運慶の仏像に12億円超=三越が落札、海外流出回避-NY
3月19日7時0分配信 時事通信
【ニューヨーク18日時事】鎌倉時代の仏師、運慶の作品とみられる木造大日如来像が18日、ニューヨークの競売商クリスティーズで競売に掛けられ、日本の大手百貨店の三越が1280万ドル(約12億7000万円、手数料除く)で落札した。クリスティーズによると、日本の美術品としては過去最高、仏像としても世界最高の金額という。
運慶は鎌倉初期を代表する仏師で、東大寺南大門の仁王像をはじめ、作品の多くが国宝か重要文化財に指定されている。文化財保護法によれば、指定文化財の国外への持ち出しには文化庁長官の許可が必要だが、この仏像は確認から日が浅いこともあり、こうした指定を受けていなかった。運慶の作品が国外で取引されるのは初めてで、海外流出の恐れが取りざたされていた。
落札された仏像はヒノキ製で、高さ66.1センチ。割矧造(わりはぎづくり)と呼ばれる手法で制作されており、表面は金で彩色されている。作風などから運慶が鎌倉初期の1190年代に手掛けた作品とみられる。現在の所有者が2000年に北関東の古美術商から入手したとされ、03年に東京国立博物館の調査で運慶作の可能性が高いと判断された。
この日の競売には内外から応札が相次ぎ、落札額は予想価格(150万~200万ドル)の6倍以上に達した。最後は三越と米個人収集家の一騎打ちとなったが、三越が制したことで、海外流出の危機は逃れた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080319-00000024-jij-int
運慶仏像、三越が落札 NY
3月19日17時2分配信 産経新聞
【ニューヨーク=長戸雅子】競売大手クリスティーズは18日、同日ニューヨークで行われた競売で鎌倉時代の仏師、運慶の作品とみられる「木造大日如来坐像」を落札したのは、日本の大手百貨店の三越であることを明らかにした。
クリスティーズによると、落札額の1280万ドル(約12億5000万円)は、海外で落札された日本の美術品としては過去最高額。国宝級の可能性もある美術品の海外流出が懸念され、日本国内では署名運動も起きていたが、三越の落札で海外流出の危機はひとまず免れた。
落札された仏像はヒノキ製で高さ66・1センチ。表面は金で彩色されており、鎌倉時代初期の1190年代ごろの作品とみられている。競売には米国や日本の美術館や収集家らが参加し、75万ドル(約7460万円)からスタート。最終的に三越の代理人と電話取引の米国個人収集家の一騎打ちとなり、1280万ドルまでせり上がった。
仏像は関東地方に住む収集家が所有しており、文化庁は作風などから運慶の可能性が高いとして文化財指定を検討したが、所有者の合意が得られず見送っていた。
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「木造大日如来坐像」の落札について、三越は「顧客から依頼を受けて落札した。顧客の情報は明らかにできない」(広報担当者)と説明。今後、仏像の展示や一般公開をする予定はないとしている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080319-00000125-san-int
「運慶 仏像」の検索結果(動画) - Yahoo!ニュース
三越が依頼を受けてって事は よっぽどの上客なんだろうねぇ
いやぁ・・・やっぱりあるところにはあるもんだねぇ・・・・・。
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