10月14日放送のエンディングナンバーは、ラジオネーム・たまねぎ男さんからのリクエストでAwesome City Club(オーサム・シティー・クラブ、以下ACC)「アウトサイダー」でした。


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ACCは2013年、atagi(Vo&Gt)、モリシー(Gt&Syn)、マツザカタクミ(Ba&Syn&Rap)、ユキエ(Dr)で結成。翌年、サポートメンバーだったPORIN(Vo&Syn)が加入。2015年4月に1stミニアルバム「Awesome City Tracks」でメジャーデビュー。「アウトサイダー」は9月に発売された2ndミニアルバム「Awesome City Tracks 2」=写真=に収録。



以前、4月15日掲載のブログ今週の裏解説第162回で「Awesome City Tracks」を少し紹介していたので、一部編集して再掲載します。



「架空の街Awesome Cityのサウンドトラック」をテーマに男女5人で結成されたバンド。Sugar’s Campaignにも通じる80年代のシティーポップスをベースに曲によって男女ヴォーカルを使い分け、2010年代の新しいポップスを描き出す。アルバム1曲目の「Children」、2曲目の「4月のマーチ」で確実に気持ちいい音楽ツボを押さえられ、気がつけば7曲目の「涙の上海ナイト」まであっという間に聴きこんでいるはず。



今回のアルバム「Awesome City Tracks 2」も同様に1曲目の「GOLD」から7曲目の「Lullaby for TOKYO CITY」まで、街中を歩きながら、車を走らせながら、(岩手にはないけど)地下鉄に乗りながら、めまぐるしく変化する都会の風景―を想像しながら一気に聴きこんでしまった。


AtagiとPORINの掛け合いのヴォーカル&コーラスも心地よい。マツザカのRapもいいアクセントになっている。「アウトサイダー」は特に秀逸。イントロのカッティングギターが個人的に大好き!♪親指でまさぐる言葉が/繋がりたがりの僕の/ポケットから溢れてった♪という歌詞にもあるように、SNSでの繋がりばかり求めるが本当の胸の内は見せず空気ばかり読むアウトサイダーなアナタが変わらなきゃ、というメッセージが込められている。今回も必聴ですな。



エフエム岩手釜石支局 千葉東也