広尾のドイツ大使館でやっている

「ダイアローグ・イン・ザ・ダーク」

というイベントに参加しました。

http://www.dialoginthedark.com/contents/index.html

 真っ暗闇の会場に、7人ずつのグループで入り、

視覚障害者の方の案内で、1時間足らずの間、

森で橋を渡ったり、駅のホームで階段を上ったり、

公園でブランコを漕いだり、バーでお酒を飲んだり、

といった体験をするというものです。

光の無い世界は、慣れてくると、

井戸の底のように、とても静かで、穏やかで、

ときどき誰かの発する声が、

なんともいとおしく感じられます。

ここでは、着ている服とか、髪型とか、姿形の美しさとか、

そんなこと一切が全て意味を持たない。

だから人種差別も、喧嘩も、戦争も起こりようが無い。

そんなもう一つの世界を垣間見て、

とても濃密なひとときを過ごしました。