前記事でちらっと書きましたが、先日の麻衣子さんのライヴの日。下北沢に向う途中でね。ちょいと腹が立つ出来事がありましてね。
京王本線の明大前駅で乗り換えて、井の頭線のホームで電車を待っていた時のコトです。僕の前には2人並んでおられて、後ろには何人かの方々が並んでました。するとね。まあどこの駅にもいるんですけど、列には並ばずにちょっと横の方でうろうろしてるヤツがいましてね。
まあ、早い話が電車が滑り込んできたら横入りしようと企んでる輩です。僕ね。大嫌いなんですよ。そういうのが。

で、電車が滑り込んでくると、案の定スルスルっと近づいてきて、僕の左横から割り込もうとしたんで、カバンで何気なくガードしたんです。夕方だったのに、意外に車内は空いてましてね。座れたんですけど、その僕の隣にその割り込んでこようとしたヤツが座ったんです。20代前半くらいかなあ?
座ったとたん、足を大きく開きましてね。僕の足にぶつけてきたんです。で、その後ずっと僕の方をガン見してるんですわ。「うざいなー、このガキ」っと思ってたんですが、まあ僕もいいトシしたオヤジですから、そんな挑発は無視して本を読んでたんです。すると、我慢できなくなったんでしょうね。
「おい!なんだよさっきのは?」
きたきた。(笑)
「並ばないで横入りするヤツがいてさあ。だから止めたの」っと僕。
「ふざけんじゃねえ!降りろよ。勝負つけようぜ」
・・・やれやれ。なんでこんなに古臭いセリフを・・・ww
「つきあいきれねえなあ。一人で勝手にやってろ」っと僕が言うと、いきなりひじ打ちしようとしたんで、とっさに僕もひじを立てたんです。相当興奮してたらしく、大きなモーションだったんでね。うまく止まりました。
ふう~。オジサンをもっと大切にしようよ。(笑)
もし、時間がある時なら近くの駅に降りて、駅員さんに引き渡すところなんですが、なんといっても麻衣子さんのライヴが迫っています。
降りろだの、勝負しろだのとうるさかったんですが、一切無視して下北沢で降りました。
「やれやれ。つまらん時間を過ごしちまったなあ」っと思って改札に向うと、なんとそいつ後ろを追いかけて来てたんです。とは言え、まさか改札までは抜けんだろうと思ってたんですが、抜けて僕の肩を掴んで、また同じコトの繰り返しです。
「勝負つけようや!こんな若いのにバカにされて悔しくねえのかよ?」
・・・自分で自分に若いのとか、普通言わんよなあ。(;^_^A
「別に悔しくないよ。急いでるんで。じゃ」っと言ったら、今度は蹴ってきたんですよね。まあ、空振りだったんですけど。(笑)
僕ね。けんか得意じゃないんですよ。だって、重いものは箸くらいしか持てない・・・

あっ、うざいっすね。(笑)
仕方ねえなあ。あまり時間ないんだけど・・・っとため息つきつつ、改札横の駅員さんに「すみません。からまれちゃって困ってるんですが」っと話すと、すぐに3人ほどの駅員さんが出てきてくださって。事務室に誘導してくれまして。そいつも駅員さんに囲まれておとなしくついてきました。
事務室の中で、警察を呼ぶかどうか聞かれたので、「車内でひじ打ちもされましたし、さっきは改札で蹴られそうになりましたから、呼んでください」っとハッキリ言うと、「では、それまで奥のソファーに座ってお待ちください」とのコトなので、奥のソファーに座りました。
「はあ・・・麻衣子さんのライヴが・・・」ため息の一つも出るってモンです。どうせ警察が来たって、僕はけがをしたワケじゃないし、けんか両成敗みたいな感じになるだけなんだよなー・・・まあでも、ああいう輩にはけじめはつけんといかん。なんて考えていると・・・
「おい!こら!待て!」っという駅員さんの怒鳴り声。何事かと思って振り向くと、駅員さんがバタバタと外に走っていきます。一瞬何が起こったのかわからなかったんですが・・・
そいつ、駅員さんの手を振り払って逃げました。(笑)
街の中の方に逃げたようで、駅員さんも追いかけてくれたんですが見失ったそうで。
「お客さん、申し訳ない。もっとしっかりつかまえておけばよかったんだけど」っとしきりに謝ってくれるんですが、逃げちゃったものは仕方がないし、駅員さんのおかげでそいつもいなくなったワケだし、僕としても警察に事情を説明してるうちにライヴに間に合わなかったら、それこそそいつを改札でまちぶせ・・・

い。いや~、冗談ですよ~!あはは!そんなワケないじゃないですか~・・・



そんなこんなで、いや~な気分を引きずってライヴに臨んだんですが、麻衣子さんにすっかり癒されて、帰りはすっかり忘れて上機嫌でした。(笑)
ただ。この日ご存知の方もおられるかもしれませんが、渋谷で傷害事件が起きたんですよね。口論の末にいきなりナイフで刺されて、重傷を負われた方が・・・
いやー・・・さすがにちょいと背筋が寒くなりました・・・

皆さん。カルシュームが足らないのか、なんなのかよくわかりませんが、おかしな輩が多いので、くれぐれもお気をつけくださいね。
エッ?お前が言うなって?
ごもっとも!(笑)
くだらん話にお付き合いさせてしまったので、ここはしっとりとした曲を。
話は変わりますが最近、訃報が多すぎますよね・・・
ホイットニーに続き、ドナが亡くなって、そしてあのビージーズのロビンまで・・・

やはり、時代が一つずつ終わってゆくような寂しさがあります。
70年代から80年代の音楽は、僕にとってかけがえのない宝物で、このブログを続けていられるのもあの時代の音楽のおかげです。
確かに僕はBeatlesによって音楽という素晴らしいモノに触れる喜びを教えてもらいましたが、ここまで音楽というモノが好きでいられたのは、特に70年代の音楽に触れられたからだと思っています。
レクイエム、というワケではありませんが。
この2つの曲をロビンに捧げたいと思います。
極めてベタではありますが、僕はやっぱりこの曲達が、彼らの数多ある名曲の中で双璧です。
今日はいつもの拙いうんちくは挟みません。
もし、よかったら。
Bee Gees 「How Deep Is Your Love」(愛はきらめきの中に)
Bee Gees 「How Can You Mend A Broken Heart」(傷心の日々)
きっと。今頃はロビンとモーリスと、そしてアンディで美しいコーラスを奏でていることでしょう。
どうか安らかに。
合掌。