あいかわらず映画三昧の日々ですが
洋画を見ることが多く
久々に「チャンネルNECO」の日本映画を見ました
「ジ、エクストリーム、スキヤキ」
井浦新と窪塚洋介が「ピンポン」以来11年ぶりの共演をし
前田司朗が初監督をした2013年製作の映画です
冒頭ちょっとドキッとする場面が流れますが
全体的に「なんだろう このノスタルジックな雰囲気は・・ 」
と思わせてくれる脱力感のあるドラマです
「ピンポン」の時は まだあどけなかったし可愛かった二人
15年ぶりに再会した友人という設定ですが
あの時の友人(ピンポンをしていた時代)か
と映画を見ながら時々思ってしまいました
会話がいいです
一緒に行動する女性も含めボキャブラリーが豊富でない彼らは
自分たちの言葉で素直な会話をしていきます
嘘っぽさのない ゆるい会話がすすんでいき
音楽もいかにも学生時代に好んだであろう曲が流れ
「あるある感」がいっぱいの映画でした
お金をかけなくても 豪華なキャストを次々出さなくても
魅力のある映画は作れる・・の見本のような映画です
もともと井浦新のファンでもあり
彼の出演する「日曜美術館」の落ち着いた語りや
「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」での
坂口弘役の彼にひかれたりで
この映画も少しひいき目に見てしまったかもしれませんが
ここ数日「アイズ・ワイド・シャット」を見たり
トム・クルーズつながりで
「ワルキューレ」を見たりしていたのですが
外国語で話す言葉を字幕で読みながら見る作業は
やはり異国の世界であり
自分とオーバーラップさせることは困難で
それがまた洋画の魅力であったり
はがゆいところであったり・・
その点 母国語の日本映画は
言葉づかいや語られる言葉で
「すべてお見通し」的にわかるところがあって
素直に心に響いてきます
外国の映画では「なんとボキャブラリーが貧困な」
とかは言語の理解できない私には感じることも
できないし
ところで
「実録・連合赤軍・あさま山荘への道程」や
「突入せよ!あさま山荘事件」の映画を見たり
加藤倫教の書いた「連合赤軍少年A」を読んで
「連合赤軍」のあの一連の事件を
どこにでもいる世界平和を願う学生の
国家権力に戦いを挑みながら少し横道にそれて
凶暴化してしまった行動・・などと
ある意味少し共感を感じながら見ていた
同世代の私ですが
8日に NHK BSプレミアムで放送された
『アナザーストーリーズ
運命の分岐点「あさま山荘事件立てこもり10日間の真相」』
を見て
機動隊員や人質救出のために命がけで動いていた方々の
ご苦労に頭が下がりました
あの時の あのテレビ中継は
私も最後までずっと見ていました
生中継でもあり犯人が学生でもあり人質がいて
銃をいつ撃つかわからないという緊迫した状況の中で
母親が説得のために拡声器を持って息子に訴えた姿などが
現実のできごとではないような まるでドラマの1シーンのように
見えたというか見せていたという
感想だったのですが
命を落とされた機動隊員のご家族や
事件以来2度と報道陣の前に姿を見せない
人質になられた彼女の心に負った傷を思うと
「若気のいたりではすまされぬ悲惨な事件だった」と
あらためて感じました
あの時代 同世代の私も同じように若気のいたりで
巻き込まれた人たちやご家族への配慮の気持ちを
あまり感じていなかったことが情けないです
結婚をして 子供を産んで 年老いた親を介護して
わが身におきかえて考えることが
やっとできるようになった自分です
この番組を見て当時の自分の生活を思い出しながら
「見えていなかった」という思いを感じました
若者の「見えていない悲しさ」
「ジ、エクストリーム、スキヤキ」の彼らにも
そんな悲しさが漂っています



