11月5日は津波対策の理解と関心を深めることを目的とした「津波防災の日」です。


釜石市では同日、津波から大切な命を守るため、地域住民の避難意識の向上と避難行動の実践を図ることを目的とした「釜石市津波避難訓練」が、同市の津波浸水想定地区などで行われました。



今回の訓練は11月5日午前10時、岩手県沖を震源とする地震が発生し、釜石市で震度5弱を観測。気象庁は同10時3分に岩手県沿岸地域一体に大津波警報を発表。釜石市への津波到着予想時刻は同10時25分ごろという想定で実施。



10時過ぎ、J-アラート(全国瞬時警報システム)の自動起動で市内の防災行政無線から緊急地震速報を放送。サイレンが鳴り響くと、市民は高台にある津波避難場所へ続々と避難。市役所では災害対策本部を立ち上げ、幹部職員らが情報収集を行っていました。



私チバ☆も避難場所の様子を取材したのですが、平日の日中ということで、自宅にいる高齢の避難者が多かったです。そして、復旧復興工事を行っている方々も一斉に避難していました。


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釜石市役所から近い仙寿院境内に避難する市民



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イオンタウン釜石の近くにある薬師公園。地域住民や付近で働く人たちも多数避難していた



訓練は10時30分に終了。災害対策本部によると、(市職員が配置された)市内13カ所の津波避難場所に729人避難したそうです。



11月5日は津波対策の理解と関心を深めることを目的とした「津波防災の日」です。


東日本大震災発生から4年7カ月。沿岸部に住む人も内陸部に住む人も、津波への対策を改めて考えてみてはいかがでしょうか。




Text&Photo by チバ☆