１１月23日は勤労感謝の日、休日でした。私の町内にある舞岡公園では４年振りに収穫祭が挙行されました。私は暫くの間町内会長でしたから「舞岡公園の理事」の役を担っていました。

戸塚区上倉田にある「舞岡神社」の参道にある阿弥陀庚申塔は秋色も濃くなっていました。

舞岡公園の遊歩道は秋草が盛んに咲いていました(野薊)

焼き芋もお餅も人気で先ず引き換え券を購入します。長蛇の列にならびました。

年間の行事計画を承認し各種ボランティア団体の活動支援や報告を確認していました。ボランティア団体の中核は棚田の田畑を耕作する団体で、春には田植えを行い、秋には新嘗祭で収穫に感謝します。何のことは無い伊勢神宮の祈念祭と新嘗祭に相当します。丁度平成が終わり年号が令和に代わり新たな天皇皇后が着任され皇居で「大嘗祭」が厳かに執り行われました。

皇居内の広場(江戸城天守閣址)で営まれた大嘗祭会場は現天皇皇后の就任式でした２０１９年

大嘗祭会場で使われる新穀の供納式

現天皇と皇后が始めて天照大御神にご挨拶されたのが大嘗祭です。

秋篠宮は大嘗祭は天皇家の神事であるので国民行事にする事について異論を述べられました。

『日本書紀』に天照大御神が斎庭の稲穂を天孫瓊瓊杵尊に授けられたことが記され、そこに日本の始まりが位置づけられることは大きな意味を持ちます。春に豊作を祈り、秋の収穫に感謝する稲作を中心とした営みを、日本人は2000年以上繰り返して来ました。天皇陛下から国民に至るまで神を祀ることは日本の大切な文化です。国民の休日勤労感謝の日を新嘗祭の日に決める事には異論もありましたが、三連休になる事もあって天皇家の祝祭日を国民の休日に指定する事に異論をはさむ人もいなくなりました。４年振りの舞岡公園の収穫祭ですから私達夫婦は各自の食器をリュックに詰めて出かけました。朝１０時４５分からお餅と焼き芋の引き換え券が売り出されます。お餅は２００円(３個入り)焼き芋が１００円(多くが２個入り)です。

舞岡公園の狐窪の野菜畑

豚汁は１００円です。マイ椀を持って行きました。

餅つきは３臼を駆使していました、電動と違うので期待大です皆腰痛になったでしょう。

お餅は２００円/３個でした。

焼き芋はドラム缶の改造装置で３つ用意していました。

水車小屋は元気に駆動していました。

水車の米搗きの成果を説明していました。

食器はお餅や豚汁を入れて貰うのです。私達はお餅(黄粉２個+あずき１個)と豚汁を戴き更に赤飯(１００円)をたべて、締めに焼き芋を戴いて意気揚々帰宅しました。棚田は既に乾田にして輪投げ等のゲームをしていましたし。案山子は小春日和の日差しを浴びて収穫祭を観ていました。何時もは止まっている水車も駆動してリズミカルな音を響かせてお米を玄米に白米に搗いていました。

案山子コンテスト会場は遊技場にもなっていました手前の刈り址から出た孫株にも稲が稔っていました

棚田も水を抜けば乾田で地下足袋釣や輪投げで親子が興じていました

偶々国土利用計画法施行で調整区域に指定された舞岡の棚田です。先人が苦労して開いた棚田が今日では都会人が新嘗祭の日に自然に戻って英気を回復しています。人間も家族と一緒で生気を吹き返しています。　　　　　　【了】

舞岡公園棚田の収穫祭