<秋田連続児童殺害>鈴香被告、厳刑が「怖い」と母に手紙

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080315-00000008-mai-soci
3月15日2時31分配信 毎日新聞

 秋田県藤里町で06年4、5月に起きた連続児童殺害事件で殺人と死体遺棄の罪に問われ、死刑を求刑された畠山鈴香被告(35)に対する判決が19日、秋田地裁(藤井俊郎裁判長)で言い渡される。長女彩香ちゃん(当時9歳)の橋からの転落への関与と、米山豪憲君(当時7歳)の殺害を認め、「極刑を望む」と公判で繰り返し発言した被告だが、自分の母親にあてた手紙には厳刑を恐れる気持ちが書かれていた。

 「少なくとも無期懲役。怖い」。白い縦書きの便せんには、黒ボールペンで被告の小さく丁寧な文字がつづられている。昨年12月3日の接見禁止解除後、母親に2、3日おきに届いた手紙の中で、畠山被告は自分の受ける刑を予測し「怖い」と吐露していた。

 畠山被告は昨年10月31日の被告人質問で「米山さんの望む通りの刑。極刑を望む」と初めて発言した。母と弟が初めて接見した同12月4日、被告はドアのすき間から様子をうかがってなかなか近づかず、最初に「母さん、ごめんなさい、ごめんなさい」と口にしたという。「家族を思うと死刑になっていいのか二つの心を持っている」と揺れる心を公判で話したのは同12月21日。今年1月25日の死刑求刑は想定していたようで、接見した家族にも取り乱した様子は見せなかったという。

 被告の母親あての手紙には、家族への思いがつづられている。母親が温かい弁当を差し入れた際には「母さんの弁当が一番おいしい」と書かれ、「彩香へ」と書かれた手紙には母親が用意したクリスマスケーキを「食べるんだよ」と記してあった。豪憲君の遺族にも謝罪など10通以上の手紙を送ったが、遺族は「サル芝居」と被告への怒りを強めている。

 事件から間もなく2年。豪憲君の遺骨は秋田県能代市の寺に納められ、行く先が決まらなかった彩香ちゃんの遺骨も昨年春、ひっそり同市の別の寺に預けられた。彩香ちゃんの小さな遺骨は本堂に安置され、生前好きだった黄色い花を供えるなどして住職夫妻が手厚く供養しているという。【田村彦志】

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秋田魁新報藤里連続児童殺害事件
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