中間テストも終わり結果のでそろったところで
「今回は~」という話が聞かれます。

一番私が気に入らないのは
「どうせ、なんとかチャンは頭がいいから~」

この言葉、いつの時代もあるみたいで
学年1番の子が
「どうせ、今度も1番なんでしょ」って友達に言われるのがつらい
って言っていたことがありました。

でもその子のすごいところは
「じゃあ、あんたがんばってみたら~」と言い返せるところです。
数倍になって反論されることもあるみたいで
「今度も頑張らないといけなーーーい。」と教室では
頑張っていました。

ある日、この子のいる前でうちの娘に
「この問題がわからないのなら、外で頭を冷やしていらっしゃい!!」と
教室から追い出したことがありました。

しばらくして
「入っていいですか?」とドアのところでいい
私に泣きながら問題を解く娘をみて
彼女が「いいんだよ。今そうやって頑張れば。いいことあるから。
お母さんだからやってくれるんだよ」と話しかけていました。

私が「(同じようなこと)経験あるの?」と聞くと
「うん。まったく同じだった」と答えていました。

その日の帰り道、その子はお母さんに
「私、お母さんの子じゃなかったら勉強できなかったと思う。1番取れなかったと思う。」と話したそうです。

その話を後から聞いたとき
私が言ったことは


学校の成績がいいというのは学力ばかりではない
その子の生活力も含めて学校の成績に関係してくる。
つまり、
「あーー、今日は眠たいなぁ」と思っても顔を洗ってでも勉強する。
「めんどうだなぁ」と思っても勉強する。

学力を上げるだけなら、システム学習で情報のいっぱいある大手のほうが絶対に有利だよ。
わざわざうちの教室に遠くから来ない
(3市に及んでいます。)
じゃあ、なぜここまで来るのか?

大手で成績が上がらないから流れてくるのですが、成績の上がらない理由はなんなのか?

それは学力以外の力も身につけてもらっていないから。

あなたは、「うちのお母さんは厳しい」とは今は思わないでしょ?

自分であなたが勉強の大切さを知ったでしょ?

と話したことがありました。

この子は一度だけ、学年3番を取って悲しんでいましたが
その後トップを進み続けました。

何が言いたいのか?

勉強がやれない、やろうとしないのも実力のうち。

人をうらやむその性格も実力のうち。

まあ、いいかとあきらめるのも実力のうち。

ということです。

うちで、2年以上在籍して通知表にAのつかなかった子が6年間で一人だけいました。
100%の達成は6年目で切れました。

学力はお世辞にもよくなかったですが、それ以上に

人をうらやむ気持ちが人一倍強い子でした。
負けず嫌いとはちょっと違う。
自分は努力しないのに、人が頑張るのがうらやましい。
人に負けるのが悔しいとはちょっと違う感じでした。

「じゃあ、あんたもがんばりな」
「できない」

この性格も実力のうちです。

ここに気が付けば成績も変わると思うのですが

どうでしょうか?