ネズミの仲間も道具使う=くま手で餌を引き寄せる-人や猿、鳥以外も可能?・理研
3月26日10時32分配信 時事通信
 南米チリのアンデス山脈が本来の生息地で、ペットショップでも売られているネズミ類(げっ歯類)の一種、「デグー」に小さなくま手を与え、前脚が届かない所にある餌を取るよう訓練すると、器用に使いこなすことが分かった。理化学研究所脳科学総合研究センターの研究チームが26日、米オンライン科学誌プロス・ワンに発表した。
 道具を使う動物は人間や猿など霊長類、カラスなど鳥類が知られるが、入来篤史チームリーダーによると、げっ歯類の道具使用が明らかになったのは初めて。ただ、野生のデグーでは道具使用の観察報告はない。他の種でも訓練すれば簡単な道具を使えるかもしれないという。
 道具使用は人間の場合、高度な認知機能と密接な関連があると考えられ、これまでニホンザルなどを使って解明を目指す研究が行われてきたが、飼育が大変なほか、人間に近いため痛みを伴う実験が困難だった。げっ歯類なら脳神経の成長・再生や遺伝子の働きを直接調べることができ、認知機能の解明が進むと期待されるという。
 研究チームは生後11カ月の雄4匹、同半年の雌2匹のデグーを使い、透明なくしの歯状の仕切りの向こうにヒマワリの種などの餌を置き、T字形のくま手(幅3センチ、長さ4センチ)を使って引き寄せることができるか実験した。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080326-00000033-jij-soci

20080326-1
ネズミの仲間、道具使い餌ゲット=理研
3月26日12時55分配信 時事通信

くま手を使って餌を引き寄せるネズミ類の一種、デグー(理化学研究所提供)。道具を使う動物は人間や猿など霊長類、カラスなど鳥類が知られるが、ネズミ類でも訓練すれば道具を使えることが分かったのは初めてという(時事通信社)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080326-00000012-jijp-soci.view-000


ネズミも訓練で道具を使えるように 餌をくま手で引き寄せる 理化学研究所チーム実験

FNNニュース(動画)
理化学研究所脳科学総合研究センターの研究チームで、ネズミの一種に道具を使わせる実験に成功した。
今回の実験では、6匹の「テグー」というネズミの一種を使い、柵越しに好物のヒマワリの種を置いて、そのそばにくま手を置き、引き寄せる訓練を60日間にわたって行ったところ、6匹すべてが、道具を器用に使って前足の届かない場所にあるヒマワリの種を自分の方へ引き寄せることに成功したという。
今回の実験では、サルや人だけではなく、ネズミも訓練をすれば、道具を使えることが証明された。
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00129727.html


ネズミを訓練 道具使い餌取る

NHKニュース(動画)

研究を行ったのは、埼玉県和光市の理化学研究所の脳科学総合研究センターのグループです。研究グループは、南アメリカ原産のネズミの一種「デグー」を訓練して、前足の届かない所にある餌をくま手のような道具を使って取れるようになるかどうかを実験しました。さくの向こう側にあるくま手を手前に引くとすぐに餌が取れるような簡単な訓練から始め、6匹のデグーに1日およそ40回の訓練を週5日繰り返しました。その結果、すべてのデグーがおよそ2か月で、餌がくま手の横にあってもくま手を横に滑らせて餌を取るようになりました。さらに、形や色を変えたくま手を並べて実験を行ったところ、同じように餌を取りますが、餌を引き寄せられない構造をした偽のくま手だけは、いっしょに置いても使わないということで、研究グループでは道具の機能を理解しているとしています。研究グループの岡ノ谷一夫チームリーダーは「デグーを詳しく調べることで、人間も含め、道具を使うときの脳の働きの解明につながる」と話しています。

http://www.nhk.or.jp/news/2008/03/26/d20080326000052.html



ユーチューブで「テグー 」を検索したら

「ねずみ」と聞くと そんなこと出来るとは!と驚くけれど

なかなか賢いのではなかろうか


ねずみ君も ゴハンの力にはかなわないわけね(笑)




デグーとネックレス相撲


デグーのオハナ


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