こんにちは、床屋カルソルのジュンです。
この前の日曜日は、お休みをいただきありがとうございました。
ご来店を予定されていた方には、大変ご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした。
去年の宣言通り、参戦してきました、かすみがうらマラソン。
今回で3年連続3回目となるフルマラソン。
こんなに地獄を味わうとは思ってもみませんでした。
長文になりますが、どうぞお付き合いくださいませ。
過去2回はサブ4、4時間を切るという明確な目標があり、それに向けて計画的に練習し、見事それを達成できました。
今回は何故か練習にも身が入らず、何かと理由を付けてさぼってました。
練習の総走行距離も、去年の半分以下。
それでも、20キロ位ならサブ4ペースで何回か走れたので、過去2回の経験もあり、もしかしたらいけるかな?
まぁ、4時間切れなくても、楽しみながらゆっくり走ろうか、なんて軽く考えていました。
日曜日は皆さんご存知のように、もの凄い強風。雨の心配もありました。
今回は伴走者もおらず、1人での出走。
前半はまずまず快調なペースで行けて、風も強かったのですが、完全な向かい風ではなく、所々追い風になったり、心配した程の影響はありませんでした。
ペース的にも4時間を切れるペース。調子もまずまず。
沿道の人たちとハイタッチなんてしながら、余裕こいて走ってました。
ちょっと様子が変わったのは18キロ過ぎたあたりだったでしょうか。
なんとなく足が重く、ペースも落ちてくるし、雨もポツリポツリと落ちてきて、風も強まってきました。
時計を見ると、このペースではサブ4は達成できません。
無理せずゆっくり完走目指そうと、ペースダウンして走ってました。
途中の給水所などでは、バナナやアンパン、焼き芋なんかが用意されてました。
前回までは記録がかかってたので、ほぼ水分補給だけでしたが、今回はゆっくり色々食べる事ができました。
余裕があったのはここまで。
地図でも分かるように、22キロあたりで折り返すかたちになるのですが、ここからは完全な向かい風になりました。
雨足もだんだん増してきてます。
25キロ手前くらいで、足に少し痛みを感じてきました。
半分以上走ってきたし、このくらいの痛みなら、今までの経験上、問題無いなと思ってたんですよ。
が、だんだん前に進むペースが落ちていき、足が重く、痛みもあり、ついに走るのをやめて歩いてしまいました。
ゆっくりと歩いてましたが、なんと、歩くだけでも足がつりそうなり、ついに止まってしまったのです。
給水所以外で止まってしまったのは、今回が初めてでした。
最初太ももの前部がヤバそうだったので、屈伸でもして様子みようと思ったのですが、ちょっと膝を曲げようとすると、今度は違う部分がつりそうなります。
まさに四面楚歌状態。
それでも、数十秒休むと少し痛みもやわらぎ、ふたたび歩きだし、少ししてまたゆっくり走り出してみました。
ですが、1分もしないうちにまた同じ状態に。
そんな事何回か繰り返してる間にも、雨、風共に増してきていました。
この辺になると、周りでも、歩いたり、立ち止まったりする人が増えてきます。
以前は、こんな人を見ると、練習不足なのかな?前半飛ばし過ぎちゃったのかな?なんて、あわれみながら見てたのですが、まさか自分がこんな目にあうなんて想像もつきませんでした。
本当につらかったです。
体感温度も下がってきてましたし、残りはまだ15キロ以上あるし、このまま痛い状態で走ってたら、筋肉がおかしくなって、大怪我しちゃうんじゃねーか? なんて思いながら、初めて「リタイア」という文字が頭をよぎりました。
ちょっと大げさなんですが、このどん底の感情になった時の場面、なんとなく覚えるんですよ。
雨で薄暗く、自分が情けなく、ショックで。
それでも、リタイアするにしても、次のエイドステーションまでまだあるし、身体冷やさないためにも歩こうと決め、道の端っこのほうを、とぼとぼ歩いていました。
そうすると、どうでしょう、だんだん痛みにも慣れてきて、足がつりそうになるまでの距離が伸びてきました。
つりそうになると、止まって慎重に屈伸して、少し回復すると歩き出し、またゆっくり走り出す。
なんとなくそんなペースで行ってました。
そして、37キロ過ぎ、不思議なことに、何故か急に普通のペースで走れるようになったのです!
原因はよく分かりませんが、その直前に、持っていた栄養補給用のジェルを食べた事が良かったのか、はたまた、雨も止んで、風が急に追い風になったせいか、とにかくちゃんと走れたのです。
完全復活!
と、思ったんですけどね。
そんな甘くありませんでした。
それから2キロ程走ったところ、軽い折り返し地点があり、今度はもの凄い向かい風。
また足が止まりました。痛みも再発。
残りあと2キロ程。
制限時間はまだまだたっぷりあるので、このまま歩いても間に合うと思ったのですが、なんか意地というか、少しでも走っていたいという気持ちでした。
走ると言っても歩くより少し早い位のペースですが、100メートルくらい走って止まり、屈伸してまた歩き出し、そして走る。
素敵な美ジョガーの後を追おうと思っても、離される一方。
残り1キロちょっと。曲がり角曲がると、今までで最大の向かい風。
辺り一面田んぼなんで、さえぎる物がなく、立ち止まると身体がふらつく位の強風が吹き付けます。
もうこの頃になると、走れる距離もだいぶ短く、足も太ももだけではなく、ふくらはぎ、すねのあたり、ももの裏、付け根などあらゆる所がおかしくなってました。
痛いというか疲れたというか、なんかそれを通り越して、うまく表現できませんが、おかしな感じ。
そして残り100メートルちょっと。
ここまでくると、さすがに立ち止まってる人はいません。
が、進めないんです。前に。
目の前の角を曲がれば、ゴールである陸上競技場の入口。
沿道にはたくさんの応援の人達がいます。
死にそうな顔で立ち止まり、下を向きながらゆっくり屈伸して顔を上げると、おばちゃんと目が合い
「ほらっ、ガンバレ ガンバレ!」
と、大声で励ましてくれました。
おばちゃんからパワーをもらい、最後くらいは走ってゴールしたかったので、気力を振り絞って前に進みました。
そして遂にゴールへ。
なんとか完走できました。
相変わらずの風でしたが、空はすっかり晴れてます。
参加賞や荷物を受け取り、外の広場に座ってしばらくボーっとしてました。
「あきらめたら そこで試合終了ですよ」
まさにそんな感じでしたが、あきらめないで良かったです。
ほんと、いい経験ができました。
やればできるもんですね。
一時は走りながら、なんでこんな思いして走ってんだろう、フルマラソンなんてもうやりたくねーや、なんて思ってましたが、
ゴールした直後から、また来年、そしてリベンジしてやるなんて感情が芽生えてきました。
一から出直し、歩かず完走、できればサブ4達成できる様にがんばります。
長々とお付き合い下さりありがとうございました。
皆さんもどうですか、フルマラソン。
きっとなにか得るものがありますよ。