今週の裏解説 第172回手嶌葵「風の谷のナウシカ」

7月1日放送のエンディングナンバーは

手嶌葵「風の谷のナウシカ」でした。

同曲は6月24日に発売されたアルバム「松本隆作詞活動四十五周年トリビュート　風街であひませう」=写真=に収録されています。

なので、いろいる解説させてもらいます。

松本隆は、伝説のロックバンド・はっぴいえんどのドラマーで作詞担当。1973年に解散後、多くのミュージシャンに歌詞を提供。代表曲は「赤いスイートピー」（松田聖子）、「卒業」（斉藤由貴）、「君は天然色」（大滝詠一）、「硝子の少年」（KinKi Kids）、「スニーカーぶる～す」（近藤真彦）、「風を集めて」（はっぴいえんど）など多数。

「風の谷のナウシカ」は、同名のアニメ映画（1984年公開）のイメージソングに起用。作曲は細野晴臣、オリジナル歌手は安田成美。

手嶌葵は、福岡県出身の歌手。2006年公開のアニメ映画「ゲド戦記」のヒロインの声を担当し、主題歌「テルーの唄」でメジャーデビュー。今回収録の「風の谷のナウシカ」はボサノバ風にカバーしています。

「松本隆作詞活動四十五周年トリビュート　風街であひませう」はタイトル通りのトリビュートアルバム。松本隆がこれまで手がけた楽曲をさまざまミュージシャンが歌っている。主な収録曲は、「白いパラソル」（斉藤和義）、Tシャツに口紅（ハナレグミ）、探偵物語（中納良恵）など全11曲。

特筆すべき曲は「驟雨（しゅうう）の雨」。はっぴいえんど時代に作られた未発表曲で作曲は細野。大滝を除くはっぴいえんどのメンバー（松本、細野、鈴木茂）がレコーディングに参加。なので、松本もドラムを演奏しています。

エフエム岩手釜石支局　千葉東也