食べ歩きが苦手だ。


旅行先の土産物店が立ち並ぶ道とか、お祭りの屋台とか。

胃袋の容量には限りがあるから、慎重になる。
ちょといい匂いを放っているからって、その手には乗らないぞって。

健康なんかにも気遣っちゃたりなんかして。

本当に「今食べたいもの」で満たされたい。

 

当然予算も。

たかが食べ歩きで破産するわけじゃないけど。

観光地ってやけに値段設定高くないか~?と思いながら。

本当に「心を動かされたもの」にお金を出したい。


そうすると、「よく吟味する」というスタンスを取り始める。
これがまずいのだ。

 

「あれも美味しそう、これも食べたいな、いやでももっと先にいいものが……」

とかなんとか思っているうちに食べ歩きゾーンが終盤を迎えている。

 

結果、「あれを買っておけばよかった」に繋がる。

けれど戻れない。戻りづらい。

混んでるし。わざわざ戻るほどでも……と思い直す。

 

そして慌てて「少し食べたいもの」を購入する。食べる。

ああ、まだ食べれそう。

物足りなさのやり場に困りながら、その場をあとにする。

 

そういえば友人と歩いていると、「なんか買わないの?」と尋ねられることが多い。

どうしても「先」を考えてしまうのだ。

歩きながらだと特に。

決断できずにとりあえず景色のまま、流していってしまう。

 

多分、食べ歩きが得意な人は「今」しかない。

常に「今」出会ったその「食」との対峙。

「この先」に何があるかなんて構わない。

「今」それを食べたいか否か、それだけ。

その脳内対話がちゃんとできている。

 

そしてそういう人は、きっとチャンスを掴む。

少々強引かもしれないが、そう思う。

「今」食べたいと思ったものに飛びつける。

終盤にお腹一杯で、食べれなかったものができたとしても、

先に食べたもので十分な(心の)満足感を獲得しているはず。

 

こういう日々の習慣というか、「癖」で差がつくんだなって。

そう思ったところ。