両国国技館で行われたFLOWER FLOWERのスペシャルライヴ。
スマホ持ち込み可。それを使って幻想的なステージングを魅せる為に(CMに一役買う為に)。
当然のコトながら、こうやってライヴの全貌が明らかになる。
自らライヴを聴いて回って、メンバーを口説き落としたと言うだけあって、確かにバンドメンバーの腕は確かなように思える。
・・・
今朝、会社に出勤する慌しい時間。テレビにFLOWER FLOWERが出ていた。
「yuiさんは金髪に染めたんですね?」
「あ、はい。金髪・・・まあアッシュなんですけどね。やったコトがないので思い切って」
「髪、痛みませんか?」
「あ・・・痛みます」
・・・他に聞くコトあるだろう?
それともまた、S○NYがシナリオ書いてるのか?
まあ、それはいいか。仕方のないコトだ。
「YUI」はそういう呪縛から解き放たれて、インディーズからでも再スタートするんだと思っていた。
活動休止宣言は正直、耐えられない位ショックだった。
でも、そこまでの覚悟があるんだって。すげえなって思ってた。
「YUI最初で最後のベストアルバム」
このキャッチは、S○NYからのYUIへの「決別」で、今の内に売っちまおう的な匂いがプンプンしてた。
ところが。フタを開けてみればS○NY主導は相変わらず。しばらくは潜っていたけど、やはりメディアへ露出してきた。
嬉しいよ。そりゃあ。どんな形であれ、見るコトができるだけでもね。
大好きな、唯一無二なアーティストだから。
でも、その反面、やはり素朴な疑問は残る。
じゃあ、「YUI」と「yui」は、何が違うんだろう?
彼女は、何がしたかったのか?何がそんなに辛かったのか?「YUI」という名前を捨てるその決断までに、何があったのか?
ひょっとしたら、今朝のこの言葉が。
その答えなのかもしれない。
「今までは曲作りしていて、もういいや、と思ったらそこで終わりだったんですけど。一緒に作るメンバーがいるのって、いいですね。そこから先が、また楽しかったりする」
この言葉には、ちょっとグッときた。
一人で音楽を作るコトに、行き詰っていたのかもしれない。
「サポート」と「共作」は違う。
色々なコトがあって、色々な葛藤があって、そりゃあ「歌えるステージが用意されている」恵まれた環境であっても。悩むコトはあると思う。それが贅沢だと言う人もいる。僕も正直そう思う。
そんなコト言っていたら、インディーズ・アーティストはどれだけ頑張ってる?歌う為の場所そのものを確保する為にストリートに出て。ライヴハウスで歌うコトさえ大変なのに。
何贅沢言ってるんだって。
でも、人はそんなに強くない。
用意された環境であればあるほど、それが大きな負担になるコトだってある。
だからこそ、今。
「YUI」ではない「yui」に。
静かに注目していようと思う。