格闘技(K-1・キックボクシング・極真)観戦記
Amebaでブログを始めよう!

プアカーオ

昨日と引き続き、K-1WORLDMAXから。

 プアカーオは決勝で負けてしまいましたが、対クラウス戦などで圧倒的な攻撃力を見せていましたね。ムチのようにしなる蹴りとスピードのあるフックの連打で2Rあたりから優勢でした。プアカーオは、初めてMAXで優勝した時になんてすごい選手が出てきたんだ・・・、と思いましたが、あいかわらず今回もすばらしかったです。圧倒的な手数で優勢に持ち込むのがプアカーオの良さですが、タイのジムの周りの川で泳いでスタミナを鍛えているからでしょう。格闘技選手のスタミナトレーニング法では、ボクサー等を中心にランニング、極真空手等ではミット打ちが有名ですが、泳ぐことは全身運動であり、有効なのかもしれません。

 また、技術的な解説を試みますと、プアカーオの攻撃は「腰の切れで攻撃をしている」という点が特徴としてあげられます。いわゆる力んだ状態での攻撃ですと、余分な力が入っていまい、すぐにスタミナが切れてしまいます。腰の回転を利用し、脚の力を抜いた状態で、脚をしならしてムチのような状態で攻撃をすることにより連打攻撃が可能となります。プアカーオ選手以外で挙げれば、ホースト、佐藤(元全日本キック)あたりでしょうか。個人的に更なる飛躍を期待したい、サップ選手にはこの点を期待したいところです。

K-1 WORLD MAX 2005

筆者は、大阪在住のサラリーマンです。以前、極真空手・キックボクシング等をやっていました。

当ブログでは、K-1・全日本キックボクシング・極真空手のテクニックを中心につらつらと書いてみたいと思います。

魔裟斗の負傷は残念でしたが、ザンビディスからダウンを取ったパンチは完璧のタイミングでしたね。やはり攻撃の鉄則として、「相手の打ち終わりを狙う」ということが大事ですね。カウンターを取るとなると相手の攻撃をずっと観察しておかなければいけませんし、相手がカウンターを狙っていることを悟ってしまいます。魔裟斗のパンチは、流れの中で自然と出た感じですし、ボクシング流のトレーニングが効いているのでしょう~。しかし、運動神経の良さがにじみ出たワンショットでした。