NHKで放送されてた全国学校音楽コンクールスペシャル「続・拝啓 十五の君へ」を見ていて
自分が一生懸命だった 中学時代を思い出した

小学校4年生から中学3年まで続けていた合唱部
中学の頃は へったくそなクラブで
県大会の予選 県北大会で全県の3校にも選ばれずだった

そのくせ練習はハードで 先生の指導前には校舎の回りを走らされ
長時間の腹筋運動 でやっと 合唱練習となっていた

中学3年の頃は 3オクターブが簡単に出て
腹筋は仮面ライダーのごとく割れていました
今は 見る影もないけど(笑)

合唱は一人で頑張ってもダメなんだよねぇ
思い知ったのは 3年生になって 部長になっちゃったとき

私は歌うことが大好きで 練習も文句いいつつもそれほど苦ではなかったけれど
人それぞれで やる気のある人ない人 なんとなくの人一生懸命の人
ぜーーーんぜんマトマラズ

そして予選の日 県北大会から全県大会に行けるのは3校のところに
その年はどういうわけか3校の出場
自分たちの出来が良い悪いってのはわからないまま
運良く全県大会にすすんだ

大きな問題はそこから始まった
この実力で全県に出場していいものかどうか
全く自信もなく 出たってみっともないだけだという思いが
みんな中に漫然と広がっていて練習に力が入らないし
全県にすすんだというのに 練習に出てこない部員が増える

ある日 3年生で話し合い
長い長い話し合いの末 出場を辞退しようという事になった
後輩にこういう話になったと言っても 特別のリアクションもなかったと思う
むしろホッとしたのかもしれない

顧問の先生に言いに行くのは 当然部長の私

話した途端 いつも笑顔の先生の顔が鬼のようになった
「全員集めなさい!」

部員全員が集められ どういうつもりで辞退すると言っているのかと みんなに問う
当然私たちは 実力もないのに出ることは無いという事を訴えた

先生は「挑戦もせず やりもしないで諦めるのか!?!?」と叫び
「おまえら それでいいのか?本当にいいのか?」と詰め寄る

そして「目を覚ませ!!!」と
最前列の3年生全員を 平手で殴りつけた
先生は とっても小さい人で
飛び跳ねるように 思いっきり全員の頬を平手で打ち
「諦めるんじゃねー!」と叫んだ
「せっかく拾った全県 本気で頑張ってみろ!」の言葉に全員で泣いた

あの日の事は 30年近く経ってしまったけれど ハッキリ憶えてる
先生 ものすごくコワカッタ(笑)

その日から 部員が一体となって 休む人も無ければ
とにかく一生懸命で
先生がどこからか呼んで来た 合唱の専門の先生の話も聞き漏らさず
仕舞いには こりゃ全国大会に行けるんじゃないかって
大きな勘違いを起こすほど燃えた(笑)

全県大会の当日 県民会館のステージに上がり
心臓は口から飛び出しそうなほどバクバクしてて
手も足も震えて止まらない
逃げ出したいほどの緊張感の中
先生がずらっと全員の顔を見渡して 歯ををむき出してニッと笑った
みんな一瞬 プッと噴出すと
右手でOKマークを出し 指揮棒を振り出した

すっごく気持ち良く歌ったのは憶えてるけど
それ以外はあんまり記憶が無くて 気が付けば終わってた
後から写真を見れば ものごっつコワイ顔してる(笑)

当然 全国大会に選ばれることもなく
他を聞けば 自分たちのレベルはわかるわけで・・・
でも その他に全部贈られる優秀賞に大満足だった


と・・・長くなったけど
この番組で その当時を思い出し
「手紙」は 15の頃から未来の自分へって感じだけど
ふと 今の私は 15当時の自分へ
なにをどう言ってあげたいかを考えちゃった

頑張りすぎて壊れちゃった経験もあるし
「頑張るなー」「無理するなー」って言いたいとこもあるけど
やっぱり「頑張れ」って 言っちゃうのかなってね(笑)


なんだろう 最近昔を振り返りがちだなぁ
疲れてるのかなぁ・・・・。

中学生の多感な時期に こんな歌に出会えた15の君は幸せ者だぁ
アタシの時代にも こんな合唱曲があったらなって羨ましいや。


手紙(混声三部合唱)


手 紙 アンジェラ・アキ in西宮市立甲陵中学校


↓ 確か・・・小学校の頃の課題曲
気球に乗ってどこまでも


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