http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071221-00000041-mai-soci
12月21日11時54分配信 毎日新聞
秋田県藤里町で昨年4、5月に起きた連続児童殺害事件で、殺人と死体遺棄の罪に問われた畠山鈴香被告(34)の秋田地裁(藤井俊郎裁判長)第12回公判で21日、被告の精神鑑定をした青森市の精神科医、西脇巽医師の証人尋問が行われた。
弁護側の尋問に答え、西脇医師は長女彩香ちゃん(当時9歳)の橋からの転落について「心中未遂とみている。殺意をもって彩香ちゃんを転落させ、自分も死ななくてはいけないと考えた瞬間、殺意を持ったことを忘れたいと思い、即時健忘に等しい状態になった」と述べた。被告が彩香ちゃんを払いのけて転落原因になったと弁護側が主張する「スキンシップ障害」については「恒常的に触れることを嫌っていたわけではない」と否定的な見解を示した。
米山豪憲君(当時7歳)の殺害・死体遺棄当時の被告の精神状態について、西脇医師は「一過性の空想と現実が混とんとしていた」と判断。「事件前は過緊張状態にあり、(彩香ちゃんの死後、小学校の)運動会に参加するなど以前ならできないような行動が多くなった」と指摘した。殺害については「計画性のある人物ではないので、計画的とはみていない」と述べた。
また被告に人格障害があるとして「母親との緊密すぎる関係が大きい。30歳を過ぎて親離れ子離れできていない」と指摘。被告の性格を「おくびょう、小心、過敏、鈍感」などと鑑定しており、「社会に対しては閉じこもりがちで、身内には過敏。社会性の欠如があり、だらしなさに表れている」と述べた。
これまでの公判で弁護側は、豪憲君殺害時の責任能力は限定的などと主張。検察側は捜査段階での簡易精神鑑定結果などから、完全な責任能力を主張しており、公判と並行して西脇医師による精神鑑定が行われた。【百武信幸、岡田悟】
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【鈴香被告鑑定人出廷】
(2)「母との『へその緒』が切れていない」
(3)彩香ちゃん殺害、鑑定医の見方は「心中未遂」
(4)彩香ちゃんが被告に自己変革を要求?
(8)「母の子殺しは『無理心中』が常識」と持論を展開
(9)検察官の追及に「詐病なかったとはいえない」
(10)攻め込む検察側、笑う鑑定人
(11)裁判長も一言「被告人を信用できる理由は何?」
(13)起訴前鑑定は検察寄り? 「表現まずかった」バツ悪そうな鑑定人
(17完)「そんなにすぐに忘れるの?」最後まで厳しい女性裁判官
この精神鑑定は大丈夫なのか?と思ってしまう・・・・。
【鈴香被告 最後の質問】
過去記事
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