映画感想です(^0_0^)


ルキノ·ヴェスコンティ 「ベニスに死す」

ずっと気になっていた映画です。Tカードの更新ついでに、借りて来ました。

事前イメージでは耽美主義な映画ですっごい美少年が出てくるみたいに思ってました。

あながち間違ってはなかったかなぁ。タッジオはとっても綺麗。なんかさ、下品な日本のアイドルとかとも、よく映画で見かける金髪青目の可愛い系美少年とも違う感じ。
雰囲気エマ·ワトソンっぽい感じかなぁ。エマちゃん女だけどかっこよくない?可愛い系というより綺麗系って感じで。



この映画が表してるのは「美」
主人公は作曲家。努力で美をてにいれようとしている。

それに対して生まれながら人を惹き付ける美貌を持った少年タッジオ。

この二人の対比が美のあり方を表している気がします。

旅行さきのヴェニス(ヴェネチアっていった方がわかりやすいかな)のホテルでたまたまその美少年にあってしまった主人公が惹かれていく様子がかかれています。
全く画面的な痛々しさはないのに、見終わったいま頭の中から離れません。感動でもなく、見て後悔したって気持ちでもなく、なにか心に刺さる映画です。
主人公が見ていられないほと哀れで悲しくて···
なんだろう......多分、この映画を見てこんな気持ちにならない人は馬鹿なんだと思う。そんな感情が芽生えるくらいそれぐらい人として重要なところを刺激された気がします。

夏休みに夏目漱石の「こころ」を読んだのですが、人間として内面的に綺麗であることの耽美を追及したのが漱石なら、
ベニスに死すは芸術としての美しさの耽美を追及した作品だと思いました




これは人生で見なくては絶対後悔する映画。




イタリアの巨匠は違うな。本当に素晴らしいに尽きる。

バッグミュージックのこだわり。マーラーという作曲家の音楽を使っているそうです。
バイオリンの音がとてもあっていました。マーラーしか使わないというこだわりもすごいです。
特に凄かったのが空気。当時の町やホテルの再現度、セリフを極限にまで使わない妖艶さ。
タッジオと主人公は会話をしていないのも特徴的。
狂気が感じられる。



私は英語+日本語字幕で見たのですが、今度は日本語で見直したいと思える作品でした。
私に時間をくれ(´Д`)