ソローの「森の生活」という本を読んで、 
「所有すること」について考えました。

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 どうして人は、所有することにこだわるのか?

 そもそも、所有するとはどういうことなのか?

 Xを所有しているとは、Xを意のままにすることができるということである。

 人は、地球上の全てのものを「所有」することによって、
意のままにすることができると思い込んでいます。

「どうやって星を所有してるの?」
「星は誰のものかね?」実業家はムッとして言い返した。
「わかんないなぁ。誰のものでもないんじゃない。」
「じゃあ星は私のものだ。なぜなら私は最初に所有することを思いついたんだからな。」
「それで満足?」
「もちろんだとも。君が誰のものでもないダイアモンドを見つけたら、それは君のだ。君が誰のものでもない島をみつけたら、それは君のだ。最初にある考えが閃いたら、君はその特許が取れるんだ。つまり、その考えは君のなんだ。だから、私は星を所有する。というのも、私より前に誰も星を所有するってことを思いつかなかったんだからね。」
「それはそうだね。」王子様は言った。「で、その星をどうするの?」

「星の王子さま」の一節です。

 この宇宙の広がりと、地球の歴史からみると、
所有することには、何の意味も無いように思えます。

http://www.tbs.co.jp/lepetitprince/tr13_14.html