エンダ―のゲームを観た。


……50年前、「フォーミック」と呼ばれるエイリアンが
地球を襲撃して、何千万人もの死者がでる。


英雄メイザー・ラッカムがエイリアンの母艦を
落としたことにより、地球の平和は保たれた。


以来、人類は次の襲撃に備えて、世界中から天才児を集めて
ゲームのような訓練を施し、希望を託した。


天才児アンドルー・エンダ―・ウィッギンは、
エイリアンとの戦争に終止符を打つために育てられた。


国際艦隊長官グラッフ大佐とアンダースン少佐によって、
バトルスクールへ進学し、卓越した戦略眼によって、
頭角を現していくエンダ―。


宇宙ステーションでの訓練が始まってからも、
ひたすらエンダ―のゲームは続く。


「相手の考えを読むことで理解者となり、情愛が湧く」という
感受性豊かなエンダ―は戦うことに疑問を覚え、苦悩する。


開始一時間まで、ひたすら訓練が続いて、
「エンダ―はいつまでゲームをやっているんだ」と思ったら、
ラストまで観て、「ああ、そういうことか」と思った。


コマンドスクールまで進学して、人類の最高司令官になるエンダ―。


彼のゲームはいつまで続くのか?
エイリアンとの闘いの決着はどうなるのか?


伏線もラストに回収されて、
地味な展開のわりに最後まで飽きない映画だった。