連続児童殺害 豪憲君の父「死刑望む」 秋田地裁公判で証言
12月12日15時59分配信 産経新聞
 ■被告日記に憤り

 秋田連続児童殺害事件で、殺人と死体遺棄の罪に問われた無職、畠山鈴香被告(34)の第11回公判が12日、秋田地裁(藤井俊郎裁判長)で開かれた。検察側の証人尋問が行われ、証人として鈴香被告に殺害された米山豪憲君=当時(7)=の父、勝弘さん(41)が出廷、被告への処罰感情として「当然死刑を望みます。絶対に許すことができない」と述べた。

 検察側は、鈴香被告が日記に「後悔や反省はしているが、罪悪感はほとんど感じない。米山さんがなんで怒っているのかわからない。まだ(子供が)2人残っているではないか」などと記していたことを明らかにした。

 勝弘さんは「普通の親なら一人ひとりがかけがえのない存在だ。被告は人ではない」と憤りをあらわにし、「豪憲のことを思いださない日はない。魂がある限り、私たちは許すことができない。豪憲も死刑を望んでいると思う」と語った。

 また、豪憲君が行方不明になった当日、鈴香被告が「豪憲君は見なかった。おばが新聞配達をしているから聞いてあげる」と話しかけてきたことを明らかにし、「犯人と疑われないための偽装工作だと感じている。私たちをバカにしてせせら笑っていたとしか思えない」と非難した。

 午後には母、真智子さんに対する証人尋問が行われるほか、鈴香被告への被告人質問も予定されている。

 起訴状によると、鈴香被告は昨年4月9日、自宅近くの橋の欄干から長女、彩香ちゃん=当時(9)=を突き落として殺害。

 5月17日には自宅玄関で2軒隣に住む豪憲君の首を腰ひもで絞めて窒息死させ、遺体を遺棄した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071212-00000106-san-soci


【豪憲君の両親出廷(1)】

(1)目もくれず…鈴香被告を“完ムシ”

(2)変わり果てた姿…「妻と2人で遺体なでた」

(3)アリバイ工作「馬鹿にして、せせら笑って…許せない」

(4)鈴香被告の手紙「サル芝居の台本」

(5)「いまも豪憲を利用している!」

(6)驚愕「鈴香の日記」

(7)鈴香日記「彩香に比べ罪悪感ない」
(8)母親が証言台へ 被告とは「肌が合わない」

(9)フラッシュバック「遺体、司法解剖、小さな棺」
(10)母悲痛の怒り「息子を返せ!」
(11完)無神経「まだ2人子供いるのになぜ怒る」鈴香日記

【鈴香被告 再び証言】

(1)暴言日記イライラ「人生比べてしまい」

(2)ゴウゲン君、いやゴウケン君「わ、わたしはどうしたら…」

(3)「私よりも私のこと知っている」鑑定医には“好意”
(4)豪憲君両親への悪口書いた10月23日「被告人質問の準備で大変です」

(5)「検事あわれな人」「裁判どうでもいい」日記に

(6)暴言だけでない いい加減な約束「月命日は手紙書く」

(7)女性裁判官厳しく確認「子供失ったら悲しいのか? 嬉しいのか?」
(8)事件の核心つく女性裁判官 鈴香被告「橋にいたことも直後に忘れた」

(9完)こだわる授業参観「毎回行った!」 豪憲君母の証言に反論



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