サラセミアについて(妊娠時)
こんにちは、かきょですスマホから失礼します❗️今回は既往歴について文章で書きます❗️漫画で描くのは決まっているんですが、少々先になってしまうのと先に私のことについて知っていただくのが良いかと文章が長いので注意です。同じ疾患で悩んでいる方の力になれば★年齢妊娠時当時は23歳でした。それから誕生日を迎えて出産時は24歳です。(※現在も)これまで特に大きな病気も無く過ごしてきました。既往歴先程大きな病気は無くと書きましたが、タイ人の母親から受け継いだ軽度のサラセミアという遺伝性疾患があります。ちなみに父親は日本人です。…サラセミア(thalassemia)は、ヘモグロビンを構成するグロビン遺伝子の異常による貧血である。(溶血性貧血をきたす遺伝性疾患である)地中海沿岸に多いので地中海貧血、地中海性貧血とも言う。※Wikipedia参照21歳のときの職場の健康診断で血液検査の結果で再検査になり、改めて話を伺いに行くと「数値があべこべで今まで見たことがない」というお医者さんの言葉。すぐに大きな病気に紹介状を書いていただきそこで再び検査をしてこの遺伝疾患があることが発覚。日本で診断を確定するのは福山臨床検査センターに血液を送らなければならないみたいで…そしてかかる費用が3万くらいでした…21歳の私は「日常生活に支障がないなら…」と確定を断念。その後は普通に暮らしていました。そして時が経ち…ついに妊娠をし近くの個人で経営してる産婦人科へ…。問診票の既往歴に「そういえばそんなこと言われたなぁ」くらいの軽い気持ちでサラセミアと記入。その時に担当してくれた先生は優しい女医さんでした♪その後3回くらい普通に通ったあたりで自宅にいる際に急に産院から電話が…「サラセミアという病気なんですけど、もしかしたら妊娠や出産時に重篤な場合になることがあるようで…一度血液の専門のところで診てください」と優しい女医さんから。丁度悪阻で仕事を休んでいたので翌日直ぐに近場の血液の病気も扱ってる内科クリニックへ。そこの先生もおじいちゃんなのですが、本当にほんとーにお世話になりました。病院に来た目的を話すと「最初に診断受けたときの血液検査の結果ある?」……やっちまった、もう要らないと思ってズボラな私は捨ててしまった。「ありません」色々気を利かせて当時の大きな病院から検査結果を受け取ってくださり、内科クリニックの方でも血液の検査を再びしてくれましたそれがこの結果です↓その内科の先生もこれはサラセミアかなぁと。しかしサラセミアでも大分さまざまな形があるらしく、確定をもらっていないがために前から進めない状態。「お金はかかるけど色々調べてみませんか?」と言われた私は妊娠中もあり金額的なこともあり乗り気ではなかった…しかし先生のこの一言で全てのやる気が湧きます「自分だけの身体じゃなくて、お腹の赤ちゃんにも関係するから調べてもらうのがいいよ。貧血だとお腹の赤ちゃんも貧血になってしまう、遺伝性だから産まれた子も同じ病気を持ってくることもある、なにより出産は誰も予想できないものだから調べてもらって大きな病院へ通うことがなにより安全ですよ」今までは何もなかったから自分の身体に興味が無かったけど、今は違うんだ、お腹に大切な命があるんだ…今まで自分だけのことを考えて生きてこれた私はようやく母体になったことを実感でき、そう思えたのです。そこから血液サンプルを送るための血液を採取。何回か通った後に送り先の検査センターから結果が結果…軽度のサラセミアという診断が下されました。個人の産科の先生に話し、大学病院で診てもらった方がいいと…予後が順調なら再び個人の産科で診て行きますということにさっそく紹介状を書いていただき、予約した日に大学病院にGOします。その日に初めてかかりつけ医となる先生とご対面。「ここでは様々な症状の妊婦さんがいて、検診も時間かかるし、1、2週間ごとに検診しなければならないですが通えますか?」との先生の問いに「はい!通えます!」と答えたら「じゃあここで診ていきましょうか!」という流れになり、無事に大学病院への通院を決めました通う理由が血液のことなので大学病院の産科の先生から同じ病院内の血液内科の先生に紹介状を書いていただき、産科と血液内科を行ったり来たり。血液のお医者さまによると東南アジアではよくある風土病なのだそうです。軽度ならそんなに不安に思うこともないが、出産時に危篤になったケースもあるらしくそれを考慮して輸血ができてICUも完備されている病院を選ぶのが無難みたいです血液内科の先生は良い意味で陽気な方で「これくらいの貧血ならよくあるし大丈夫だよ〜♪」と元気付けられたのを覚えています。軽度といえどまさか自分がハイリスク妊娠になるとは…と唖然としたのを覚えています。近所のお洒落な産院で豪華な食事を楽しもう♪とか考えていたノーテンキ妊婦でしたからさて産科と血液内科でどんなことをしてきたかというとまずは輸血のときに必要になる血液の型を調べました。私はO型のRh +でした。それから2週間ごとの妊婦検診で血液を採取し、貧血状態を観察。毎度毎度腕に鉢をぶすりと刺すので注射に抵抗は無くなりました笑だけど血液を取られたあとは気持ちフラフラします妊娠後期で貧血の状態が顕著にでましたが、鉄剤を飲んでもあまり効果のない疾患でしたので経過を慎重に見ていただきました。他にも慢性的に疲れやすくなってたりしましたが、症状妊娠のせいなのかサラセミアのせいなのか分からなかったです❗️(オイ)だけど毎度血液検査をしてもらい、数値をみて、お腹の赤ちゃんも貧血になってないかエコーで詳しく診てもらえる安心感はありました大きな数値の動きやお腹の赤ちゃんに疾患が見つかったとかも無く、順調に出産予定日を迎えます。果たして出産当日に輸血は必要だったのか?!はまた後日書きます。実は出産当時に既往歴と関係ないトラブルが発生してしまったので今回のことで学んだことは過去の検査結果は捨てない日常生活に支障が無いと言われたものでも問診票に書くお金に変えられる命は無いということです!それでは皆さままた後日!