スポーツナビ - 北京五輪

Yahoo!スポーツ - 大会12日目　8月20（水） - 見どころ

　「星野ジャパン」は、１次リーグ最終戦で米国と対戦。予選リーグ上位突破のためにも、絶対に落とせない試合となる。米国はマイナーリーガー中心だが、主砲のテリー・ティフィーら、強力打線には警戒が必要だ。勝敗のカギを握るのは日本の投手陣。まだ調子は万全とはいえないが、日本得意の継投策で少ない失点に押さえ込みたい。一方、米国投手陣にはつけ入るすきが十分ある。西岡剛、青木宣親らを中心としたスピード野球でかき回せれば、勝機は見えてくるだろう。

　陸上には、男子棒高跳び予選に沢野大地が登場する。初出場となったアテネ五輪は、日本人として同種目２０年ぶりの決勝進出を果たし、１３位に入った。だが、０７年の世界選手権では記録なし。肉離れ、けいれんなどのアクシデントに見舞われ、大舞台で思うような結果を残せていない。勝負の決勝に向けて、まずは確実に予選を突破したいところだ。また、男子５０００ｍ予選に出場する松宮隆行、竹沢健介にも注目したい。

　１次リーグを６勝１敗の好成績で終えたソフトボールの日本チーム。準決勝となるこの日、宿敵・米国と対戦する。米国は五輪３連覇中の強豪。日本チームが米国の壁を乗り越えられるかがポイントとなる。２０１２年のロンドン大会から正式種目から外れることが確定しているだけに、しっかり勝利を飾りたい。

　また、シンクロナイズドスイミングデュエットのフリールーティーン決勝が行われる。９６．７５０と高得点をたたき出し、予選を３位通過した鈴木絵美子、原田早穂ペア。ここでメダルを獲得し、団体戦に向け弾みをつけることができるか。
　
　卓球の女子シングルス２回戦が行われ、団体戦でメダルまであと１歩の４位となった、日本女子チームが出場する。福岡春菜は２回戦から、福原愛、平野早矢香は３回戦から登場する。シングルで団体戦の雪辱を果たす。

　男子レスリングのフリースタイル６６キロ級には、アテネ五輪５位の池松和彦が出場。ここ数年は不調が続いたが、昨年１２月の全日本選手権で３大会ぶりの優勝。本番を前に調子を上げてきている。日本男子は出場１３大会連続で五輪のメダルを獲得しており、日本勢のトリとして、メダルに絡む活躍が期待される。

　そのほか、女子飛び込み高飛び込み予選に中川真依、男女ヨットＲＳＸ級最終レースに富沢慎が出場。また、陸上の男子２００ｍ決勝も行われる。
http://beijing.yahoo.co.jp/schedule/midokoro?ymd=20080820