朝鮮半島情勢を発展的に展開させる上において、日朝首脳会談の開催は必要不可欠のものであると言える。

 

安倍首相は、北朝鮮との首脳会談に意欲的であるし、日本には拉致問題という解決しなければならない課題がある。核開発やミサイル開発の課題もあるが、拉致被害者家族が高齢化している状況から考えても、拉致問題解決の優先度は非常に高い。

 

朝鮮半島情勢自体は、朝鮮戦争を終結させ、半島統一の方向に進むことが好ましいと思われるが、南北の経済格差もあり、北朝鮮側の経済をいかに発展させるかが大きな課題であろう。

 

もちろん、日本と朝鮮とは密接な関係があるので、何らかの形で、日本との経済協力を図ることは必須であろう。

 

日本としても、朝鮮半島情勢の発展的展開に、どのような形で関わることができるのか、方針を明確にする必要があるだろう。

 

そのような状況において、日朝首脳会談を行うことで、その方向性を示すことは、非常に重要なことであると思う。もちろん、その中で、拉致問題を含む諸懸案についても、同時に解決の方向性を示していくことが必要である。

 

日本と朝鮮半島が建設的かつ相互利益の観点で関係構築を前進させることが、双方にとってプラスになるだろう。