風に立つライオン | yukkiのFUN!FUN!MUSIC♪

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こんばんわ。



先週、板野さんのAKB卒業の番組を思いがけなく観て、それが「火曜曲」という番組だと初めて知りました。(笑)

「救命病棟24時」とは時間が違ったので、なんとなく興味本位でチャンネルを合わせてみたんですが、なんと今日が最終回だとか。

こんなのもまた、出会いであったり別れであったりするんだなあと、ちょいと感傷的になりつつ観ていたら、さださんが出てこられて。

・・・


この曲の詞には、僕らが一度原点に帰って考えなくちゃいけないコトが詰まっている。

ちょっと調べてみました。この曲が創られた背景を。


この曲はさださんのアマチュア時代からの知り合いである実在の医師・柴田紘一郎氏(長崎大学医学部卒業、後に宮崎県立日南病院長)から聞いた体験談に感銘を受けて作詞・作曲されたんだそうです。

そして、この曲が収められている「さだまさしベスト」に、柴田さんがコメントを寄せられています。その一節をご紹介します。


「“風に立つライオン”は、小生のアフリカでの2年あまりの体験及び浅学菲才の故の雑談を医師を例にとり、人としての生き方をまさしさんの感性と才能で創作した曲である。この歌は、現代人の心の不摂生の為、過剰にしみついた魂の脂肪に対する警告でもあるように聴こえる。小生もアフリカの大地を通して学んだ事をすこしでも役立てて“風に立つライオン”のようになりたい」





「風に立つライオン」 さだまさし


突然の手紙には驚いたけど嬉しかった
何より君が僕を怨んでいなかったということが
これから此処で過ごす僕の毎日の大切な
拠り所になります ありがとう ありがとう

ナイロビで迎える三度目の四月が来て今更
千鳥ヶ渕で昔君と見た夜桜が恋しくて
故郷ではなく東京の桜が恋しいということが
自分でもおかしい位です おかしい位です

三年の間あちらこちらを廻り
その感動を君と分けたいと思ったことが沢山ありました

ビクトリア湖の朝焼け 100万羽のフラミンゴが
一斉に翔び発つ時 暗くなる空や
キリマンジャロの白い雪 草原の象のシルエット
何より僕の患者たちの 瞳の美しさ


この偉大な自然の中で病と向かい合えば
神様について ヒトについて 考えるものですね
やはり僕たちの国は残念だけれど何か
大切な処で道を間違えたようですね


去年のクリスマスは国境近くの村で過ごしました
こんな処にもサンタクロースはやって来ます
去年は僕でした
闇の中ではじける彼等の祈りと激しいリズム
南十字星 満天の星 そして天の川

診療所に集まる人々は病気だけれど
少なくとも心は僕より健康なのですよ
僕はやはり来てよかったと思っています
辛くないと言えば嘘になるけど しあわせです

あなたや日本を捨てた訳ではなく
僕は「現在」を生きることに思い上がりたくないのです

空を切り裂いて落下する滝のように
僕はよどみない生命を生きたい
キリマンジャロの白い雪 それを支える紺碧の空
僕は風に向かって立つライオンでありたい


くれぐれも皆さんによろしく伝えて下さい
最后になりましたが あなたの幸福を
心から遠くから いつも祈っています

おめでとう さよなら



自らが信じる道の為に、成就しなかった恋がある。愛がある。

それでも。こんなに真っ直ぐな気持ちがあるなら。

たとえどんなに辛くても、切なくても。

誰が、誰を責められるだろう。


そして・・・今、僕らの瞳はどれだけ輝きを失ってしまったんだろうか。



お互いがお互いを認め、尊敬し、そしてできた曲。

柴田さんという医師と、さだまさしというアーティストは、ただただ、凄い。



やはり僕たちの国は残念だけれど何か 大切な処で道を間違えたようですね


診療所に集まる人々は病気だけれど 少なくとも心は僕より健康なのですよ