10月5日の放送はいかがだったでしょうか?
中継は釜石市大町の釜石市民文化会館から送りました。
同会館2階の中ホールと入口では、3月11日の大震災による津波で流出した写真やアルバム、位牌などの拾得物を展示しています。
※ 旧橋野小学校体育館でも展示しているが、今月末で終了。11月以降は同会館に移設して展示する。
現金や通帳などの有価物は警察で保管しているが、アルバム等の思い出の品は市役所で保管し、できる限り家族らに返却できるよう5月6日から展示を開始した。
同会館も被災し、1階まで浸水。ライフライン不通の中、自家発電機を使用して、ライトで照らして展示している。
拾得物はがれき撤去や家屋解体時に自衛隊や地元業者、地域住民が拾ったものを会館に持ち込み、地域ごとに展示。
当初は人も少なかったため、そのまま展示していたが、現在は約20人のスタッフがきれいに清掃してから展示。
探しやすいように町名や状況などを付箋紙に記入している。
引き渡しの手順は、展示物が自分または家族・親戚・友人の物と判明した場合、引き渡し名簿に名前と連絡先を記入してから引き渡す。
条件によっては被災証明書や身分証明書を提示してもらう場合もある。
これまで述べ600人以上に引き渡しているが、現在も5千点以上展示している。
ちなみに、私の実家も被災したのですが、家族の写真を発見することができました。
本当に良かった。
開放時間は午前9時から午後5時まで。
休みはなし。
付近には駐車場がないので、大町駐車場に停めるか、バスなどの公共交通機関を利用。
展示物に関する問い合わせは、釜石市がれき撤去相談室(電話090・6067・1626)へ。
拾得物展示に携わるスタッフの皆さん
中継に出ていただいた釜石市廃棄物対策室の前川靖展さん(右)
T-チバ☆