http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071122-00000907-san-soci
11月22日10時46分配信 産経新聞
秋田連続児童殺害事件で、殺人と死体遺棄の罪に問われた無職、畠山鈴香被告(34)の第9回公判が、22日午前10時半から秋田地裁(藤井俊郎裁判長)で始まった。公判では検察側の証人尋問が行われ、証人として鈴香被告を取り調べた秋田県警の捜査員が出廷。この後、前秋田地検検事の尋問も予定されている。
弁護側は冒頭陳述で、鈴香被告が捜査段階で黙秘権や弁護権を侵害されたうえ、意に沿わない調書に署名させられたりするなど、「非道極まる取り調べ」を受けていたと主張。被告人質問でも鈴香被告は県警の捜査員や地検の検事から取り調べで暴言を吐かれたり、体調不良を訴えても休ませてもらえなかったなどと訴えていた。
しかし、検察側はこうした自白の任意性を問う姿勢に猛反発。被告人質問では留置記録を持ち出して実際には休憩が与えられていたことを明らかにしたり、鈴香被告の“虚言”を具体的エピソードで示すなどして、鈴香被告の発言に疑問を呈してきた。
今回、証言を行う捜査員と検事は、被告人質問で鈴香被告が暴言を吐かれたと名指しした2人。検察側は、2人に取調室の中の状況を直接問いただし、自白に任意性があったことを明らかにする方針だ。
起訴状によると、鈴香被告は昨年4月9日、自宅近くの橋の欄干から長女、彩香ちゃん=当時(9)=を突き落として殺害。5月17日には自宅玄関で2軒隣に住む豪憲君の首を腰ひもで絞めて窒息死させ遺体を遺棄した。
公判は年内に12回を予定しており、年明けに結審、来春に判決が予定されている。
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【鈴香被告公判ライブ】
(1)捜査員登場、被告の言い分を全面否定 「けっこうヘビースモーカー」
(2)「一部ウソだと思った」「被告は1回では認めない」捜査員証言
(7)「容疑者は体を震わせ誰かに頼る」
(8)「誘導じゃないか」「とんでもない!」
(9)「夜に子供を欄干に乗せるのは不可解」
(12)「向き合えるかもしれない…」 彩香ちゃんの殺意認めた
(13)なぜか証人の検事に丁寧な弁護人 本筋になかなか入らず…
(14)「約束」「遺体写真」めぐり検事VS弁護側ヒートアップ
(17完)裁判長は疑問を口に… 9時間半に及ぶロングラン尋問終了
藤里連続児童殺人事件 - 秋田魁新報
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