10月21日放送の甲子柿のイベント紹介のコーナー後に流したのは、BUMP OF CHICKEN「柿」でした。


bump


バンプのファンはご存知だと思いますが、バンプのCDやDVDには必ずシークレットトラックが収録されています。CDが入っている黒または白のケース外すと、シークレットトラックの歌詞が掲載されています。シークレットトラックなので、公式サイトのディスコグラフィティにも掲載されていないし、音楽専門誌等のインタビューでもほとんど語られることがない。ラジオでほとんど流れたことがない、いいのか流しちゃって、バンプのファンに怒られないか? なので今回は「やっべぇぞ!」(by コロコロチキチキペッパーズ)と多少ビビりながらの裏解説です。



改めて説明すると、「柿」はBUMP OF CHICKENの2007年発売のシングル「花の名」=写真=(映画『ALWAYS 続・三丁目の夕日』の主題歌)のシークレットトラックとして収録。3曲目の15分過ぎからアコギのイントロとともに朴訥とした歌声が聞こえてくる(歌っているのは、ドラムの升秀夫とギターの増川弘明)。


♪柿の実なるかな/たくさんなるかな/甘くておいしい/僕の柿♪というほのぼのした、でも後半はちょっと切ない歌詞が今の時期にぴったり。



エフエム岩手釜石支局 千葉東也



【コラム・今週の一枚 米津玄師「Bremen」】


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10月7日発売の3rdアルバム。


ハチ名義でニコニコ動画等でVOCALOIDを使った楽曲を発表。2012年に米津玄師(これ本名ね)名義で1stアルバム「diorama」を発売し、注目を浴びる。正直、VOCALOID関連の作品をちゃんと聴いていなかったこともあり、どうなんだろうという疑念があったのだが、2013年にメジャーし、翌年発売された2ndアルバム「YANKEE」のロック度数の高さにびっくり。そして3rdアルバムの「Bremen」。1曲目の「アンビリーバ―ズ」はギターを使わず、打ち込み&前のめりなドラムでさらに飛躍した印象を受ける。ハチの名残がある3曲目「再上映」、米津らしいバラードの9曲目「メトロノーム」、おそらく初めて?のストレートなラブソング14曲目の「Blue Jasmine」など、24歳の米津の全てが詰め込まれた現時点での最高傑作。