初台の藤森建築展に行ってきました。

展示の始まりは、
「仕上げ材(Finishing)」から。

手塗り、縄、ワラ、泥、銅版などの
自然な肌ざわりの素材が並べられています。

矛盾する「建築と植物の美」。

「山川草木ことごとくみな響きあり」
の仲間に建築も入れてもらう。

そんな思想を取り入れた
建築作品の写真が続きます。

最も印象的だったのは、
「高過庵ができるまで」
を描いたドキュメンタリーで、
3人のおじさんたちが、
あまりの気持ちよさに思わず
昼寝をするシーン。

「1万年前、
人間が初めて家を作ろうと思ったとき、
木や石や土の肌触りを確かめたその感じを
もう一度自分も味わってみたい」

ココロを家づくりの原点に戻してくれる
ハートウォーミングな展示会です。