2011年の東日本大震災で被災した釜石市民文化会館に代わる釜石市民ホール(仮称)の安全祈願祭が10月23日、釜石市大町の建設現場で行われた。野田武則釜石市長ら市の担当者のほか、設計担当や工事関係者ら40人余りが出席。神事で鍬入れや玉串を奉納し、工事の安全を祈願した。


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設計はaat+ヨコミゾマコト建築設計事務所。工事担当は戸田建設・山崎建設特定共同企業体。総事業費は約56億円。



釜石市民ホール(仮称)の敷地面積5293.59平方メートル、建築面積は4617.80平方メートル(延べ面積6955.85平方メートル)で、以前の文化会館に比べ広さは3分の2。建物は地上4階、地下1階。高さ30.97メートル。


建物の概要は、1階に大ホール、小ホール、3つの練習室、ギャラリー、楽屋等。


2階に大ホールの固定客席、和室、会議室、電気室、空調機械室等。


3階に多目的鑑賞室、調整室等。


4階にフォロースポット室等。


大ホールの客席は838席(1階の可動席480、2階の固定席304、バルコニー席54)。


小ホールの収容人数は208人。大ホールの1階と小ホールは椅子を撤収すれば、さまざまな用途に使用可。


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市民ホールの模型図その1。目抜き通りに面したところ


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市民ホールの模型図その2。大町と大渡町の交差点側


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市民ホールの模型図その3。市民情報センターとホールの間にガラスの屋根がかかる


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市民ホールの模型図その4。イオンタウン釜石側から


完成は2年後の2017年10月末。釜石市の担当者によると、こけら落としとして、12月16日に釜石の第九を行う予定(この日はベートーヴェンの誕生日でもある)。また、仮称なので今後、市民から新たな名称を募る予定。


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市民ホール及び大ホール内部のイメージ図



Text&Photo by チバ☆