【今週の裏解説とは・・・】釜石支局の音楽バカボンド・チバ☆が「釜石やっぺしFM」で流した曲の基本情報、解説を書きまくる2011年6月からひっそり始めた音楽コラム。褒められもせず怒られず、気がついたら200回まであと少し。


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9月23日放送「釜石JAZZ&POPフェスティバル2015」(詳細はこちら)のコーナー後に流した曲は、同フェスにも出演するアンダーパスの「たらりら 三陸復興応援バージョン」でした。



アンダーパスは大槌町出身のMIKA(Vocal)と北上市出身のMASAHIRO(Guitar)のユニット。2002年に盛岡で活動するゴスペルユニットで出会い、2006年8月にシングル「石割桜」を発売。以後、岩手を中心に活動を続ける。エフエム岩手では「岩手産直型音楽番組FARMIC」(毎週木曜午後7時30分~)のパーソナリティーも担当。


「たらりら 三陸復興応援バージョン」は2013年4月に発売されたアルバム「たらりら いわて三陸復興支援プロジェクト」に収録=写真=。元々「たらりら」は2009年4月に発売された3枚目のシングルで、同アルバム(CD2枚、DVD1枚)には岩手県内の市町村名が入った21曲を収録。「たらりら 三陸復興応援バージョン」は2枚目の最後(10曲目)に収録され、歌詞は1番が洋野町、久慈市、野田村、普代村、田野畑村、岩泉町。2番は宮古市、山田町、大槌町、釜石市、大船渡市、陸前高田市と沿岸北部から南下して各地の地名が出てくる。


(ちなみに、釜石市の歌詞は ♪鉄の町釜石市/見守る大観音(釜石市)♪ )。


なお、アンダーパスは、アルバム発売とともに同名のプロジェクトを立ち上げ、東日本大震災による津波の被害で親を失った震災孤児の学習費用をサポート。「いわての学び希望基金」へ売上から1セットあたり1000円を寄附する活動を続けている。



エフエム岩手釜石支局 千葉東也



【コラム・今週の一枚 tofubeats「POSITIVE」】


tofubeats



1990年生まれ、兵庫県神戸市在住のプロデューサー兼トラックメーカ・河合佑亮(かわい・ゆうすけ)のソロユニットtofubeatsのメジャー2ndアルバム。全13曲収録。9月16日発売。


前作「First Album」でも森高千里や藤井隆、BONNIE PINKなどのフィーチャリングヴォーカリストを迎えたが、今回のアルバムもDreamのAmi、岸田繁(くるり)、KREVA、小室哲哉など豪華なゲストが参加。DreamのAmiが参加したアルバムタイトルチューン「POSITIVE」は、80年代テイストのギターと四つ打ちのサウンドと、女子目線のポジティブな歌詞をまさにポジティブに歌っている。小室哲哉が参加した「Throw your laptop on the fire」はユーロビート&ハウス&EDMセッションとも言うべきスリリングなエレクトリックサウンド。KREVAが参加した「Too Many Girls」ではKREVA とともにtofubeatsもラップを披露。BPMもそんなに早くないので、ダンス&エレクトロミュージックって敷居が高いかも?と思っている人も違和感なく聴ける一枚。