夏の高校野球 大阪桐蔭が17年ぶり優勝 常葉菊川に大勝
8月18日15時15分配信 毎日新聞
第90回全国高校野球選手権記念大会(日本高校野球連盟、朝日新聞社主催)は第17日の18日、強打のチーム同士による決勝は、大阪桐蔭(北大阪)が常葉菊川(静岡)を圧倒し、17年ぶり2度目の優勝を果たした。大阪勢の優勝も91年の同校以来。決勝での17得点、17点差は第6回大会(1920年)以来となる史上最多タイ。福島由は、夏の決勝としては横浜の松坂大輔(レッドソックス)が98年に無安打無得点で達成して以来の完封勝利を果たした。打線も第82回大会の智弁和歌山の記録にあと1本と迫る史上2位の大会通算99安打を放ち、投打ががっちりかみ合った。
【関連写真特集】大阪桐蔭-常葉菊川の詳報、写真特集
常葉菊川は07年センバツに続く2度目の全国制覇を目指したが、左ひじ痛を抱えて先発した戸狩が序盤につかまり、打線も最後までリズムに乗れなかった。
○大阪桐蔭(北大阪)17-0常葉菊川(静岡)●
大阪桐蔭が毎回の21安打、17得点で大勝した。一回、1死から佐野、森川、萩原の3連打で満塁とし、奥村が中越えに今大会3本目となる本塁打を放ち、先制。三、五回に各1点を加え、六回は福島由の満塁の走者を一掃する二塁打などで計6点を奪い、試合を決めた。七回には萩原の3試合連続本塁打となる2ランも飛び出した。各打者が徹底して中堅から逆方向へ打ち返して、相手投手を攻略。3犠打もすべて得点に結びついた。先発の福島由は準決勝に続く完投を今度は零封で飾った。有山の好リードも光った。
常葉菊川は、左ひじ痛のエースの左腕・戸狩が際どいボール球を見極められ、苦しくなった。制球が甘くなり3回5失点で降板。今大会好リリーフを見せてきた2番手の野島も7失点と崩れた。自慢の強力打線は狙い球を絞り切れず、散発5安打に封じられた。【井沢真】
▽大阪桐蔭・西谷浩一監督 やっと達成できた。選手にここまでの力が残っていたのかと、びっくりしている。勝利は最後の最後まで確信できなかった。
▽常葉菊川・佐野心監督 後半勝負と思っていたが、ストライクの見逃しが多かった。0-1も大敗も負けは負け。悔しさより、達成感の方が大きい。
○…大阪桐蔭の浅村が2試合連続の3安打。四回には「(浅村を)出すと桐蔭のペースになる」と警戒していた常葉菊川の2番手・野島の代わりばなの初球を右前にはじき返し、相手をリズムに乗せなかった。
今大会通算では29打数16安打で打率5割5分2厘。金沢戦では八回の同点ソロを含む2本塁打を放つなど、パンチ力も見せつけた。「1番打者としての仕事はできたと思う」と胸を張るリードオフマンは「もっと上のレベルに挑戦したい」と新たな目標を口にした。
○…高々と上がった打球が、バックスクリーン前で弾んだ。大阪桐蔭の奥村が一回の満塁本塁打で、早々に試合の流れを引き寄せた。試合前の打撃練習ではフォームにずれが見られ、ティーバッティングで修正。「緩い球でかわして来るだろうから、引きつけて打とうと思っていた」と、112キロの直球を芯でとらえた。今大会でかけた3本目のアーチ。「思ってもいなかった。うまく行きすぎた」。最高の夏を、笑顔で振り返った。
○…常葉菊川の2年生捕手・栩木は一回、早くもリードに苦しんだ。変化球中心にコースを丁寧に突くプランだったが、1死から佐野、森川、萩原といずれも中堅から逆方向へ打たれ、手詰まりの状態になった。大阪桐蔭打線は際どいコースに手を出さず、栩木は「選球眼もいいし、迫力が他とは違う」と声を絞り出した。
常葉菊川の選手たちは試合前、「勝ちにはこだわらず、楽しくやりたい」と笑顔を見せていた。栩木もその一人だったが、「こんな負け方では悔しい。次は絶対勝つ」と誓った。
○…不発に終わった常葉菊川打線の4番を担う左打者の中川は、戸惑いを隠せなかった。四回の打席で、大阪桐蔭の右腕・福島由が投じた内角低め140キロの速球に見逃し三振。「インコースのボール球だと思って体を引いたら、シュート回転で中に入ってきた」と手元で動く球に悩まされた。
鋭く沈むスライダーと懐を突く速球のコンビネーションの前に、「狙い球を絞るイメージさえできなかった」と中川。それでも七回には右翼線へ二塁打を放ち、持ち前のフルスイングは貫いた。
【学校紹介】大阪桐蔭 大阪府大東市にある中高一貫校。1983年に大阪産大高大東校舎として設立され、野球部も同年に創部。88年に大阪桐蔭として、分離独立した。91年春に甲子園初出場を果たし、同年夏は初出場初優勝。甲子園は春3回、夏5回出場。進路に応じて、1、2、3類に分かれ、野球、ラグビー、吹奏楽など体育・技術系の生徒は3類に在籍する。OBに中村剛也(西武)、西岡剛(千葉ロッテ)らがいる。
○…今大会で達成された主な記録…○
◇1イニング3三塁打=大会タイ 広陵が高知戦の四回に記録。6回目。
◇1イニング4二塁打=大会タイ 千葉経大付が浦添商戦の七回に記録。
◇個人1試合最多打点8=大会タイ 横浜の筒香が聖光学院戦で記録。2人目。
◇個人大会最多犠打9=大会新 浦添商の上地俊樹(3年)が5試合で記録。
◇大会最多満塁本塁打5 過去の記録は2本が5回。
◇チーム1イニング最多本塁打3=大会新 智弁和歌山が駒大岩見沢戦の八回に記録。この回に2打席連続本塁打した坂口の個人1イニング本塁打2も大会新。
◇戦後通算1100号本塁打 鹿児島実の田野尻が日大鶴ケ丘戦で記録。
◇大会通算1200号本塁打 報徳学園の井上が新潟県央工戦で記録。
◆決勝記録
◇決勝最多得点17、最多得点差17=大会タイ 大阪桐蔭(北大阪)が常葉菊川(静岡)戦で記録。第6回大会の関西学院(兵庫)に並ぶ。
◇個人連続試合本塁打3=大会タイ 大阪桐蔭の萩原が常葉菊川戦で記録。6人目。
◇チーム大会最多打点57=大会新 大阪桐蔭が6試合で記録。第7回大会の和歌山中(4試合)の記録を更新。
◇個人大会最多打点15=大会新 大阪桐蔭の萩原圭悟(3年)が6試合で記録。今大会の筒香(横浜)、第67回大会の藤井(宇部商)の記録を更新。
◇チーム最多二塁打19=大会タイ 大阪桐蔭が6試合で記録。3チーム目。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080818-00000020-maip-base
会社でNHKFMをBGMにしていて
午後から この決勝戦が中継されていたので
仕事しながら なんとなくところどころ聞いてて
初回の大阪桐蔭の満塁ホームランで こりゃ決まったかな?と思いつつも
常葉菊川も打撃のチームらしいから 面白くなるかしら?状態
でも、カキーン!と快音が聞こえるたび 神経がラジオに行くも
ほとんどが大阪桐蔭で ついに何点目!とか 大会記録です!とか
途中から常葉菊川が なんだかカワイソウになっちゃって
せっかくだから 1点は入れて欲しい!と思った
・・・・・ダメだっけど
大阪桐蔭 おみごとな優勝!!!!!
で、初めて 閉会式の様子を知って
ラジオでも 球場を行進の様子とかが垣間見え
球場の拍手なんか聞いてると なんだか涙腺がゆるくなっちゃって
「どっちも よくがんばったぞーっ!!!!!」の心の声(笑)
今年は90周年の記念で 10年前の80周年の大会には「松坂」が出場してたそうな
100周年という区切りの年には 何人の球界のスターが誕生していることか
なんだか楽しみでもあったりしてね
http://zawa.seesaa.net/article/104947717.html
8月18日15時15分配信 毎日新聞
第90回全国高校野球選手権記念大会(日本高校野球連盟、朝日新聞社主催)は第17日の18日、強打のチーム同士による決勝は、大阪桐蔭(北大阪)が常葉菊川(静岡)を圧倒し、17年ぶり2度目の優勝を果たした。大阪勢の優勝も91年の同校以来。決勝での17得点、17点差は第6回大会(1920年)以来となる史上最多タイ。福島由は、夏の決勝としては横浜の松坂大輔(レッドソックス)が98年に無安打無得点で達成して以来の完封勝利を果たした。打線も第82回大会の智弁和歌山の記録にあと1本と迫る史上2位の大会通算99安打を放ち、投打ががっちりかみ合った。
【関連写真特集】大阪桐蔭-常葉菊川の詳報、写真特集
常葉菊川は07年センバツに続く2度目の全国制覇を目指したが、左ひじ痛を抱えて先発した戸狩が序盤につかまり、打線も最後までリズムに乗れなかった。
○大阪桐蔭(北大阪)17-0常葉菊川(静岡)●
大阪桐蔭が毎回の21安打、17得点で大勝した。一回、1死から佐野、森川、萩原の3連打で満塁とし、奥村が中越えに今大会3本目となる本塁打を放ち、先制。三、五回に各1点を加え、六回は福島由の満塁の走者を一掃する二塁打などで計6点を奪い、試合を決めた。七回には萩原の3試合連続本塁打となる2ランも飛び出した。各打者が徹底して中堅から逆方向へ打ち返して、相手投手を攻略。3犠打もすべて得点に結びついた。先発の福島由は準決勝に続く完投を今度は零封で飾った。有山の好リードも光った。
常葉菊川は、左ひじ痛のエースの左腕・戸狩が際どいボール球を見極められ、苦しくなった。制球が甘くなり3回5失点で降板。今大会好リリーフを見せてきた2番手の野島も7失点と崩れた。自慢の強力打線は狙い球を絞り切れず、散発5安打に封じられた。【井沢真】
▽大阪桐蔭・西谷浩一監督 やっと達成できた。選手にここまでの力が残っていたのかと、びっくりしている。勝利は最後の最後まで確信できなかった。
▽常葉菊川・佐野心監督 後半勝負と思っていたが、ストライクの見逃しが多かった。0-1も大敗も負けは負け。悔しさより、達成感の方が大きい。
○…大阪桐蔭の浅村が2試合連続の3安打。四回には「(浅村を)出すと桐蔭のペースになる」と警戒していた常葉菊川の2番手・野島の代わりばなの初球を右前にはじき返し、相手をリズムに乗せなかった。
今大会通算では29打数16安打で打率5割5分2厘。金沢戦では八回の同点ソロを含む2本塁打を放つなど、パンチ力も見せつけた。「1番打者としての仕事はできたと思う」と胸を張るリードオフマンは「もっと上のレベルに挑戦したい」と新たな目標を口にした。
○…高々と上がった打球が、バックスクリーン前で弾んだ。大阪桐蔭の奥村が一回の満塁本塁打で、早々に試合の流れを引き寄せた。試合前の打撃練習ではフォームにずれが見られ、ティーバッティングで修正。「緩い球でかわして来るだろうから、引きつけて打とうと思っていた」と、112キロの直球を芯でとらえた。今大会でかけた3本目のアーチ。「思ってもいなかった。うまく行きすぎた」。最高の夏を、笑顔で振り返った。
○…常葉菊川の2年生捕手・栩木は一回、早くもリードに苦しんだ。変化球中心にコースを丁寧に突くプランだったが、1死から佐野、森川、萩原といずれも中堅から逆方向へ打たれ、手詰まりの状態になった。大阪桐蔭打線は際どいコースに手を出さず、栩木は「選球眼もいいし、迫力が他とは違う」と声を絞り出した。
常葉菊川の選手たちは試合前、「勝ちにはこだわらず、楽しくやりたい」と笑顔を見せていた。栩木もその一人だったが、「こんな負け方では悔しい。次は絶対勝つ」と誓った。
○…不発に終わった常葉菊川打線の4番を担う左打者の中川は、戸惑いを隠せなかった。四回の打席で、大阪桐蔭の右腕・福島由が投じた内角低め140キロの速球に見逃し三振。「インコースのボール球だと思って体を引いたら、シュート回転で中に入ってきた」と手元で動く球に悩まされた。
鋭く沈むスライダーと懐を突く速球のコンビネーションの前に、「狙い球を絞るイメージさえできなかった」と中川。それでも七回には右翼線へ二塁打を放ち、持ち前のフルスイングは貫いた。
【学校紹介】大阪桐蔭 大阪府大東市にある中高一貫校。1983年に大阪産大高大東校舎として設立され、野球部も同年に創部。88年に大阪桐蔭として、分離独立した。91年春に甲子園初出場を果たし、同年夏は初出場初優勝。甲子園は春3回、夏5回出場。進路に応じて、1、2、3類に分かれ、野球、ラグビー、吹奏楽など体育・技術系の生徒は3類に在籍する。OBに中村剛也(西武)、西岡剛(千葉ロッテ)らがいる。
○…今大会で達成された主な記録…○
◇1イニング3三塁打=大会タイ 広陵が高知戦の四回に記録。6回目。
◇1イニング4二塁打=大会タイ 千葉経大付が浦添商戦の七回に記録。
◇個人1試合最多打点8=大会タイ 横浜の筒香が聖光学院戦で記録。2人目。
◇個人大会最多犠打9=大会新 浦添商の上地俊樹(3年)が5試合で記録。
◇大会最多満塁本塁打5 過去の記録は2本が5回。
◇チーム1イニング最多本塁打3=大会新 智弁和歌山が駒大岩見沢戦の八回に記録。この回に2打席連続本塁打した坂口の個人1イニング本塁打2も大会新。
◇戦後通算1100号本塁打 鹿児島実の田野尻が日大鶴ケ丘戦で記録。
◇大会通算1200号本塁打 報徳学園の井上が新潟県央工戦で記録。
◆決勝記録
◇決勝最多得点17、最多得点差17=大会タイ 大阪桐蔭(北大阪)が常葉菊川(静岡)戦で記録。第6回大会の関西学院(兵庫)に並ぶ。
◇個人連続試合本塁打3=大会タイ 大阪桐蔭の萩原が常葉菊川戦で記録。6人目。
◇チーム大会最多打点57=大会新 大阪桐蔭が6試合で記録。第7回大会の和歌山中(4試合)の記録を更新。
◇個人大会最多打点15=大会新 大阪桐蔭の萩原圭悟(3年)が6試合で記録。今大会の筒香(横浜)、第67回大会の藤井(宇部商)の記録を更新。
◇チーム最多二塁打19=大会タイ 大阪桐蔭が6試合で記録。3チーム目。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080818-00000020-maip-base
会社でNHKFMをBGMにしていて
午後から この決勝戦が中継されていたので
仕事しながら なんとなくところどころ聞いてて
初回の大阪桐蔭の満塁ホームランで こりゃ決まったかな?と思いつつも
常葉菊川も打撃のチームらしいから 面白くなるかしら?状態
でも、カキーン!と快音が聞こえるたび 神経がラジオに行くも
ほとんどが大阪桐蔭で ついに何点目!とか 大会記録です!とか
途中から常葉菊川が なんだかカワイソウになっちゃって
せっかくだから 1点は入れて欲しい!と思った
・・・・・ダメだっけど
大阪桐蔭 おみごとな優勝!!!!!
で、初めて 閉会式の様子を知って
ラジオでも 球場を行進の様子とかが垣間見え
球場の拍手なんか聞いてると なんだか涙腺がゆるくなっちゃって
「どっちも よくがんばったぞーっ!!!!!」の心の声(笑)
今年は90周年の記念で 10年前の80周年の大会には「松坂」が出場してたそうな
100周年という区切りの年には 何人の球界のスターが誕生していることか
なんだか楽しみでもあったりしてね

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