レース開幕前夜にパリ・ダカ中止、テロ組織から脅迫

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080104-00000515-yom-spo
1月5日1時9分配信 読売新聞
 【ロンドン=大塚貴司】ダカール・ラリー(通称パリ・ダカ)の主催者は、レース開幕前夜の4日、テロ組織からと見られる脅迫と、モーリタニアの治安悪化を理由に、レースの中止を決定した。レース全体の中止は、30年の歴史で初。

 大会主催者の声明によると、モーリタニアで昨年12月24日、観光に訪れていたフランス人家族4人が、アル・カイーダの関連とされる組織に殺害される事件が発生。主催者も、テロ組織から直接脅迫を受けており、フランス政府などとの協議の末、中止を決めた。「関係者の安全を優先した時、中止以外の選択はあり得なかった」としている。

 ラリーは、5日にリスボンを出発、11~19日にモーリタニアを通り、20日にセネガルのダカールに到着するコースで計画。日本からは3度目の優勝を目指す増岡浩さん(三菱パジェロ・エボリューション)らが参戦を予定していた。

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<パリ・ダカ>初の中止に「来るべき時が来た」
1月5日0時18分配信 毎日新聞
 1979年に始まる「パリ・ダカ」のレースが、30回目で初めて中止になった。しかし「来るべき時が来た」とも言える。アフリカ諸国の政情不安、治安悪化で、パリ・ダカの安全確保は年々難しくなっていたからだ。

 00年は、主催者に対してアフリカ中央部のニジェールでテロ襲撃予告があり、急きょ同国内のコースをキャンセル。04年はモロッコ・モーリタニア国境で、優勝を争っていた増岡浩が武装強盗団に銃を突きつけられる事件が起きた。昨年もマリで予定されてた競技区間が「誘拐や襲撃を受ける危険が高い」として中止された。

 コースとなるアフリカ諸国は、かつてのフランス植民地がほとんどで、フランスの団体が主催するラリーに対する反発があっても不思議ではない。

 8連覇を目指す三菱自動車は来年のレースからディーゼル車を使用するため、パジェロで走るのは今年が最後だった。

 パリ・ダカの売り物は、過酷な自然に人間と車が一体で挑む冒険だった。しかし現在は、冒険の存在を許さないほど危険な状況だ。主催者は「来年、必ず再開する」と声明を出しているが、見通しは決して明るくない。【神保忠弘】

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[特集]ダカールラリー - レスポンス

ダカール・ラリー日本語公式サイト



本当に来るべきときが来たって感じ

毎年 治安が問題視されてきたし


苦渋の決断なんだろうけれど

一度中止にすると この情勢の中

来年開催も難しいのかも。

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