の闘いの前進に「社会主義政権の登場」と危機感を募らせ、戦争へ向けて排外主義を煽る「在特会」のような右翼が公然と登場してきています。

 「在特会」はこれまでの制服を着て黒い街宣車で登場し、市民から嫌悪を持って迎えられた街宣右翼と異なり、市民運動のスタイルで登場し、全国で活動を活発化させています。

 彼らの在日外国人参政権に反対する全国リレーデモ最終日の大阪行動は警察発表で300名と増えており、同時に、表の「市民」面とは相反し、各地で見られたように裏では旧来の右翼同様、白色テロで民主勢力に襲いかかっており、多数の負傷者が出ています。

 これらの勢力との闘いも重要になってきます。

 私たち釜日労は、釜ヶ崎において反失業闘争をさらに発展させてゆくとともに、今秋期、9・12関西新空港反対闘争、9・19あいば野現地闘争、10・10「在特会」に対する闘いを闘い抜き、本日の闘いに決起しています。

 闘うなかまのみなさん!

 反戦・反失業の闘いをともに闘い抜き、安心して働き、生活できる社会をめざして、ともに闘いましょう!


2009年10月12日

釜ヶ崎日雇労働組合