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 作曲家兼ミュージシャンの宇崎竜童と、作詞家の阿木耀子夫妻、コーラス隊のひふみレインボーによるジョイントコンサート(慰問コンサート)が16日、釜石市桜木町の市民体育館で行われました。

 ひふみコーラスのメンバーが釜石と縁があったことからコンサートを開催。

 会場には同体育館の避難者を含む約500人が訪れ、宇崎さんと阿木さんが作った「想い出がいっぱい」「さよならの向こう側」などの名曲全15曲に聞き入っていました。

 終演後は、宇崎さんデザインのオリジナルTシャツを来場者に配ったほか、プロエステティシャンチームによるハンドマッサージコーナー、宇崎さんと阿木さんのサイン&撮影会も行われました。

 18日放送の「Posh!」でもコンサートの様子を紹介しましたが、このブログでは、もっと掘り下げて紹介します。

 

 コンサートは午後2時半にスタート。

 ステージに宇崎さんと阿木さんが現れると、会場から大きな拍手が送られた。

 宇崎さんは「震災から4カ月、僕たちは音楽家としていつスタートすればいいのか?と我慢していたが、やっと皆さんに会うことができて嬉しく思う」、阿木さんは「今日は1回目ですが、ご縁があれば再び(釜石に)訪れたい」と挨拶。

 宇崎さんの呼び込みで、青いTシャツを着たコーラスひふみレインボーのメンバー40人もステージに上がる。

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 ひふみレインボーは、宇崎&阿木夫妻主宰のコーラスグループで、主に両氏の作品をレパートリーにしており、幅広い年齢層で構成される。

 宇崎&阿木夫妻は一旦ステージからいなくなり、メンバーは立て続けに3曲披露。

 再び宇崎&阿木夫妻がステージに現れ、宇崎さんは「(東京に)帰ったら、知り合いの俳優や歌手にも(釜石の現状を)伝える。皆さん受け入れてくれますか?」と呼びかけると、会場から大きな拍手が送られる。

 その後は、良寛へのメッセージを込めた「遥かなる虹の彼方に」を歌い終えると、阿木さんがステージに現れ「何処にいても I LOVE YOU」をソロで披露。

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 続いて、宇崎さんがギターを持ってステージに現れ、サングラスをかけて「ギター一本でやったことがないけど・・・」と言い、聞き覚えのあるあのフレーズを弾く。

 「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」だ。

 会場の熱気も手拍子とともにヒートアップ。

 1フレーズのみだったが、大きな拍手が送られる。

 「ギター1本でやるのは難しい」と苦笑いする宇崎さん。

 MCでは、「港の~」ができるまでのエピソード、ヒットした当時のコンサート会場の様子(会場に暴走族が集まり、教育委員会の職員が会場前に立っていた)などを披露。

 再び宇崎さんがギター弾き語りで2曲歌う。宇崎さんと来場者とのコール&レスポンスで会場を更に盛り上げる。

 メンバーが「想い出がいっぱい」(原曲:H20)、「歌い継がれていく歌のように」(原曲:山口百恵)を歌い、アニメ・ドラえもんの主題歌「ハグしちゃお」では、阿木さんとメンバーが踊りを披露。

本編最後は宇崎さんとメンバーが明治神宮の奉祝歌「優しさつながり」をしっとり歌い上げて終了。

 と思いきや、アンコールを求める拍手は止まず、「さよならの向こう側」(原曲:山口百恵)など2曲披露し、午後4時10分にコンサート終了。

 コンサート終了後は、宇崎さんと阿木さんのサイン会&撮影会が行われた。

 2人は約1時間にわたって来場者にサインをしていた。

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 コンサート後のインタビューで、宇崎さんは「これからも繰り返し歌えるような環境になって復興してほしい。皆さんに会えて力強さを感じた」、阿木さんは「日本中や世界中が東北の皆さんの我慢強さに共感しているが、ストレスを発散することも必要だと思う。そのためにも皆さんが楽しめるようなことを今後もやりたい」と話していました。

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