私は先天性股関節脱臼で生まれて来ました。
2歳のときに手術をして、その後は普通に生活ができ、
もちろん運動も普通にできて、中学生の時は軟式テニス部。
脚を動かすことで不自由なことは何もなく生きて来られた。
だけど27歳の時に歩けなくなるくらいの激しい痛みに襲われ
その時行った整形外科で初めて自分の股関節の写真を見て
あぁ こんな風に私の股関節ってなってるんだ~って思った。
病名は 「変形性股関節症」
いちおう進行性の病気で良くはならない。
いっぱい歩くと痛くなって生活に支障を来たすようになる。
先天性股関節脱臼で生まれてきた子はなりやすい病気。
そんなこんなでずっと我慢をしながらだましだまし生活をして
結局40歳の時にもう限界と思い手術をしました。
(私は骨切り術をしましたが、興味ある人は上のリンクから)
その頃には痛みもひどく、関節が外れる感じさえしてたから。
2か月の入院は、2週間のベッド上、その後車椅子になり、
2本杖、1本杖と経て退院になりました。
ロフストと言われる肘から固定できる杖からT杖に変更して、
杖使用期間は合計で2年間にも及びました。
そう、お年寄りがついているあのT杖なしでは歩けなかった。
この1月で手術をしてからちょうど12年が経ちます。
ここ最近お散歩していても以前のような痛みを感じます。
まだそんなにひどくはないけど、もうあれから12年だもんね。
10年もてばいいかな~くらいな感じだったので‥
なにしろ進行性のものなので、手術しても一生ものじゃない。
今度手術するときは人工股関節になります。
今はあの頃と違って入院期間も短くなっているみたいです。
もっとも人工にする手術の方が入院期間はもともと短いです。
今すぐにはまだ大丈夫だと思うけど‥また手術するときが
確実に近づいているんだなと感じる今日この頃なのです