猛暑の六本木ヒルズ。
お盆休みとあって、かなりのにぎわい。
チケットを買うのに15分待たされました。

再現されたコルビジェのアトリエからスタート。
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絵画+時間=建築 

という言葉が印象的でした。

次に足が止まったのは、サヴォワ邸のCG。
建築的プロムナードをウォークスルーで再現。

その圧倒的な美しさに眼を奪われます。

さらにマルセイユのユニテの実物大
モックアップが眼前を覆います。
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屋内階段の登りやすさについて、
コルビジェが語ります。
人間への愛情を込めたんだ。
人を思いやり、喜びを与えるように
考え抜いてつくるのが建築家の使命だ。

モデュロールのことは、
「調律されたピアノの音階のようだ」
と例えます。

実現しなかった数々の都市計画については、
建てられないものは描き、
描いてもだめなら文章で書く。
それでもダメなら話をした。
あらゆる手段で考えを伝えたけど、
ことごとく押し返された。
と、奥さんが無念さを語っています。

「キミは今まで何をしてきた。やってきたものを見せろ。」
というコルビジェの叫び。

そして美しい音楽のような宗教建築から、
最後は、奥さんにプレゼントした
カプマルタンの休暇小屋へ。

狭くて4人ずつしか入れずに
ここでも行列で15分待ちました。
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ベッドや椅子に座れなかったのが残念。

たっぷり2時間、
超充実のル・コルビジェ展でした。