7月13日(水)に発行された復興釜石新聞第10号。
きりの良い10号目。
おめでとうございます。
今号は6ページです
1面は、釜石公共職業安定所管内で、来春卒業予定の高校生を対象にした企業の求人が昨年同期に比べ3倍に増えている記事を掲載。
震災の影響で求人減少が懸念されていたが、事業再開の動きや復興需要を見込んだ創業が相次ぎ、企業の求人意欲が高まっている。
このほど同所で行われた求人情報交換会には、鉄鋼、建設、水産加工、自動車整備、理容、スーパーなど14業種が参加した。
職安の藤井崇統括職業指導官は「今後は求人の伸び悩みも予想される。企業の採用試験が始まる9月までにさらに求人開拓に力を入れたい」と話している。
2面は、震災を乗り越えて第93回全国高校野球選手権岩手大会に出場する釜石高と釜石商工高の野球部員を紹介。
釜石商工高野球部員は、26人のうち5人が被災。
4月の本格的な練習再開までの間は、支援物資運搬などのボランティア活動に取り組んだ。
畠山善史監督は「震災のことはあまり意識させたくない。選手には『いつも通りやるべ』と言っている」と気遣う。
釜石高野球部員は、32人のうち12人が被災。
釜石商工の部員同様、練習再開まではボランティア活動に取り組んだ。
捕手としてチームを支える鈴木祐平主将は「正直言って仕上がりは遅いですが、力がないなりの戦い方は考えている。一戦必勝で甲子園へ」と気合を入れる。
3面は、写真家・藤枝宏さんのフォト連載「かまいし便り」。
今回は7月6日に五葉山裾野に広がる高原牧場・楢の木平で撮影。
この日は雲一つない快晴だったが、次第に雲がわき、木を取り囲むような雲が出現。
上空にはイヌワシも現れ、高原での充実した時間を過ごしたとのこと。
「写真をやっていると『待つことでいい幸運に恵まれる』ということに気づかされる」とまとめた。
4、5面は、見開きで釜石市復興まちづくり基本計画のスクラムかまいし復興プラン骨子を掲載。
主な要項は「復興ビジョン」「新たな光づくりへの挑戦」「震災をのりこえる地域づくりの推進」の3つ。
具体的なプランは、目指すべき地域の将来像「三陸の大地に光り輝き希望と笑顔があふれるまち釜石」、復興まちづくりの基本目標「災害に強い都市構造への抜本的転換」「この地で生き続けるための生活基盤の再建」「逆境をバネにした地域経済の再建」「子どもたちが未来に希望を持てるまちづくり」など。
スクラムかまいし復興プランは、市民の意見を組み入れ、加工修正を繰り返し、9月を目標に策定していくそうです。
6面は、釜石市のお知らせを掲載。
国道283号の釜石市甲子町の松倉・大畑地区は、下水道管の舗装復旧工事のため、7月30日まで片側交互通行規制を行っています。
規制時間は午前9時から午後4時です。
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