金勇:国登録文化財、能代の料亭が来月末閉店 敷地・建物、市に寄付へ /秋田
7月15日12時1分配信 毎日新聞
天然秋田杉による木造建造物として知られ、国の登録有形文化財に指定されている能代市柳町の老舗料亭「金勇」が8月末限りで店を閉じ、118年の歴史に終止符を打つ。オーナーの金谷孝さん(79)が「体力的に限界で、今が潮時」と閉店を決めた。金谷さんは建物と敷地について「市民のために活用してもらいたい」と、市に寄付を申し出ている。
同店が創業したのは1890(明治23)年。木造2階建ての現在の建物は樹齢260年級の天杉をふんだんに使った見事な造りで、戦前の1937年に建築された。
1階広間の杢(もく)目天井板5枚は、1本の原木から採った長さ9メートルの逸品。2階広間には1枚1畳の杢目板を四畳半ますに組んだ格(ごう)天井があしらわれ、「木都」と呼ばれた同市の歴史的建築物。98年には国登録有形文化財に指定された。
各種団体の会合や宴会、接待などに幅広く利用され、県内でも老舗料亭として古い歴史を持つ。しかし地域経済の冷え込みとともに近年は赤字経営を余儀なくされていた。金谷さんは「金融機関の融資に頼らず、営業努力を続けてきた。これ以上、続けるとなれば借り入れが必要となり、もう体力的にも限界」と説明している。
金谷さんが市に寄付を申し出ているのは、金谷さんと店所有の床面積約1565平方メートルの建物と敷地約2923平方メートル。10日に金谷さんが市役所を訪れ、平川賢悦総務部長らに口頭で申し入れた。
金谷さんは「今後、長い間お世話になった地域のために生かされれば」と希望。平川総務部長も「金谷さんの好意が生かされるよう前向きに検討したい」と話している。【田村彦志】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080715-00000040-mailo-l05
能代市の老舗料亭「金勇」、8月末で閉店 市に寄贈申し入れ
1890(明治23)年に創業した能代市の老舗(しにせ)料亭「金勇」が8月いっぱいで閉店することになった。天然秋田杉の「殿堂」として1937年(昭和12)に建築された建物は国登録有形文化財になっている。この料亭を経営する合資会社「金勇」の金谷孝会長(79)は10日、「今後も市民に親しんでもらいたい」と、同市に土地、建物の寄贈を申し入れた。市は「前向きに検討したい」と話している。
金勇は、初代勇助が同市中心部の柳町に創業、今年で開業118年目を迎える県内屈指の老舗料亭。金谷さんの祖父、2代目勇助が現在の本館に建て替えた。4代目として51年から経営してきた金谷さんは「経営は赤字ではないが、経済情勢を考えると今後が不安。文化財になっている建物を守らなければならないという使命感で、頑張ってきたが、数えの傘寿(80歳)を迎えたのを機に区切りをつけたい」と、閉店を決意した理由を語った。
寄贈の申し出に、同市の平川賢悦総務部長は「金勇は木都・能代の象徴で、市民のかけがえのない財産。用途は中心市街地活性化も視野に入れ、寄贈を受ける方向で前向きに検討したい」と話した。
金勇は敷地約3000平方メートル、延べ床面積1565平方メートル。37年に建てられた入母屋(いりもや)造り総2階建ての本館部分(延べ床面積951平方メートル)が98年、国登録有形文化財となった。本館には、同市二ツ井町で切り出された天然秋田杉をはじめ、ぜいたくな木材がふんだんに使われている。
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20080715a
へぇ~ 閉めちゃうんだぁ~
確かに立派な建物だけど なんたってちょっとお高いから
ここ数年 金勇での宴会には縁が無い
もう一件の料亭・魚松 での宴会は ここ1ヶ月で2回かな・・・
こちらがちょっとお手軽価格料亭
でも 市に寄付されたって 手入れに金がかかり過ぎるんじゃなかろうか
古くて立派で 国の登録有形文化財に指定されているとはいえ
近い将来 市のお荷物になったりしないかなぁ・・・・・。
![]() ![]() |