大関魁皇が引退へ

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071124-00000089-nks-spo
11月24日10時1分配信 日刊スポーツ

 大関魁皇(35=友綱)が、今場所限りで引退することが23日、明らかになった。地元の福岡・直方市後援会の幹部が明かした。勝ち越しがかかったこの日は、横綱白鵬(22)に突き落とされ、7勝6敗とした。仮に残り2日の間に勝ち越してかど番を脱出しても、千秋楽まで取り切って20年の土俵人生に別れを告げる。

 魁皇が、わずかに残った気力を振り絞って、最後の2番に臨む。左太もも裏痛に苦しむなど、満身創痍(そうい)の体にムチを入れ、気力だけで13日目まできた。大関として優勝争いに絡めず、役割を果たせなくても、相撲への愛着が支えになっていた。その愛情が薄れたわけではない。執着に変わる前に、キッパリ辞める決意を固めた。

 地元後援者は「たとえ勝ち越しても大関は今場所を最後に引退すると聞いています。千秋楽の翌日には、こっち(直方市)に戻って、引退あいさつをすると思います。我々も心の準備はしています」と証言した。実は、九州場所前の恒例行事となった直方激励会で、魁皇は応援してくれた恩人たちに決意を伝えていた。

 この日、勝ち越しを懸けて挑んだ白鵬戦で、踏み込みが浅く、力負けした。「まっすぐ当たったと思いましたけどね、押し込まれて何にもできなかった。力を残してもしょうがないんで、あと2日、全力でやります」と振り返った。横綱相手とはいえ、軽々とリンゴを握りつぶしたかつてのパワーは影を潜めた。大関の地位を築かせてくれた力強い右上手投げも、今場所は1度も試みていない。

 友綱親方(元関脇魁輝)は「引退を相談されたことはないよ」と、今場所限りの引退を否定した。魁皇も打ち出し後、福岡・粕屋郡の部屋に戻り、引退に関する質問には「今場所がまだ終わってないし、今は相撲に専念するだけです」と明言は避けた。まだ付け人にも「引退」の2文字を告げていないが、長年支えてくれた何人かには本音を伝えている。

 今場所前に魁皇は「入門の時は何にも知らずに入ったから、せめて引退の時期はオレが決めたい」と話していた。過去、2度の引退勧告をしている師匠も「ここまできたら、大関が決めればいい。オレは見守るだけだよ」と引退時期は一任。88年春場所入門の同期・貴乃花、若乃花、曙らがそれぞれの道を進む中、遅咲きの大関も、来月からは第2の人生を歩むことになる。


 引退後は、部屋付きの親方として、指導者の道に進む。外国人や学生相撲出身者が多い今「オレらの時代は、けいこ場で倒れる寸前までけいこして満足感があったけれど、今はすぐ力を抜くんだよな。時代の流れかもしれないけれど、古き良きものを守りたいね」と話したことがある。平成を代表する大関が、たたき上げの日本人横綱を育てる日も、そう遠くはない。

 ◆魁皇博之(かいおう・ひろゆき) 本名・古賀博之。1972年(昭和47)7月24日、福岡県直方市生まれ。88年春場所、元横綱貴乃花、曙、若乃花らとともに初土俵。90年名古屋場所で三段目優勝、91年名古屋場所で幕下優勝。92年初場所の新十両時に「古賀」から「魁皇」へ改名した。93年夏場所新入幕、94年夏場所新3役。00年夏場所に14勝1敗で初優勝を果たした。同年7月に大関昇進。3賞獲得15回(殊勲10、敢闘5)。幕内優勝5回。得意は左四つ、上手投げ。184センチ、171キロ。家族は99年に結婚した元プロレスラーの充子夫人。血液型A。

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魁皇 - 友綱部屋

魁皇後援会 - これまでの成績

十一月場所 幕内の星取表 - 魁皇は7勝6敗。Yahoo!スポーツ



負越したら引退というのは 

今場所はじまる前から言われていたけど


これは場所のたびに出る話だと思ってた

ここのところ ギリギリで相撲を取ってたもんね


近いうちに来る知らせとも認識してたものの

やっぱり 引退が決まると寂しい・・・


あと二日間 魁皇らしい相撲を取って欲しいものです。





25日追記


引退は否定したようですね・・・

マスコミに踊らされてしまった・・・・・・ドクロ



かど番脱出!魁皇引退危機乗り越えた
11月25日10時59分配信 デイリースポーツ
 大相撲九州場所14日目(24日・福岡国際センター)、大関魁皇が引退危機を乗り越えた。琴光喜との大関対決を下手投げで制して8勝6敗と勝ち越し、史上ワースト11度目のかど番を脱出した。
 男の意地が爆発した。魁皇は立ち合いこん身の力で当たり、左腕をたぐる。琴光喜の体勢が崩れたところを瞬時に二本差し、豪快な左下手投げで土俵に転がした。
 2日連続で大入り満員となった場内が沸きに沸いた。相撲人生を懸けた大一番を前へ出る会心の相撲で、不名誉な史上ワースト11度目のかど番を脱出。「今日は場内の声援も聞こえないほど集中していた。本当に何も考えず、立ち合いで迷わず思い切っていけたのがよかった」と、心なしか目を潤ませて振り返った。
 秋場所で左太もも裏を痛めて途中休場。今場所は満足なけいこもできず、進退を懸けて臨んだ。満身創痍(そうい)の体では思うように星が挙がらず、10日目の時点で5勝5敗。胃が痛くなるような重圧の中、14日目でようやく現役続行切符をもぎ取った。
 「正直もう駄目かなと思ったこともあった。でも、やめるのは簡単。あきらめるわけにはいかなかった。苦しいからこそ向かっていかなくては」。ともすれば消えそうになる闘志の炎を大事に大事につないで結果を残した。
 今後は九州巡業(12月2~4日)で応援してくれた地元ファンに感謝の気持ちを伝え、来年初場所(1月13日初日、東京・両国国技館)で再び土俵に上がる。「来年も相撲を取るつもりでやる。とことん飽きられるまでやるのもひとつの生き方だ」。相撲人生最大の危機を乗り越えた魁皇は、まだ先を見つめる。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071125-00000009-dal-fight


魁皇、11度目のカド番脱出…現役続行「もちろん」

 魁皇、残った――。福岡市博多区の福岡国際センターで開かれている大相撲九州場所14日目の24日、引退のピンチに立たされていた大関魁皇(35)(本名・古賀博之、福岡県直方市出身、友綱部屋)が大関琴光喜を破って8勝目を挙げて勝ち越し、史上最多11度目のカド番脱出を果たした。


 左太ももの故障を抱えながらも、ご当所場所で危機を脱した大関は、来年の現役続行について「もちろん、そのつもり」と明言した。


 7586人が詰めかけて満員御礼の垂れ幕が下がった会場は、大関が土俵に上がると、手拍子や魁皇コールで応援ムード一色。必死の相撲で琴光喜を倒した瞬間、盛り上がりは最高潮に達した。魁皇は勝ち残りの土俵下に座ると、大きく肩で息をしながら、感極まったように目を潤ませた。


 これまで何度も引退危機を乗り越えてきたが、今場所は直前に故障が再発しただけに引退を心配する声も多かった。だが、大方の予想を覆すようにカド番を切り抜けた。35歳のベテランは「とことん、飽きられるまで、やるのも一つ……」。こんな言葉を口にしてタクシーに乗り込んだ。


 家族3人で観戦した福岡市南区の団体役員篠崎勝信さん(68)は「勝ち越せて良かった。体力の続く限り、一日でも長く取ってほしい」と喜んでいた。


 ◆「前に前に」魁皇攻めた
 苦闘が続く土俵で魁皇が執念を実らせた。「苦しいからこそ、向かって行かなければいけない。その気持ちを忘れないように」琴光喜の腕を手繰って崩し、もろ差しで攻め込んだ。「前に前に」という必死の相撲。最後は、押しつぶすような左下手投げで大きな一番を制した。
http://kyushu.yomiuri.co.jp/sports/spomain/sp_07112502.htm


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