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釜石市大町の釜石情報交流センターに建設されたライブシアター「チームスマイル・釜石PIT(ピット)」が19日、オープンしました。


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オープニング・セレモニー(落成披露式)には、PITの開設に関わった一般社団法人・チームスマイルの関係者や釜石市の関係者ら約100人が出席し、完成を祝いました。


釜石市とチームスマイルは201495日に協定を結んでおり、協定から約14カ月でオープンに結びつけました。



セレモニーは午後230分から始まり、会場内に作曲家・三枝成彰氏が手がけた「鎮魂の開演チャイム」が鳴り響いた。鎮魂の鐘をイメージし、PITの来場者が復興への想いをいつも共感できるよう込められた曲。なお、同曲は豊洲PITの開演ベルとして使用されている。


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チームスマイルの矢内廣代表理事は「オープンして感無量。(東京から釜石まで)土地や交通の便は悪いが、だからこそ、東京の人たちの気持ちを届けられる場所として機能すると嬉しい。復興というのは、地元の人たちが両足で立つという気持ちを持つことが大事。子供たちが自分たちで頑張って新しい釜石を作っていくんだ、という気持ちでやっていけるよう、精神面でもサポートしていきたい。子供たちが目を輝かせれば、大人たちも一緒になって頑張ろうという気持ちになるはず。東京からさまざまなエンタテインメントのコンテンツは持ってくるが、それだけではいけない。地元の人たちがいろんな形で楽しめる場所、子供たちが元気になるようなイベントをみんなで作っていくことが形になり、釜石PITが復興の拠点となり、シンボルとして愛されると嬉しい」とあいさつ。


このほか、野田武則釜石市長、遠藤利明東京オリンピック・パラリンピック大臣が祝辞を述べ、釜石PITを運営する釜石まちづくり会社のスタッフが紹介された。



一般社団法人チームスマイルは、被災地におけるエンタテイメントを通じて心の復興と、支援活動の継続性を確保することを目的に、2012104日設立。収益金は東北地区のPIT開設と運営、エンタテインメントを通じた復興支援のための活動に全額活用される。これまで東京都江東区に豊洲PIT20141017日)、福島県いわき市にいわきPIT2015724日)がオープンしており、釜石は3ヵ所目。2016311日には宮城県仙台市太白区に仙台PITがオープン(こけら落とし公演はプリンセス・プリンセス)。ちなみに、PITは「Power Into Tohoku!」の略称です。エンタテインメントの力を東北に。という想いが込められています。



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釜石PITは、収容客数約160席(スタンディング約200人)。ホール面積は240平方メートル。255インチの大型スクリーンと高感度プロジェクターも完備され、音楽や映画のほか、セミナーなど様々なイベントで利用できる。釜石市内外の方も利用可能。


問い合わせは釜石まちづくり株式会社 電話0193278751



<おまけ>


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TOKYO FM「クロノス」のパーソナリティー・高橋万里恵さん(左)も取材で来ていました



TEXT&PHOTO BY チバ☆